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ここから地獄
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最悪な地獄の日々はここから始まりました。少女が吐いた嘘の仕返しだったのでしょうか。分かりませんが、その少女の心は中学の3年間でボロボロに壊れていったのです。
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少女と少女の兄の触りあいが無くなった後。中学へ上がって間もなく、‘それ’は始まりました。夜中、少女はふと寒さを感じて意識を浮上させました。すると、ビックリすることに、パジャマと下着は脱がされ、足を開かされていたのです。怖くて、目を開けることも声を上げることも出来なかった少女でしたが、覚悟を決めて目を薄らと開け、その行為を行っている人物を見ました。兄でした。兄は少女の胸を、秘部を触り、舐め、写真にとり、自分のブツをこすっては少女に擦り付けてしました。少女は寝たふりをし続け、兄が少女にパジャマを着せて、掛け布団をかけ、自分の布団に戻るまで、息を潜めていました。そして、兄が寝息を立てはじめてからやっと実感が湧き、恐怖を抱き、涙を流したのです。
―ここでも、少女にとって不幸だった点がありました。兄が同じ部屋で寝ていたこと。この日が始まりで(もっと前からあったのかもしれませんが)、終わることなく不定期に、兄の思い立ったときに行為が行われたこと。
少女はこの事について誰にも言うことはありませんでした。兄の行動が過激になり、電気をつけ、明るいところでの行為は当たり前となり、動画もとるように。ドライバー6本の鉄部分を膣にいれたり、足を開いたときにできる股関節の窪みに精液をいれたり、秘部にブツをあてがって挿れようとしたり。そんなことがあっても少女は誰にも何も言いませんでした。そして、ポルノ事件と同じく、‘笑顔’でいたのです。今度は怒られることが怖いから笑顔だったのではなく、家族が壊れるのが怖かったから。
少女には一筋の希望がありました。同じ部屋で寝ていたのは少女と兄だけでなく、母親と妹もいたのです。因みに電気を付けても母と妹は寝ていました。爆睡している時を狙っていたのかもしれません。
妹に発見させるのは気が引けましたし、母親はショックを受けるだろうと思いましたが、行為が続くよりはマシでした。そう、少女は母親にも希望をもっていたのです。ポルノ事件の時、気づかれなかったことを頭の隅に追いやって。
現実は残酷です。誰も、気づいてはくれませんでした。毎日、いつ来るのかわからない恐怖を心の中に潜めながら、少女は着々と壊れていきました。少女は春夏秋冬どの時期も大嫌いになりました。どの時期も変わらず心は壊されていたから。休む暇などなかった。1番嫌いだったのは冬。寒い中、全裸にされて、ガタガタと震えていても、そのまま行われる行為。地獄だったそうです。
少女は壊れていきました。
心も身体もボロボロで、何度も死にたいと願いました。しかし、少女は真面目でした。バカでした。少女は自分が死んだとして、その理由を家族が分かるとは思えませんでした。それは、嫌だと思いました。それに、少女が死んだとしたら兄の標的は妹になるかもしれない。両親の血が繋がった妹に手を出すのです。片方の血が繋がった妹に手を出さないとは限らないでしょう。少女は選びました。自分を壊しながら生きていくことを。
日中に疲れて、爆睡というくらい寝ていても、兄が寄ってくれば目が覚めてしまうくらい、少女は・・・。
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少女と少女の兄の触りあいが無くなった後。中学へ上がって間もなく、‘それ’は始まりました。夜中、少女はふと寒さを感じて意識を浮上させました。すると、ビックリすることに、パジャマと下着は脱がされ、足を開かされていたのです。怖くて、目を開けることも声を上げることも出来なかった少女でしたが、覚悟を決めて目を薄らと開け、その行為を行っている人物を見ました。兄でした。兄は少女の胸を、秘部を触り、舐め、写真にとり、自分のブツをこすっては少女に擦り付けてしました。少女は寝たふりをし続け、兄が少女にパジャマを着せて、掛け布団をかけ、自分の布団に戻るまで、息を潜めていました。そして、兄が寝息を立てはじめてからやっと実感が湧き、恐怖を抱き、涙を流したのです。
―ここでも、少女にとって不幸だった点がありました。兄が同じ部屋で寝ていたこと。この日が始まりで(もっと前からあったのかもしれませんが)、終わることなく不定期に、兄の思い立ったときに行為が行われたこと。
少女はこの事について誰にも言うことはありませんでした。兄の行動が過激になり、電気をつけ、明るいところでの行為は当たり前となり、動画もとるように。ドライバー6本の鉄部分を膣にいれたり、足を開いたときにできる股関節の窪みに精液をいれたり、秘部にブツをあてがって挿れようとしたり。そんなことがあっても少女は誰にも何も言いませんでした。そして、ポルノ事件と同じく、‘笑顔’でいたのです。今度は怒られることが怖いから笑顔だったのではなく、家族が壊れるのが怖かったから。
少女には一筋の希望がありました。同じ部屋で寝ていたのは少女と兄だけでなく、母親と妹もいたのです。因みに電気を付けても母と妹は寝ていました。爆睡している時を狙っていたのかもしれません。
妹に発見させるのは気が引けましたし、母親はショックを受けるだろうと思いましたが、行為が続くよりはマシでした。そう、少女は母親にも希望をもっていたのです。ポルノ事件の時、気づかれなかったことを頭の隅に追いやって。
現実は残酷です。誰も、気づいてはくれませんでした。毎日、いつ来るのかわからない恐怖を心の中に潜めながら、少女は着々と壊れていきました。少女は春夏秋冬どの時期も大嫌いになりました。どの時期も変わらず心は壊されていたから。休む暇などなかった。1番嫌いだったのは冬。寒い中、全裸にされて、ガタガタと震えていても、そのまま行われる行為。地獄だったそうです。
少女は壊れていきました。
心も身体もボロボロで、何度も死にたいと願いました。しかし、少女は真面目でした。バカでした。少女は自分が死んだとして、その理由を家族が分かるとは思えませんでした。それは、嫌だと思いました。それに、少女が死んだとしたら兄の標的は妹になるかもしれない。両親の血が繋がった妹に手を出すのです。片方の血が繋がった妹に手を出さないとは限らないでしょう。少女は選びました。自分を壊しながら生きていくことを。
日中に疲れて、爆睡というくらい寝ていても、兄が寄ってくれば目が覚めてしまうくらい、少女は・・・。
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