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19話ー『ドッグファイト』

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 勢いよく滑走路へと飛び出し、俺の機体のキャタピラーから圧縮空気が噴出される。
 内蔵されたファイアライト鉱石。
 及び、エアロライト鉱石を用いた蒸気エネルギーによるフル加速。
 例えるならそれは、

「まるで飛行機のジェットエンジンみたいな加速だ!!」

 異世界産の鉱石には、その産業エネルギーが枯渇しないと言う絶対的な利点が存在している。
 例えば心臓部に使われている駆動エンジンには、サンダライト鉱石と呼ばれる、異世界産のレアメタルが内蔵されていて、エンジン内部に取り付けられたサンダライト鉱石の働きにより、魔導戦機は、その機体を動かす為の電力エネルギーを絶やすことなく稼働できる構造となっている。
 ーー無限起動、機体が大破するまで酷使可能となったその鉱石による性能は、脚部の背面に装着されたブースターにも同じような原理が働いている。
 無限に沸き上がる熱エネルギー。
 それに風のエネルギーを利用して放出される蒸気ブースターユニット。
 名をーーエアロライトブースター。
 機体はキャタピラーを陸地に接地させつつ、僅かながらの浮力を伴い疾駆する。
 ーー時速は、既に170km/hオーバー。
 バイクの走るスピードよりも軽く速いスピードで、二機の魔導戦機ネオが滑走路のド真ん中を疾走する。

「ほう、初めてにしては上出来だ。
 まさかホバークラフト走行と、アクセルレバーを巧みに使いこなすとはな……。
 訂正しよう、なまじボンクラ冒険者と言う訳でも無さそうだ。
 恐るべき物覚えの速さだな……ッ!!」

 そう言って剣型の魔導戦機が、首を背後に振って俺の機体を眺める。
 俺とグレゴリオの機体は、尚もグングンと加速して行く。
 前方のメインモニターの四隅に映し出されている円形のアクセルメーターが、時速にして脅威の200km/hと言う数字を刻み始める。

(身体にかかる遠心力が、猛烈だな……ッ)

 横Gや縦Gと呼ばれる機体操作重力。
 その過負荷に耐えられるだけの守備力が無ければ、この機体のフル加速に堪えるのも困難だ。

(冒険者や国家王国騎士の肉体は、ステイタス補正によって、元居た世界の人類よりも遥かに強いのが特徴だ……)

 この世界に生きる人々が“新人類”と言われるだけの由縁でもある。

「お褒めに預かりありがとよッ!!」

 だが、これは余興とは言え決闘の“一部”だ。

(ーー俺は、コイツにだけは負けられない)

 港湾に面する滑走路を急カーブで左へと曲がる。
 L字クランクを揃って披露しながら、二人揃ってカーブを最短距離で突っ込む。

「ぐぅッ!! このクランク走行にも着いて来るかッ!!」

 港湾に積まれた無数の貨物コンテナが、次々と俺とグレゴリオの視界端を横切って行く。
 景色は、次第に市街地へと移り変わる。
 ショッピングモールに飲食店、自動車販売店や娯楽施設の数々を通り過ぎる。
 気が付けば俺とグレゴリオの機体が、港湾近くのコンテナエリアから市街地の車道に出ていた。
 ビル街のような光景が視界の両端を埋め尽くす。
 そのアスファルトで舗装された車道を滑走すると、横目には、歩道を歩く無数の人々の人影が見えて来た。
 第二内地ヒルを活動拠点にしていると思われる、国家王国騎士の学生や教師陣、それと施設で働くスタッフ達の人影だろう。

「何だッ!? 魔導戦機が走ってるぞッ!?」

「何キロ出してやがんだッ!?
 ものすげえ勢いで突っ込んで来やがるッ!!」

「ーー道を開けて貰おう諸君ッ!!
 このグレゴリオ・ライオット二世ッ!!
 速度において抜かり無しッ!!」

 車道で緊急停止した乗用車に華麗なS字クランクを決めてグレゴリオ機が走る。
 そのすぐ後を俺もS字でクランクした。
 黒いサングラスをかけた非番の国家王国騎士が、赤いオープンカーのドアに肘をかけながら、そのグラサンを取る。
 興奮しきった様子で両頬を真っ赤に染め、ニカッと白い歯を浮かせると左腕を高々と掲げる。

「良いぞグレゴリオッ!! ブッチギレッ!!」

「先頭の機体に乗ってるのは、グレゴリオかッ!!
 後ろの機体に乗ってるヤツは、一体誰だッ!?」

「こんな街中でチキンランをかましやがるとは、どっちにせよ二人共ぶっ飛んでやがるぜッ!!」

「グレゴリオのヤツも速いが、後ろのヤツもかなり速いぞッ!!
 すげえスピードステイタスで突っ込んで来てるッ!!」

 ざわざわと色めき立つ無数の人々。
 グレゴリオの機体が背後をちらりと一瞥する。

「ーー驚いたかね?
 この学園特区ヒルの内地では、車道とは基本的に魔導戦機専用の優先道路となっている。
 しかもこの昼下がりの時間では、通る魔導戦機もほとんど居ない。
 ーーすなわちッ!!」

「俺とお前の邪魔をする者は、居ないと言うことかッ!!」

「ーー然りッ!!」

 二人のアクセルメーターがその瞬間にグングンと上がる。
 ーー既に時速は、250km/hを超えた。

「ーーさぁッ!!
 真剣勝負と行こうか、ターニャ・クライリスッ!!
 速度を極めたこの私のスピードに着いて来れるか否か、しかとこの目で見定めてやろうッ!!」

 そう言ってグレゴリオの機体から、情報共有用に決闘場までの地図情報が送られて来る。
 メインモニターの四隅にマップ情報が付け加えられ、赤い点滅ランプと共にゴールを示唆する。

「円形闘技場までの道のりは、このまま直進25km/かッ!!」

 ーー残された時間は、あと10分。
 めいいっぱいアクセルレバーを押し倒し、俺は自分の機体を更に加速させる。

「これが現時点でのお前のトップスピードと言う訳かッ!!」

「ーーバカなッ!? この私のトップスピードに着いてくるッ!? なんと言う殺人的な加速だッ!!」

 グレゴリオの駆る剣型の魔導戦機にピタリと肩を並べた俺の機体に、グレゴリオはウィンとメインカメラを動かし、すかさず並列走行している俺の機体を横目に見る。
 この時点で、時速にしてお互いに300km/hを超えている。
 ほとんど新幹線に匹敵する程の驚異的な速さだ。

(ーーだけど、俺は気が付いていた……)

 ーーこの勝負、俺が必ず勝てる試合だと。

「魔導戦機は、操縦者のステイタスを何倍にも引き上げ、強くさせることができる機体だ……」

 それゆえに俺は、初めてグレゴリオに遭遇した際に遅れを取った。
 何もできずに背後から心臓を撃ち抜かれて死んだ。
 だが、それがもしーー魔導戦機によるステイタスの底上げの賜物だとしたら?

(そう、俺は気が付いていた……)

 あの時、ミントの魔道具店でグレゴリオを殴り飛ばした時。
 ヤツは俺のパンチに反応すら出来ずに尻餅をついたことを。
 つまりそのことが意味することは、

「生身なら俺のほうが速いと言うことだぁあああッ!!」

 魔導戦機VS生身の俺では、グレゴリオの速度に軍配が上がる。
 だが、それはあくまでも魔導戦機VS生身の俺のステイタスを比較した際に起こる現象だ。
 生身VS生身で、俺の速度がグレゴリオを上回る以上。
 必然ーー魔導戦機VS魔導戦機でも、俺の速度が必ずグレゴリオよりも上回るだけの話ッ!!
 更にアクセルレバーを真っ直ぐに押し倒して、俺は最大加速のトップスピードを披露する。
 横に並んだグレゴリオの機体を一機にぶっちぎり、独走状態を作り出して先行する。

「ーーあッ、ああッ!! あり、あり得ないッ!!
 そんなのあり得ないッ!!
 ヤツのスピードステイタスの方が、この私のスピードステイタスよりも速いとでも言うのかッ!?
 ーーバカなッ!! 私の冒険者レベルは123だぞッ!?
 レベルアップで得られる自由ポイントの割り振りにしたって、そのほとんど全てを私はスピードにぶち込んでいるッ!!」

 血相を変えたように吠えるグレゴリオは、自分のスピードを超えられたことが未だに信じられない様子だ。

「確かに、この世界で生きる者たちに備わるステイタスは、基本的にはそのレベルアップによる自由ポイントと呼ばれる恩恵を、どのように割り振ったかで、自分自身の各種ステイタスを強くしていくことができる」

 それがこの世界で生きる者なら誰もが知っている、ワールドシステムと呼ばれる異世界の仕様だ。

「お前のレベルが123なら、実際その最大恩恵は、絶大的な効果を発揮するのも間違いない」

「ーーならば何故ッ!!
 だとするなら、ことさら私が、お前に速度で劣る理由が一切見当たらんッ!!」

「ーーけどッ!!
 それはあくまでも構築段階での話だろうッ!!
 もしーー俺の冒険者レベルが、今のお前よりも遥かに上だとしたらッ!!
 その構築のーーさらに速いスピードで走れるのが普通なんだッ!!」

「ーーまっ!! まままっ、まさかッ!!
 そ、そそそっ!! そんな話がァッ!!
 そんな話がァッ!! ある訳がないだろォオッ!!」

 剣型の魔導戦機の口元に取り付けられたマイク兼スピーカーから、絶叫するグレゴリオの声が俺の両耳に届けられる。

「わっ、私のレベルは123のこここっ、国家王国騎士なんだぞ庶民クライリスッ!?
 おっ、おおおっ、お前ッ!! お前ッ!!
 いっ、一体ッ、全体ッーー何レベルなんだぁッ!?」

 グィーンと回るキャタピラーの車輪。
 物凄い勢いでアスファルトの路面に火花が舞い散るッ!!
 その瞬間ーー俺はグレゴリオの機体を完全に抜き去る。
 時速300km/hを遥かに凌駕し加速するッ!!
 トップスピードにして時速500km/hを超えた俺は、新幹線よりも速い速度で円形闘技場を眼前に捉える。

「この時点で俺の勝利は確定したッ!!」

 ゴールは、もう目と鼻の先だ。
 だが、そんな俺の姿を嘲笑うように、背後からはグレゴリオが乾いた笑いを零して来た。

「クハハッ!! まさかこんな形で、この私がこうも惨めな勝ちを拾うことになるとはなぁッ!!」

 そう言ってグレゴリオの機体は、前方を指差す。

「見ろ、あの円形闘技場の入場ゲートをッ!!」

 高笑いを浮かべるグレゴリオに言われて、俺はその円形闘技場の形を目を凝らして見る。
 コロッセウムのようなアリーナが見える。
 だが、

「魔導戦機が通る入口が見当たらないだとッ!?」

「そうだッ!! このメタルコロッセウムと呼ばれる円形闘技場は、魔導戦機の入場ゲートが無いんだよッ!!
 ーーさぁ、どうする庶民クライリスッ!?」

「ターニャ・クライリスだッ!!」

 庶民クライリスじゃねえッ!!

「貴様が例え私より速くともぉッ!!
 お前にその壁は超えられないんだよぉおおおおッ!!
 何故ならなぁああああッ!!
 お前は、今日初めて、魔導戦機に乗ってぇえええッ!!
 この決闘場に、入場するからだぁあああああッ!!
 ワーハッハッハッハーッ!!」

 狂ったように笑い飛ばすグレゴリオは、当に狂気の沙汰と言っても良い。

(だが、言われていることは、その通りだ……)

 このままでは、壁にぶつかるッ!!
 目の前にそびえる円形闘技場メタルコロッセウムの外壁は、決して高いと言う訳ではない。
 目にしただけでも、高さは10mもあれば良いほうだ。
 だが、直立して16mしかない魔導戦機では、これを跨いで超えることは不可能。
 ーー魔導戦機は、飛行用の機体では無いッ!!

「ーークソッ!! このまま走れば壁に激突するッ!!」

 闘技場のリングに上がることは愚か、このままでは機体ごと大破してジ・エンドを迎える。

「どう飛ぶのか教えてやろうかァッ!?」

 ハン、と鼻を鳴らして意地悪く声をあげたグレゴリオが、教えを乞えと鼻息を荒くする。

「不味いッ!! このままじゃ、勝負に勝って試合に負けるッ!!」

 コックピットの中で、俺は素早く視線を配らせる。

(ーー何か手立ては無いのか?)

 目標到達まで残り20秒を切っていた。

(このまま壁にぶつかれば、先に闘技場の中に入っている見物客にも被害が出る)

 かと言ってこの勝負には、負けたくないッ!!

(急ブレーキをかけて立ち止まるか?)

 いや、それだと俺の負けが決定する。
 落ち着け。落ち着いて考えるんだ

(他に思いつくのは、直前に見える車道を迂回する方法……)

 だが、それをしてしまえば、俺はこの勝負に負けたも同然だ。

(別にここで潔く諦めて負けたって、実際には誰も困りはしないけど……)

 所詮は、余興。
 このドッグファイトは、本来の決闘とは中身が異なる。
 それでも、ここで負けたくないと強く思う。

(残り時間が15秒を切ったか……)

 時速にして500km/hを超えた魔導戦機が、急ブレーキをかけて立ち止まるには、最低でも10秒は必要になる。

(俺に残された時間は、持って5秒……)

 10秒圏内にブレーキをかけて止まらなければ、遠心力がブレーキキングシステムを上回り、正面衝突を起こして大事故だ。
 ーー魔導戦機は、すぐには止まれないッ!!

(ーーいや、待てよ?)

「ーーそうかッ!! 遠心力を使えば良いんだッ!!」

 ーー分かったぞッ!!
 この壁を超える方法がッ!!

(魔導戦機の両腕部には、確かにワイヤーが装着されている……)

 立体機動の出番だッ!!

(円形闘技場の建築構造は、見たところ天井は無しの吹き抜け仕様ッ!!)

 このことから今の状況を照らし合わせて考えられる。
 ある一つの結論はーーッ!!

「いっけえぇええええッ!!」

 ブレーキレバーを勢いよく後ろへと下げる。
 機体の脚部キャタピラーにロックがかかり、ブレーキングシステムが作動して車輪から火花を舞い散る。
 それにより引き起こされる浮遊感。
 機体が前のめりになって、徐々に速度を落とし始めるその瞬間ーー俺は再びブレーキレバーを一気にニュートラルへと戻した。
 ーー遠心力。
 ガクンと機体が前のめりに動いた瞬間、ブレーキの動作が一週だけかかり、その場から飛び込むように飛翔する。
 電車の中でブレーキがかかると、身体が前方へと動くのと同じような要領だ。
 その直後に合わせて、俺はコックピットの中で思いっきり跳躍を決めたッ!!
 エアロライト鉱石による風が、コックピットの中で飛び跳ねた俺に無重力状態を味合わせる。
 斜め前に舞った魔導戦機ネオが、走り幅跳びの軌道を描きながら空中で三日月型の弧を描く。

「思った通りだッ!!」

 入場口が一切見当たらない円形闘技場のスペースは、その幅自体はスペースが広いが、決して飛び越えられない程の高さではなかった。
 それはつまり、元々この決闘場そのものが、そういう入場を見越して作られた建造物だと言うことだ。
 ブォンッと空中へと投げ出された俺の拳型の魔導戦機ネオ。
 勿論このままでは、どこかに落下して粉々になるのは間違いない。

「ここだッ!!」

 アクセルレバーの取っ手に付いていたボタンを親指で押す。
 右腕部の底に取り付けられていたワイヤーがビュッと伸びる。
 射出と同時に船のいかりのような鈎爪が顕になり、先端の尖った三本爪のワイヤーフックが上空から、闘技場の砂地へと向けて引っ掛けられる。
 砂利の敷かれただけの平らな砂地だが、鉤爪はクレーンのアームが締まるようにしっかりと固定されている。
 コックピットの中で浮いた俺は、空中で身体を捻らせてロンダートのように身体の前後を入れ替える。
 もう一度ボタンを押すと、フックのロープが縮まり機体は山なりに落下していく。
 あとはエアロライトブースターの風を逆方向に噴射しながら、キャタピラーを使って接地する。
 風で衝撃を緩和させつつズシンと機体が着地すると、コックピットの中に物凄い衝撃が走る。

「ーーグゥッ!!」
 
 グラグラと脳震盪のように揺れ続ける視界、メインモニターのカメラワークと相まり、かなり船酔いのような感覚に見舞われ続ける。
 キャタピラーが理屈に接地した後は、そのままスムーズにホバー走行へと切り替える。
 円形状の砂地をぐるりと周回して徐々に速度を落としつつ、白線の敷かれた選手用のラインに立ち止まる。

「ーーよしッ!! 良いぞッ!!」

 すべての工程を完璧にクリアしてみせた。
 続いて飛んで来たグレゴリオの剣型の魔導戦機が、同様の手順を踏んで対面のラインに立ち止まる。

「ーーチッ!! まさか一発でジャンプ入場をクリアするとはなッ!!」

 腰に携えていたロングソードに手をかけると、一気に回転させながら引き抜いてグレゴリオは剣を構える。

「だが、本番はこれからだ」
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