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ミコナとかぷせるあにまるず
お仕事頑張ってください!
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「オウ? 王様!?」
女の子は目を真ん丸にして声を上げました。
「鳥さん、王様なの!?」
キラキラした感じで問い掛ける女の子に、オウは、
「そうだ! 俺は王様だ!」
と口にします。確かにオウは今、<王様>としてドンキーに乗ってたんですけどね。家でも本人的には王様のつもりなんでしょうし、間違ってはいないのでしょう。
すると女の子は、
「王様! お仕事頑張ってください!」
声を上げながら大きく頭を下げました。まるで臣下のように。そんな女の子の姿を見て、オウはますますふんぞり返って、
「うむ! 苦しゅうない! 大儀である!」
とか上機嫌で。そして青信号になり横断歩道を渡ると、女の子はオウやカリナとは別の方向へ歩いていきました。
「ばいばーい! 王様♡」
女の子が手を振り、母親はちょっと困ったような表情しながらも頭を下げて。
そんな光景に、カリナはすごく微笑ましいものを感じたのでした。
女の子は目を真ん丸にして声を上げました。
「鳥さん、王様なの!?」
キラキラした感じで問い掛ける女の子に、オウは、
「そうだ! 俺は王様だ!」
と口にします。確かにオウは今、<王様>としてドンキーに乗ってたんですけどね。家でも本人的には王様のつもりなんでしょうし、間違ってはいないのでしょう。
すると女の子は、
「王様! お仕事頑張ってください!」
声を上げながら大きく頭を下げました。まるで臣下のように。そんな女の子の姿を見て、オウはますますふんぞり返って、
「うむ! 苦しゅうない! 大儀である!」
とか上機嫌で。そして青信号になり横断歩道を渡ると、女の子はオウやカリナとは別の方向へ歩いていきました。
「ばいばーい! 王様♡」
女の子が手を振り、母親はちょっと困ったような表情しながらも頭を下げて。
そんな光景に、カリナはすごく微笑ましいものを感じたのでした。
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