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ミコナ

仲良くしようよ!

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『ここはミコナとハカセの家だ! お前らの家じゃない! わきまえろ!』

そうですね。フカの言うことももっともでしょう。他人の家にお邪魔しておいてそこで言い合いを始めるとか、失礼にもほどがります。

「ごめん……!」

「失礼いたしました。冷静さを欠いてしまいました」

エティトとセイラが頭を下げます。だけど、その上で、セイラは、

「それでも私は、お聞きしないといけないことがあるんです」

ハカセに向かって言いました。するとハカセは、

「分かった。じゃあ、僕の研究室で話そう」

そう言って、研究室へと向かいます。

「ありがとうございます」

セイラはお礼を口にしながら後に続きました。その様子を見送りながら、フカも、

「ふん…! まあ、ハカセがいいってんなら勝手にすればいいけどよ」

そう言ってそっぽを向きます。

「いや、ホントにごめん、カッとしちゃって」

エティトが、ミコナに向かってお詫びを。

「エティトは熱血だから」

ルプスが笑顔で言いました。

「うん、大丈夫だよ。気にしてない」

ミコナも小さく手を振りながら応えて。そこに、オウが。

「そうだ。気にすることはない。言うべきことは言うのが大事だ。フカが気にし過ぎなのだ」

やっぱり翼を広げてふんぞり返って言うんです。

そんなオウに、フカは、

「は…っ! 自分のテリトリーで他人が諍い起こすのを許すとか、随分とご立派な王様がいたもんだ……!」

睨みつけながらそんなことを。

「貴様……!」

今度はフカとオウが火花をちらし始めて、

「ごめんごめん、マジで私が悪かったから! ケンカはやめて。どっちもミコナのママなんだろ? 仲良くしようよ!」

エティトが間に入ったのでした。

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