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ミコナ

やらなければいけないのなら

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みんなで夕食を終え、カリナは仕事を終えて帰り、ミコナはウルやティーさんやガーと一緒にお風呂に入り、リビングでアニメを見ながらくつろいで、寝る時間になると、やっぱりウルやティーさんやガーと一緒に寝室へ行って、寝ました。

そうして静かになったリビングに、一段落をつけたハカセが研究室から出てきて、自分でコーヒーを淹れてくつろぎました。

すると、オウが、

「どうだ調子は?」

棚の上から尋ねてきます。

「そうだね。今のところは、全く見当もつかないよ。ここまでは、何も問題ないと思うんだ。依代として使えるのは、どういう物品であるのかや材質については特に影響はないのは分かってる。

マナ転換炉を依代に使ったことも、そんなに影響はないと思う。それよりは単純に、かぷせるあにまるとして動作させるための人工頭脳の容量不足が原因だと思うんだ。だけど、理論上はこれで十分だったはず。ただただ大きな人工頭脳を積めばいいというわけじゃない。

それなら、動作すること自体がなかったはずなんだ。これまでの依代と同じで、動くことなく夢の中で会えるだけのはずなんだよ。それが、五つに分かれて動けてしまったというのが分からない。

なぜ、そんなことになるのか……

でも、結果には必ず原因がある。原因のない結果はありえない。原因がないように見えるのは、ただ単に見落としているだけだ。僕はこれからその見落としを探さなければならない。

正直、海に落とした針を探すようなものかもしれないけどね」

そう言ってハカセは苦笑いを浮かべた。それに対してオウは、

「やらなければいけないのなら、やるしかないだろう。お前が始めたことだ。尻は自分で拭くんだな」

きっぱりと言ったのでした。

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