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2部3章
協力から……
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魚人を交えて食事をした。最終的に俺たちの人数よりも多い魚人が参加したが、普通に漁とか不況の話をして帰っていった。もはや、彼らが着ぐるみかもと疑わしくなっていた。
「魚人のお陰で食べ終えたね」
「良かった。良かったなあ、俺のスパイス!」
感極まった俺は涙を流す。藍華以外にはやや引かれている気がする。藍華は呆れてそうだが。
「じゃあ、リュセラ。罰ゲーム覚えてる?」
「くっ! ここで、やらないのは潔くない! 凛音と一緒の時間が減るが僕たちがやろう」
「私の私物だから、私も!」
「「ありがとう凛音!」」
「俺もやる」
「助かる悠人」
「私も! カインも一緒にやろ!」
「構いませんよ。データも取れましたし。それくらいは」
カインの言葉に俺たちは彼を見た。
「覚えていますか? 奇跡の破片争奪戦です」
「その為に現れたのか!」
「? 藍華さんが行きたそうだったからですよ?」
「くっ! 気配りしてるのは偉い……」
「悠人、気を許しすぎだ。だが、お前にそんな素振りはなかったぞ?」
「それは彼女の役目ですから」
カインは後方の林を見た。そこにいたのはプロフェッショナルカメラだ。目隠しも取られている。
「あのこの子と忘れてた! 撮影された」
「ふふっ、後は情報をもとに出し抜く算段を立てさせて貰いますね」
カインは手のひらを開く。そこに飛び乗ったのは白いネズミ。SSDメモリだ。
セレストが銃を構えたかと思うとカインを撃った。それに合わせて藍華がまえに移動したので焦ったが。難なく防ぐ。
「エルリックさんの魔法、勝手に使ってごめんなさい」
「ああ、構わないよ。本当はセレストにも使ってほしいんだけどね。使えるはずなのに」
すかさずセレストは銃を撃ちエルリックさんを狙ったがそれも防がれる。
「みなさん! 再戦を楽しみにしていてくださいね。あっ、あと、命懸けじゃないので、お手柔らかに……。藍華さんともっと一緒に居たいので」
俺もカインを雷で撃ちたくなったが藍華が前に居るので控えた。
藍華が使った影の魔法により藍華とカインたちは去っていった。俺も影に入る魔法で追いかけたいが、今のままでは、カインの配下マイクによる攻撃を防げない。ダメージは受けなかったが。
奇跡の破片の争奪戦に参加するしかない。藍華を普通の生活に戻すために。セレストの魔法の弾丸防いだ時点で普通を超越してるのだが。
「魚人のお陰で食べ終えたね」
「良かった。良かったなあ、俺のスパイス!」
感極まった俺は涙を流す。藍華以外にはやや引かれている気がする。藍華は呆れてそうだが。
「じゃあ、リュセラ。罰ゲーム覚えてる?」
「くっ! ここで、やらないのは潔くない! 凛音と一緒の時間が減るが僕たちがやろう」
「私の私物だから、私も!」
「「ありがとう凛音!」」
「俺もやる」
「助かる悠人」
「私も! カインも一緒にやろ!」
「構いませんよ。データも取れましたし。それくらいは」
カインの言葉に俺たちは彼を見た。
「覚えていますか? 奇跡の破片争奪戦です」
「その為に現れたのか!」
「? 藍華さんが行きたそうだったからですよ?」
「くっ! 気配りしてるのは偉い……」
「悠人、気を許しすぎだ。だが、お前にそんな素振りはなかったぞ?」
「それは彼女の役目ですから」
カインは後方の林を見た。そこにいたのはプロフェッショナルカメラだ。目隠しも取られている。
「あのこの子と忘れてた! 撮影された」
「ふふっ、後は情報をもとに出し抜く算段を立てさせて貰いますね」
カインは手のひらを開く。そこに飛び乗ったのは白いネズミ。SSDメモリだ。
セレストが銃を構えたかと思うとカインを撃った。それに合わせて藍華がまえに移動したので焦ったが。難なく防ぐ。
「エルリックさんの魔法、勝手に使ってごめんなさい」
「ああ、構わないよ。本当はセレストにも使ってほしいんだけどね。使えるはずなのに」
すかさずセレストは銃を撃ちエルリックさんを狙ったがそれも防がれる。
「みなさん! 再戦を楽しみにしていてくださいね。あっ、あと、命懸けじゃないので、お手柔らかに……。藍華さんともっと一緒に居たいので」
俺もカインを雷で撃ちたくなったが藍華が前に居るので控えた。
藍華が使った影の魔法により藍華とカインたちは去っていった。俺も影に入る魔法で追いかけたいが、今のままでは、カインの配下マイクによる攻撃を防げない。ダメージは受けなかったが。
奇跡の破片の争奪戦に参加するしかない。藍華を普通の生活に戻すために。セレストの魔法の弾丸防いだ時点で普通を超越してるのだが。
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