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ミコナとかぷせるあにまるず

あれやこれやと煩わされます

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「王様、こんにちは!」

「王様、こんち~」

先ほどの男の子と別れても、次々と声が掛けられます。オウの存在は、このスーパーではすっかり有名になっていたようです。

「うむ! 重畳である!」

そうしてご機嫌でオウが子供達の相手をしてくれている間に、カリナは買い物を済ませます。子供達の親も、その隙にとばかりに買い物を進めてました。本当なら目を離すべきじゃないんでしょうが、どうしてもあれやこれやと煩わされますからね。子供と一緒に買い物って。

だけど、オウを前にすると子供達は、

「王様、王様、それで亀のお話は!?」

「亀さん、助かった?」

オウが語ってくれるお話を楽しみにしてるみたいで、おとなしく話を聞きながら待っててくれるんです。

「それだがな、亀は……!」

もったいぶってオウがそう言うと、子供達も前のめりになって、

「しっかりと助けられおったわ! 今は元の池で元気にしておる!」

オウが明かすと、

「やったあ!」

「よかった!」

満面の笑みになったのでした。

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