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ミコナとかぷせるあにまるず
変な鳥さん
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「よし、じゃあ買い物に行くぞ!」
亀騒動も落ち着いたその日、オウはいつものようにカリナにそう声を掛けました。オウとカリナとドンキーでの買い物は、すっかり習慣になっています。
「はっはっは! 進め! 進め!」
オウはドンキーの上に乗って、それこそ王様気分ではしゃいでいます。ルリアの魂が分離してからはかなり幼い感じになりましたけど、王様っぽい振る舞いはそのままでした。
すると、信号待ちで立ち止まっていた時、
「む?」
オウは自分をじっと見つめる視線に気付きました。それは、母親らしい女の人に連れられた、三歳くらいの女の子でした。女の子は、
「ママ、変な鳥さん」
オウを指差しながら母親に向かってそう言います。
「え? あ、ごめんなさいね」
母親は慌ててカリナに向かって頭を下げます。カリナも、
「いえ、大丈夫ですから」
頭を下げました。すると、オウが、
「俺は鳥ではない、オウだ!」
やっぱりふんぞり返って言ったのでした。
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