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ミコナ
サンギータ
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そうやってティーさんと楽しそうに話す子の中に、サンギータという六年生の女の子がいました。
「アハハ♡ ウケるう~!」
サンギータは、肩までの髪をショッキングピンクに染め、丈の短いタンクトップ、かろうじて腰骨に引っかかる程度のローライズのデニムのショートパンツ、フェイクレザーのショートブーツという、いかにも挑発的な恰好をした女の子でした。
すでに胸も膨らんできてるのにブラも着けず、おへそは当然丸出し。屈めばショーツが覗くという格好ですから、さすがに学校側からも何度も指導が入っています。
けれど彼女は、
「個人の自由じゃん!!」
と言い張って聞く耳を持ちません。しかも、
「そんなに肌の露出が多い、下着まで見えるような服装は、小学生には相応しくない!」
と服装を注意しようとする男性教師に対しては、
「ああん? センセーは小学生の女子をそんな目で見てるんですかぁ~? それっておかしくないですかぁ~? 相手は子供ですよ~? センセーは大人なのに子供の体をエロ視点で見るんですかぁ~? 教育委員会に訴えますよ~? 『センセーがエロい目で女子を見てます~』ってぇ」
とか言って煙に巻くんです。さすがに学校としても他の生徒への示しという点で心配もしてるんですが、実はこの種のファッションそのものは、もう何十年も前の流行であり、今では本当に好きでわざわざそれを選ぶ人がするものという認識なので、真似をする生徒はほんの数人、それも彼女ほど突き抜けたものでもありませんでした。
だからこそ余計にサンギータの存在が目立つんですよね。
それは翻って、彼女には彼女なりの信念があってその恰好をしてるということでもあるんでしょうけど。
「アハハ♡ ウケるう~!」
サンギータは、肩までの髪をショッキングピンクに染め、丈の短いタンクトップ、かろうじて腰骨に引っかかる程度のローライズのデニムのショートパンツ、フェイクレザーのショートブーツという、いかにも挑発的な恰好をした女の子でした。
すでに胸も膨らんできてるのにブラも着けず、おへそは当然丸出し。屈めばショーツが覗くという格好ですから、さすがに学校側からも何度も指導が入っています。
けれど彼女は、
「個人の自由じゃん!!」
と言い張って聞く耳を持ちません。しかも、
「そんなに肌の露出が多い、下着まで見えるような服装は、小学生には相応しくない!」
と服装を注意しようとする男性教師に対しては、
「ああん? センセーは小学生の女子をそんな目で見てるんですかぁ~? それっておかしくないですかぁ~? 相手は子供ですよ~? センセーは大人なのに子供の体をエロ視点で見るんですかぁ~? 教育委員会に訴えますよ~? 『センセーがエロい目で女子を見てます~』ってぇ」
とか言って煙に巻くんです。さすがに学校としても他の生徒への示しという点で心配もしてるんですが、実はこの種のファッションそのものは、もう何十年も前の流行であり、今では本当に好きでわざわざそれを選ぶ人がするものという認識なので、真似をする生徒はほんの数人、それも彼女ほど突き抜けたものでもありませんでした。
だからこそ余計にサンギータの存在が目立つんですよね。
それは翻って、彼女には彼女なりの信念があってその恰好をしてるということでもあるんでしょうけど。
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