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ミコナ
みんな、大好き♡
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「ただいま~、ああ、疲れた~♡」
セイラもエティトとルプスも帰った後、ミコナがそう言って家に戻ってきました。
「ただいま~♡」
ルイネとエンファもまるで自宅のように戻ってきます。
「白熱したいい勝負だったな!」
「ホンマや、燃えたで!」
「だが、負けたのは不甲斐ない!」
「まったくだ!」
「僕はミコナとエンファ、頑張ったと思うけどな……」
ウルとティーさんとオウとフカとガーも、言いながら戻ってきます。口ぶりだけじゃなく、表情もどこかあどけなさが感じられる様子。というのも、ルリアのの魂が抜けて、それぞれかぷせるあにまるとして起動して以降の新しい記憶や経験を基に人格が形成されて魂を生じさせ、ルリアとは別の存在として残ったんです。
そう。せっかく生まれたウル達が消えてしまうことはなかったんです。これは本当に嬉しい誤算。
確かにそれまでよりは幼い感じになってしまいましたけど、でも、いなくなってしまうよりずっとマシ。それに、ここでミコナと過ごした時の記憶もちゃんと残ってます。ルリアの存在が影響して大人びた感じになっていただけのようですね。
だから、正確には今のウル達こそが本来の姿。それをミコナも分かっています。
「私は楽しかったからそれでいいよ♡ みんながこうして一緒にいてくれるからそれでいい♡」
それがミコナの本音でした。もしかしたらお別れしなくちゃいけないかもと思ったみんなが残ってくれた。その上、ママまでちゃんと帰ってきてくれた。
「私、本当に幸せだよ! みんな、大好き♡」
満面の笑顔でそう口にするミコナを、ルリアが、ハカセが、ウルが、ティーさんが、オウが、フカが、ガーが、カリナが、ルイネが、エンファが、笑顔で見てたのでした。
セイラもエティトとルプスも帰った後、ミコナがそう言って家に戻ってきました。
「ただいま~♡」
ルイネとエンファもまるで自宅のように戻ってきます。
「白熱したいい勝負だったな!」
「ホンマや、燃えたで!」
「だが、負けたのは不甲斐ない!」
「まったくだ!」
「僕はミコナとエンファ、頑張ったと思うけどな……」
ウルとティーさんとオウとフカとガーも、言いながら戻ってきます。口ぶりだけじゃなく、表情もどこかあどけなさが感じられる様子。というのも、ルリアのの魂が抜けて、それぞれかぷせるあにまるとして起動して以降の新しい記憶や経験を基に人格が形成されて魂を生じさせ、ルリアとは別の存在として残ったんです。
そう。せっかく生まれたウル達が消えてしまうことはなかったんです。これは本当に嬉しい誤算。
確かにそれまでよりは幼い感じになってしまいましたけど、でも、いなくなってしまうよりずっとマシ。それに、ここでミコナと過ごした時の記憶もちゃんと残ってます。ルリアの存在が影響して大人びた感じになっていただけのようですね。
だから、正確には今のウル達こそが本来の姿。それをミコナも分かっています。
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それがミコナの本音でした。もしかしたらお別れしなくちゃいけないかもと思ったみんなが残ってくれた。その上、ママまでちゃんと帰ってきてくれた。
「私、本当に幸せだよ! みんな、大好き♡」
満面の笑顔でそう口にするミコナを、ルリアが、ハカセが、ウルが、ティーさんが、オウが、フカが、ガーが、カリナが、ルイネが、エンファが、笑顔で見てたのでした。
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