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冬月side4
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忙しい日々が始まった。
出演しているアイドルアニメがステージ化するということで、レッスンの日々。
歌はともかく、ダンスのレッスンがやばい。
毎日筋肉痛との闘いである。
踊りながら歌うのもなかなかハードだ。
休憩タイムになった。
新人声優の望月くんは床に突っ伏して気絶している。
「望月くん、風邪ひくよ。
しっかり汗拭いて水分とってから突っ伏しなさい。」
「ふゆつきさぁんありがとうございます。」
へろへろになりながら上体を起こして手を伸ばしてきた望月くんにタオルと飲み物を手渡す。
そんな僕たちの様子を見ていた他の声優仲間が
「ほんとに冬月さんお兄さんキャラですよね」
「マジでこのアニメのキャラクター同士のやりとりだ」
そう言って和やかにこちらを眺めていた。
なんか恥ずかしい。
壁際に移動して膝を抱えながらスマホを開く。
SNSチェックだ。
夏目くんのアカウントを見に行くと
「楽しみなことがあると日々って輝くよね~☆」
との呟き。
何やら上機嫌のようだ。
何があったのかなぁ。
夏目くんの楽しみなことってなんだろう。
その呟きにコメントもさまざま。
「わかります!!」
「楽しみなことってなんですかー⁉︎」
「楽しそうな陽くん見てるだけで癒されます」
確かに、推しが楽しそうだったり嬉しそうだと推してるこっちも幸せな気持ちになるよね。
分かる分かる。
僕も声優用アカウントに切り替えてから
「本番まであと少し。
みんなで練習頑張ってるよ~。」
と呟いたところで休憩終了の声がかかった。
出演しているアイドルアニメがステージ化するということで、レッスンの日々。
歌はともかく、ダンスのレッスンがやばい。
毎日筋肉痛との闘いである。
踊りながら歌うのもなかなかハードだ。
休憩タイムになった。
新人声優の望月くんは床に突っ伏して気絶している。
「望月くん、風邪ひくよ。
しっかり汗拭いて水分とってから突っ伏しなさい。」
「ふゆつきさぁんありがとうございます。」
へろへろになりながら上体を起こして手を伸ばしてきた望月くんにタオルと飲み物を手渡す。
そんな僕たちの様子を見ていた他の声優仲間が
「ほんとに冬月さんお兄さんキャラですよね」
「マジでこのアニメのキャラクター同士のやりとりだ」
そう言って和やかにこちらを眺めていた。
なんか恥ずかしい。
壁際に移動して膝を抱えながらスマホを開く。
SNSチェックだ。
夏目くんのアカウントを見に行くと
「楽しみなことがあると日々って輝くよね~☆」
との呟き。
何やら上機嫌のようだ。
何があったのかなぁ。
夏目くんの楽しみなことってなんだろう。
その呟きにコメントもさまざま。
「わかります!!」
「楽しみなことってなんですかー⁉︎」
「楽しそうな陽くん見てるだけで癒されます」
確かに、推しが楽しそうだったり嬉しそうだと推してるこっちも幸せな気持ちになるよね。
分かる分かる。
僕も声優用アカウントに切り替えてから
「本番まであと少し。
みんなで練習頑張ってるよ~。」
と呟いたところで休憩終了の声がかかった。
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