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91.初夜(2 アデルバート視点)※R18です

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そろそろ頃合いか………。
私はとろとろに蕩けたそこに指を差し込んだ。

「痛いか?」
「痛くは、ないです………」

涙を零しながら、シャトレーヌは答えた。痛みを我慢しているのだろう。私はそっと涙を拭ってくやる。
生娘を相手にするのは初めてだが、相当辛いという。

「生娘には辛い行為と聞く。なるべく痛みがないよう、努力しよう」

私は徐にシャトレーヌから離れると、媚薬効果のある香油の入った瓶を手に取った。

「それ、は?」

「破瓜の痛みを和らげる効果のある香油だ」

不安そうなシャトレーヌに説明しながら瓶の中身を数滴手に取ると、震える花弁に、丁寧に塗っていく。


「ああっ………あでる、ばーと………さまぁ……」


可愛らしい喘ぎ声が、寝室に響く。

「面白いほど効果が出たな。もう一度、指を入れるぞ」
「あっ、んんんっ!」

指を差し入れると、その声が高まっていく。ゆらゆらと腰を動かしているのは無意識だろうが、とても艶めかしい。

「いい声で啼くな、私の花嫁」

そこからとろりと密が溢れ出してきた。

「気持ちがいいようだな。もう一本、指を増やすぞ」
「ひうっ!あ、あああっ」

悲鳴にも近い声を上げてシャトレーヌが身悶える。
だいぶ解れてきた様子だ。
私は指を抜くと、代わりに欲望の証を花弁に宛てがう。

「ひぃっ!?あっ、ああっ………!」

本当は一思いに奥まで貫きたい気持ちを必死に堪えて、じりじりと腰を進める。
半分ほど挿入したところで、シャトレーヌが悲鳴を上げ、美しい顔を歪めた。

「い、痛っ………!」
「かなり念入りに解したつもりだが、まだ足りなかったか。………っ、すまぬが少しだけ堪えろ」

やはり、破瓜の瞬間は痛みを伴うようだ。
もっと優しくしてやりたいが、私とてその余裕はない。ならばいっそ一気に貫いた方が苦しみはすくないか………。
私はずん、と腰を打ち付けた。

「きゃあああっ!」

シャトレーヌの中に、自身を全て収めると、得も言われぬ幸福感に満たされるのが分かった。

「………これで、お前は名実共に私の花嫁だ」

私の、私だけの花嫁。
私は神と、シャトレーヌを選んだ陛下に心から感謝した。
シャトレーヌの顔を覗き込むと、シャトレーヌはぽろり、と涙が零した。
あまりの痛みに耐えかねて涙を流したのか、はたまた乙女を失ったことへの悲しみかは分からない。………だが、もう私は彼女を離してやることはできない。
子を成したら離縁しようと思っていたことが信じられないほどに、シャトレーヌに執着心を持っているのを自覚した。
私は彼女を宥めるようにそっと頭をそっと撫でた。
少しすると、シャトレーヌの膣内がヒクヒクと動くのを感じる。
更に強い刺激を催促するかのようなその動きに、私は己を失いそうになる。

「………そろそろ馴染んだか。動くぞ」
「あっ………ああっん」

そう宣言すると、私は腰をゆるゆると揺さぶり始めた。
私の動きに合わせてシャトレーヌの腰が揺れる。
結合部からはグチュグチュという、いやらしい水音が聞こえてきた。

「お前の体は、この上なく具合がいい。私のものにも絡みついて、締め付けてくる……」
「そんなつもりは………っああん!」

私はまるで初体験を迎えた青年のように、形振り構わず本能のままに腰を振る。最奥を強く突き上げると、シャトレーヌは嬌声を上げた。
彼女の全てが、愛おしい。肉体的な快感と、その想いが一致すると、さらなる快楽が私を襲った。

「く………そろそろ限界だ……!」
「ああああっ………!」

一際強く最奥を穿つと、シャトレーヌは全身を痙攣させた。
それにつられるように、私も彼女の中で果てる。
シャトレーヌの膣内に、子種を放ったという事実が、私の征服欲を満たしていく。
シャトレーヌは初めての絶頂を迎え、朦朧としているようだ。
その様子に、私は言い表せない幸せを感じ、シャトレーヌに向かって微笑んだのだった。
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