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11.初夜(3)※R18です
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ふと、アデルバート様の唇が胸から離れた。
濡れた乳首が、ひんやりとする。それがまた新しい刺激を生む。
と、アデルバート様の手が、下着にかかった。
次の瞬間には一気に引き摺り下ろされ、足から抜き取られる。
夜着は既に全て脱がされており、私は何も身につけていない状態。
「……お前は、どこもかしこも美しいな」
この世のものとは思えないような美貌の男性に、このような姿を褒められても、恥ずかしいだけ。
私は、ぎゅっと目を瞑った。
すっ、と肉付きの薄い腹部を撫でられ、その下へと指が進む感覚に、私は身を強張らせる。
「力を、抜け」
いつの間にかバスローブを脱いだアデルバート様が、私の両足の間に割って入る。
薄っすらと目を開けると、アデルバート様の広い胸板が目に入った。
軍人らしい、鍛え上げられた体には、無数の傷跡があった。殆どが小さいものだけれど、中にはやや深い傷を治療した跡もあった。
「考え事とは、余裕だな」
「ああっ!」
大きく開かれた下肢の中心部を、アデルバート様の指が掠めた。
突然の刺激に驚いて逃げ出そうとすると、それを咎めるかのように強い力で腰を掴まれる。
「な……にを……ひあっ!」
自分自身ですら触れたことの無い花芯に吐息が触れた。
そして、信じられないことにアデルバート様の舌が、そこを舐め上げたのだ。
「やめっ……そんなところ……!」
敏感な部分を、ねっとりとしたアデルバート様の舌が触れる度に、下腹部から熱が湧き出してくる。
その部分を啜られる度に、じゅ、と湿った音が寝室に響く。
どれくらいの時間、その行為が続いたのか分からない程、執拗に弱い部分が責められた。
こんな行為をするだなんて、聞いていない。
「あっ、ああっ……!」
不意に、体内に異物が侵入してくる感覚に、背が弓なりに反った。
アデルバート様の長い指が、私の中に入り込んだのだ。
「痛いか?」
差し入れられた指は一本のようだけれど、異物感と圧迫感は凄まじい。
「痛くは、ないです……」
自然と涙が零れ落ちる。それを痛みを我慢していると勘違いしたのか、アデルバート様は私の涙を拭ってくださった。
「生娘には辛い行為と聞く。なるべく痛みがないよう、努力しよう」
と。アデルバート様が私の上から離れた。
私、何か失礼をしてしまったのかしら。
私が慌てて上半身を起こすと、アデルバート様はベッドサイドに用意された小さな瓶を手にした。
「それ、は?」
「破瓜の痛みを和らげる効果のある香油だ」
説明しながらアデルバート様がその瓶の中身を数滴手に取ると、私の花弁に塗り始めた。
「や……」
香油が塗られた部分が、じわじわと熱を帯びる。
そして、アデルバート様の指が行き来する度に、先程までとはの比べ物にならないほどの強烈な快感が襲ってきた。
「ああっ………あでる、ばーと……さまぁ……」
私の口から零れ出たとは思えないほど甘ったるい声。
アデルバート様の長い髪が、私の肌に触れるその感触すらも快感を生む。
「面白いほど効果が出たな。もう一度、指を入れるぞ」
「あっ、んんんっ!」
アデルバート様の指が侵入してきた途端に、脳天まで突き抜けるような激しい痺れを感じた。
「いやっ……あ……あぅ!」
痛みとは違う、言い表しようのない感覚が容赦なく私を襲う。
全身から汗が吹き出してくる。
「いい声で啼くな、私の花嫁」
もう、アデルバート様の言葉に反応する余裕はない。
弄られるその部分から、何かが溢れ出す感触を感じていたからだ。
「気持ちがいいようだな。もう一本、指を増やすぞ」
「ひうっ!あ、あああっ」
悲鳴にも近い声が、喉から漏れる。
私の体が、私のものではなくなってしまったかのように、勝手な反応をする。
私は羞恥と戸惑いと、抗えない強い快感に、また涙を溢した。
濡れた乳首が、ひんやりとする。それがまた新しい刺激を生む。
と、アデルバート様の手が、下着にかかった。
次の瞬間には一気に引き摺り下ろされ、足から抜き取られる。
夜着は既に全て脱がされており、私は何も身につけていない状態。
「……お前は、どこもかしこも美しいな」
この世のものとは思えないような美貌の男性に、このような姿を褒められても、恥ずかしいだけ。
私は、ぎゅっと目を瞑った。
すっ、と肉付きの薄い腹部を撫でられ、その下へと指が進む感覚に、私は身を強張らせる。
「力を、抜け」
いつの間にかバスローブを脱いだアデルバート様が、私の両足の間に割って入る。
薄っすらと目を開けると、アデルバート様の広い胸板が目に入った。
軍人らしい、鍛え上げられた体には、無数の傷跡があった。殆どが小さいものだけれど、中にはやや深い傷を治療した跡もあった。
「考え事とは、余裕だな」
「ああっ!」
大きく開かれた下肢の中心部を、アデルバート様の指が掠めた。
突然の刺激に驚いて逃げ出そうとすると、それを咎めるかのように強い力で腰を掴まれる。
「な……にを……ひあっ!」
自分自身ですら触れたことの無い花芯に吐息が触れた。
そして、信じられないことにアデルバート様の舌が、そこを舐め上げたのだ。
「やめっ……そんなところ……!」
敏感な部分を、ねっとりとしたアデルバート様の舌が触れる度に、下腹部から熱が湧き出してくる。
その部分を啜られる度に、じゅ、と湿った音が寝室に響く。
どれくらいの時間、その行為が続いたのか分からない程、執拗に弱い部分が責められた。
こんな行為をするだなんて、聞いていない。
「あっ、ああっ……!」
不意に、体内に異物が侵入してくる感覚に、背が弓なりに反った。
アデルバート様の長い指が、私の中に入り込んだのだ。
「痛いか?」
差し入れられた指は一本のようだけれど、異物感と圧迫感は凄まじい。
「痛くは、ないです……」
自然と涙が零れ落ちる。それを痛みを我慢していると勘違いしたのか、アデルバート様は私の涙を拭ってくださった。
「生娘には辛い行為と聞く。なるべく痛みがないよう、努力しよう」
と。アデルバート様が私の上から離れた。
私、何か失礼をしてしまったのかしら。
私が慌てて上半身を起こすと、アデルバート様はベッドサイドに用意された小さな瓶を手にした。
「それ、は?」
「破瓜の痛みを和らげる効果のある香油だ」
説明しながらアデルバート様がその瓶の中身を数滴手に取ると、私の花弁に塗り始めた。
「や……」
香油が塗られた部分が、じわじわと熱を帯びる。
そして、アデルバート様の指が行き来する度に、先程までとはの比べ物にならないほどの強烈な快感が襲ってきた。
「ああっ………あでる、ばーと……さまぁ……」
私の口から零れ出たとは思えないほど甘ったるい声。
アデルバート様の長い髪が、私の肌に触れるその感触すらも快感を生む。
「面白いほど効果が出たな。もう一度、指を入れるぞ」
「あっ、んんんっ!」
アデルバート様の指が侵入してきた途端に、脳天まで突き抜けるような激しい痺れを感じた。
「いやっ……あ……あぅ!」
痛みとは違う、言い表しようのない感覚が容赦なく私を襲う。
全身から汗が吹き出してくる。
「いい声で啼くな、私の花嫁」
もう、アデルバート様の言葉に反応する余裕はない。
弄られるその部分から、何かが溢れ出す感触を感じていたからだ。
「気持ちがいいようだな。もう一本、指を増やすぞ」
「ひうっ!あ、あああっ」
悲鳴にも近い声が、喉から漏れる。
私の体が、私のものではなくなってしまったかのように、勝手な反応をする。
私は羞恥と戸惑いと、抗えない強い快感に、また涙を溢した。
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