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ミコナ
昨日はありがとうございました
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「昨日はありがとうございました。おかげで有意義な時間を過ごすことができました」
学校に着いて教室に入ると、セイラがそう話しかけてきました。それと同時に、
「皆さんの憩いの時間をかき乱してしまったことについては深くお詫びします」
丁寧に頭を下げてくれました。これが、セイラなんですね。
彼女の脇には、アルマの姿も。ソリティがまだまだマインを必要としているので、その間、セイラがアルマを支えます。
本当はそういうのはアルマの両親の役目のはずですけど、彼女の両親は優しいけれど、それはお人好しというだけのことで、実は、娘のことはよく見えていないというのも事実なのでしょう。
だからそれをセイラが補ってくれている。ということで。
それはさておき、セイラに頭を下げられて、
「ああ、うん、大丈夫だから……!」
ミコナは手を振りながら応えました。実際、セイラのことはそんなに気にしていませんでしたし。
そこに、
「おはよー!」
今度はエティトがルプスと一緒に教室に入ってきて、大きな声で挨拶を。
「おはよ~」
「おはよっす」
クラスのみんなが応える中、エティトもミコナのところに来て、
「いやあ、昨日はごめんな~。騒がせちゃって」
セイラと同じように詫びてきます。エティトも気にしてたみたいですね。だからまた、ミコナは、
「ううん、いいんだよ。平気だから」
やっぱり手を振ります。
それを確かめたエティトは、今度はセイラに向き直って、
「あんたの依頼の後でいいから、私もかぷせるあにまる作ってもらうことにしたから」
と告げて、
「というわけで、ごめん、みんなのはもうちょっと先になるから!」
教室中にいるみんなに向かって言ったのでした。
学校に着いて教室に入ると、セイラがそう話しかけてきました。それと同時に、
「皆さんの憩いの時間をかき乱してしまったことについては深くお詫びします」
丁寧に頭を下げてくれました。これが、セイラなんですね。
彼女の脇には、アルマの姿も。ソリティがまだまだマインを必要としているので、その間、セイラがアルマを支えます。
本当はそういうのはアルマの両親の役目のはずですけど、彼女の両親は優しいけれど、それはお人好しというだけのことで、実は、娘のことはよく見えていないというのも事実なのでしょう。
だからそれをセイラが補ってくれている。ということで。
それはさておき、セイラに頭を下げられて、
「ああ、うん、大丈夫だから……!」
ミコナは手を振りながら応えました。実際、セイラのことはそんなに気にしていませんでしたし。
そこに、
「おはよー!」
今度はエティトがルプスと一緒に教室に入ってきて、大きな声で挨拶を。
「おはよ~」
「おはよっす」
クラスのみんなが応える中、エティトもミコナのところに来て、
「いやあ、昨日はごめんな~。騒がせちゃって」
セイラと同じように詫びてきます。エティトも気にしてたみたいですね。だからまた、ミコナは、
「ううん、いいんだよ。平気だから」
やっぱり手を振ります。
それを確かめたエティトは、今度はセイラに向き直って、
「あんたの依頼の後でいいから、私もかぷせるあにまる作ってもらうことにしたから」
と告げて、
「というわけで、ごめん、みんなのはもうちょっと先になるから!」
教室中にいるみんなに向かって言ったのでした。
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