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何して遊ぶ?
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ルイネとエンファについては、ミコナのママが亡くなった後にできた友達だったから、ウル達は知りませんでした。
だから紹介したわけですが、さすがにルイネやエンファがミコナに救われたことまでは言いません。こういう場で話すのはちょっと違うでしょうし。
そんなわけで、
「じゃあ、何して遊ぶ?」
ミコナは話題を切り替えてきました。みんなもそれに乗ってきます。
「なにしよう?」
「みんなで遊べるのがいいな」
ルイネとエンファが言うと、
「だったら、かくれんぼをしよう。僕達が隠れるから、ミコナとルイネとエンファが見付けて」
ウルが提案しました。
「そりゃ、いいでんな。ワイらやったら体も小さいし、隠れられるところも多いし」
確かに。
この辺りは見晴らしが良くて人間だと隠れられる場所があまりありません。でも、ウル達ならちょっとした物陰にだって隠れられます。
「……」
ちょうど、ガーも目を覚ましました。
「よし、これで3対3だね。さあ、見付けてみて!」
ウルがそう言って、かくれんぼが始まります。
「ガーはん、かくれんぼや。ワイらが隠れるんでっせ」
「え…? あ、うん……」
起きたばかりであまり状況が分かってないガーを、ティーさんが連れて行きます。
そうしてウル達が隠れる間、ミコナとルイネとエンファの三人はテーブルに顔を伏せて待ちます。
そんな様子を、オウとフカは屋根の上から見下ろしつつ、周りに視線も送っていました。
見張りのつもりなのでしょう。フカが言ったとおり、<セキュリティ>を務めるということで。
この平和なアニマタウンでどれだけ意味があるかは分かりませんけど、やる気だけは確かなようです。
しかも、上から見下ろしてるオウとフカには、ウル達が隠れる様子が丸見えでした。
庭に水を巻くためのホースのドラムの陰に隠れたウルも、垣根の中に入ったガーも、ガーが隠れた垣根のすぐ近くの草の陰に隠れたティーさんもです。
だから紹介したわけですが、さすがにルイネやエンファがミコナに救われたことまでは言いません。こういう場で話すのはちょっと違うでしょうし。
そんなわけで、
「じゃあ、何して遊ぶ?」
ミコナは話題を切り替えてきました。みんなもそれに乗ってきます。
「なにしよう?」
「みんなで遊べるのがいいな」
ルイネとエンファが言うと、
「だったら、かくれんぼをしよう。僕達が隠れるから、ミコナとルイネとエンファが見付けて」
ウルが提案しました。
「そりゃ、いいでんな。ワイらやったら体も小さいし、隠れられるところも多いし」
確かに。
この辺りは見晴らしが良くて人間だと隠れられる場所があまりありません。でも、ウル達ならちょっとした物陰にだって隠れられます。
「……」
ちょうど、ガーも目を覚ましました。
「よし、これで3対3だね。さあ、見付けてみて!」
ウルがそう言って、かくれんぼが始まります。
「ガーはん、かくれんぼや。ワイらが隠れるんでっせ」
「え…? あ、うん……」
起きたばかりであまり状況が分かってないガーを、ティーさんが連れて行きます。
そうしてウル達が隠れる間、ミコナとルイネとエンファの三人はテーブルに顔を伏せて待ちます。
そんな様子を、オウとフカは屋根の上から見下ろしつつ、周りに視線も送っていました。
見張りのつもりなのでしょう。フカが言ったとおり、<セキュリティ>を務めるということで。
この平和なアニマタウンでどれだけ意味があるかは分かりませんけど、やる気だけは確かなようです。
しかも、上から見下ろしてるオウとフカには、ウル達が隠れる様子が丸見えでした。
庭に水を巻くためのホースのドラムの陰に隠れたウルも、垣根の中に入ったガーも、ガーが隠れた垣根のすぐ近くの草の陰に隠れたティーさんもです。
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