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光明
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何回繰り返しただろう?2500回を過ぎた辺りから数えるのをやめた。意味が無いし、何より頭痛が酷い。ただ何度も丘を越え、蟲との戦いで新たな技術も手に入れた。その後も新たな魔物と戦い何度も死ぬ事で更なる発見があった。発見でも無かったらやってられないのだが。
新たな発見で1番の収穫はアニマスキルについてだ。アニマスキルとは、種族特有のスキルで遺伝以外では手に入らないとされていた特殊なスキルだ。だがそれは間違った認識だった。
アニマスキルはおそらく魂に刻まれるスキル、それが魂を受け継ぐ子に同じ物が備わるというだけの様だ。つまり遺伝以外にも取得出来るという事だ。まぁ詳しい取得条件はイマイチ分からないのだが。
ただいくつか仮説は立てられた。立てられたがそれはおそらく俺以外には出来ない事なのかも知れない。例えば【即死無効】と言うアニマスキル。これは何度か即死魔法らしい魔法で死ぬ事によって取得出来た様だ。そして魂に刻まれる、という所がミソなのだ。つまり死んでまた17時20分に戻ったとしても【即死無効】のアニマスキルは消えて無くならないという事だ。おそらく特殊なスキル、原初のスキル【混合】ですら死に戻ったら無くなっている。それほどアニマスキルは他のスキルとは違う様だ。
現状俺が持っているアニマスキルは【即死無効】【呪殺無効】【催眠無効】【魅了無効】【スキル封じ無効】。どんだけ死んだんだ俺は。ありとあらゆる死に方をしたお陰で色々なアニマスキルを手に入れた。手に入れてからはそれを使う魔物は敵じゃない。即死魔法を使う奴なんて、それが通じない相手にはほぼ無力だからな。
「さて次は……」
遺物に手を突っ込み槍を取り出す。さらに『血まみれの鋭牙』を取り出し混合、これで槍の突撃が強化される。
「次はロッククラブか……最初に錆びた剣で【地震撃】を放って、ひっくり返った所を腹に槍で一撃で仕留めて……それからバンシーキャットとブラッドベア、サンドスライムで……あああああ……あああぁぁぁぁうううあああ」
頭痛が、酷い。頭が割れる様だ。痛い。痛いのか?それとも苦しいのか?それとも壊れそうなのか?ああああああああああ痛いいいいいいいい、次だ次だ次だあああいぁぁああ。
村の中心は越えた。つまり後村の半分弱を突っ切れば村から出られる。それはこのイカれた遺跡の呪縛から逃れられるという事だ。
「14時45分か。今回も無理だな」
懐中時計を見る。頭痛で目が霞んでいる気がするがきっと気のせいだろう。夜通し戦い続けた。文字通り休む事も寝る事も無く夜通しだ。それでも立ち続けていられるのはおそらくランクアップした時に体力やマガが回復しているのだろう。おとぎ話程度に聞いた事がある。戦いの最中に瀕死だったはずなのに急に体が軽くなり、失ったマガが回復して強敵を打ち倒した、そんな美味い話を。そしてそれを『ノウスの福音』なんて都合のいい呼び方をしている。
だがそれは真実だ。何度もランクアップアップし、何度も元のランクに戻りまたランクアップする、そんなバカげた事を何千回と繰り返した俺には分かる、それは真実だ。補足をするならランク自体はもっと細かい。シアンからグリーン、イエローとランクアップして行くが、おそらく同じシアンの中でも数回、細かくランクアップしている。レベルアップと表現したらいいのだろうか?その細かなランクアップ時にも若干ながら回復する。そしてシアンからグリーン、グリーンからイエローに上がる時には大きく回復する。と言うより全快する。それが間違いなら俺はここに立っていない。飲まず食わず、寝る事も無く20時間以上も戦い続けられる訳が無い。
しかしそんな事はどうでもいい。問題なのは目の前のクソみたいな光景だ。
「ゴーレムが3体か……。ゴーレムの中には色の付いた属性持ちのゴーレムがいると聞いたが、幸いこいつらは色無し、属性無しのゴーレムか。なんて幸運なんだ」
皮肉かどうか、言ってて自分でも分からなくなる。どうせ今回は時間的に無理なんだ、まだゴーレムに気が付かれていない内にちょっと今の自分の強さを確認しておくか。
自分のステータスを確認する。
意識を集中すると目の前に半透明な板状の物が浮かび上がる。そこには俺のステータスが全て記されている。これの見た目は人によって違うんだとか。俺の場合はこの半透明の板になって現れる。そしてこれは俺にしか見えない。と言うより見える様に俺の頭が思い込んでいるだけらしい。本当かどうかは知らないが。
ランクの色はイエロー、ATKとDEFはイエロー、INTとDEXはグリーン、AGIとRESもイエローだな。そしていわゆる生命力やマガの量などは見る事が出来ない。頻繁に増えたり減ったりするからだろうか?ステータスとは別物なのかも知れない。
ステータスを良く見るとATKとVITとDEFの色はより強く濃い気がする。これが同じランク内での細かな差なのかも知れない。なるほど、全てが等しく能力が上がって行く訳では無いのか。
そうか、つまり個人差、戦い方や使うスキルによって成長の仕方が違うのか。つまりそれは、それを意識してランクアップして行けば尖ったステータスになって行けるのか?だから大魔道士は貧弱で、筋骨隆々な戦士はバカなのか。
続いてスキルを確認しようとした所でその時間は奪われた。3体のゴーレムが轟音を響かせながらこちらへ向かって走ってくる。まるで地震だな。
「やれる所まではやるか」
死を覚悟した、いやそんなものはとうに麻痺しているのかも知れない。とにかく死ぬの前提でこの局面の最善策を探らなくては。
どれだけ時間が経っただろう?ゴリ押しではどうにもならないのは分かり切っていた事だろう。ゴーレムは無色であってもランクシルバー以上じゃないと倒せなと聞いた事がある。あれは間違いじゃ無かったんだな。
ボロボロになった俺は、それでも立ち上がる。ここで無意味に死ぬ訳には行かない。死ぬ前にこいつらを倒す方法を見つける事に意味がある。
そう思ってフラフラと立ち上がったが、呆気なくゴーレムの重い一撃を食らい吹っ飛ばされ、石造りの家の壁をぶち破った。
「くそ……収穫無しかよ……」
それでは無意味な死だ。何かひとつでも……。
「スキル:災禍襲来を取得しました」
「え……?今なんて……?」
フィリウスの声が急に聞こえた。スキル?災禍襲来だって?なんで今?今何があった?ただゴーレムに吹っ飛ばされただけだぞ?そもそも何だ災禍襲来って?
訳が分からないまま飛び起きた。そう、飛び起きたんだ。
「あれ……体が軽い……?体力とマガが戻ってる……?」
それはまるでランクアップした時のように回復している。回復か?回復とは少し違う様な……。
そうだ、どうせ今回は時間切れだ。ゴーレムをどうにかするよりもこのスキルについて知らなくては。瓦礫の中で自分のステータスを開き【災禍襲来】を調べる。
スキル:【災禍襲来】
取得条件:24時間戦い続け、かつ100の強き魂
を奪う事。
効果:戦いの最中は疲れを知らず、そのマガは尽
きる事は無い。
「なんだこれ……、どういう事だ……?」
瓦礫の中をウロウロしながら考えた。
24時間?だったらなんで今?懐中時計を見ると15時10分。死に戻ると17時20分なんだからまだ24時間じゃ無いんじゃないか?
「そうか……魔物が襲って来た瞬間から戦いが始まってるって判定なのか」
つまり俺が魔物に襲われて逃げたその瞬間から戦いの最中だと言う事か。確かに2時間ぐらい逃げ回ってあの遺跡に逃げ込んだんだったか。
残りの条件の100の強き魂ってのはランクの高い魔物って事なんだろうな。どれが強きって判定なのかは分からないが。
そして驚くのはその効果だ。
「戦いの最中は疲れを知らず、って。全力で走っても息切れしないって事か?さらにマガが尽きないなんて……スキル使いたい放題なんじゃ……?」
これはやばいスキルだな。これさえあれば……。
といった所で後頭部に鈍い衝撃があり俺の意識は吹っ飛んだ。夢中になりすぎてゴーレムの事をすっかり忘れていた様だ。
新たな発見で1番の収穫はアニマスキルについてだ。アニマスキルとは、種族特有のスキルで遺伝以外では手に入らないとされていた特殊なスキルだ。だがそれは間違った認識だった。
アニマスキルはおそらく魂に刻まれるスキル、それが魂を受け継ぐ子に同じ物が備わるというだけの様だ。つまり遺伝以外にも取得出来るという事だ。まぁ詳しい取得条件はイマイチ分からないのだが。
ただいくつか仮説は立てられた。立てられたがそれはおそらく俺以外には出来ない事なのかも知れない。例えば【即死無効】と言うアニマスキル。これは何度か即死魔法らしい魔法で死ぬ事によって取得出来た様だ。そして魂に刻まれる、という所がミソなのだ。つまり死んでまた17時20分に戻ったとしても【即死無効】のアニマスキルは消えて無くならないという事だ。おそらく特殊なスキル、原初のスキル【混合】ですら死に戻ったら無くなっている。それほどアニマスキルは他のスキルとは違う様だ。
現状俺が持っているアニマスキルは【即死無効】【呪殺無効】【催眠無効】【魅了無効】【スキル封じ無効】。どんだけ死んだんだ俺は。ありとあらゆる死に方をしたお陰で色々なアニマスキルを手に入れた。手に入れてからはそれを使う魔物は敵じゃない。即死魔法を使う奴なんて、それが通じない相手にはほぼ無力だからな。
「さて次は……」
遺物に手を突っ込み槍を取り出す。さらに『血まみれの鋭牙』を取り出し混合、これで槍の突撃が強化される。
「次はロッククラブか……最初に錆びた剣で【地震撃】を放って、ひっくり返った所を腹に槍で一撃で仕留めて……それからバンシーキャットとブラッドベア、サンドスライムで……あああああ……あああぁぁぁぁうううあああ」
頭痛が、酷い。頭が割れる様だ。痛い。痛いのか?それとも苦しいのか?それとも壊れそうなのか?ああああああああああ痛いいいいいいいい、次だ次だ次だあああいぁぁああ。
村の中心は越えた。つまり後村の半分弱を突っ切れば村から出られる。それはこのイカれた遺跡の呪縛から逃れられるという事だ。
「14時45分か。今回も無理だな」
懐中時計を見る。頭痛で目が霞んでいる気がするがきっと気のせいだろう。夜通し戦い続けた。文字通り休む事も寝る事も無く夜通しだ。それでも立ち続けていられるのはおそらくランクアップした時に体力やマガが回復しているのだろう。おとぎ話程度に聞いた事がある。戦いの最中に瀕死だったはずなのに急に体が軽くなり、失ったマガが回復して強敵を打ち倒した、そんな美味い話を。そしてそれを『ノウスの福音』なんて都合のいい呼び方をしている。
だがそれは真実だ。何度もランクアップアップし、何度も元のランクに戻りまたランクアップする、そんなバカげた事を何千回と繰り返した俺には分かる、それは真実だ。補足をするならランク自体はもっと細かい。シアンからグリーン、イエローとランクアップして行くが、おそらく同じシアンの中でも数回、細かくランクアップしている。レベルアップと表現したらいいのだろうか?その細かなランクアップ時にも若干ながら回復する。そしてシアンからグリーン、グリーンからイエローに上がる時には大きく回復する。と言うより全快する。それが間違いなら俺はここに立っていない。飲まず食わず、寝る事も無く20時間以上も戦い続けられる訳が無い。
しかしそんな事はどうでもいい。問題なのは目の前のクソみたいな光景だ。
「ゴーレムが3体か……。ゴーレムの中には色の付いた属性持ちのゴーレムがいると聞いたが、幸いこいつらは色無し、属性無しのゴーレムか。なんて幸運なんだ」
皮肉かどうか、言ってて自分でも分からなくなる。どうせ今回は時間的に無理なんだ、まだゴーレムに気が付かれていない内にちょっと今の自分の強さを確認しておくか。
自分のステータスを確認する。
意識を集中すると目の前に半透明な板状の物が浮かび上がる。そこには俺のステータスが全て記されている。これの見た目は人によって違うんだとか。俺の場合はこの半透明の板になって現れる。そしてこれは俺にしか見えない。と言うより見える様に俺の頭が思い込んでいるだけらしい。本当かどうかは知らないが。
ランクの色はイエロー、ATKとDEFはイエロー、INTとDEXはグリーン、AGIとRESもイエローだな。そしていわゆる生命力やマガの量などは見る事が出来ない。頻繁に増えたり減ったりするからだろうか?ステータスとは別物なのかも知れない。
ステータスを良く見るとATKとVITとDEFの色はより強く濃い気がする。これが同じランク内での細かな差なのかも知れない。なるほど、全てが等しく能力が上がって行く訳では無いのか。
そうか、つまり個人差、戦い方や使うスキルによって成長の仕方が違うのか。つまりそれは、それを意識してランクアップして行けば尖ったステータスになって行けるのか?だから大魔道士は貧弱で、筋骨隆々な戦士はバカなのか。
続いてスキルを確認しようとした所でその時間は奪われた。3体のゴーレムが轟音を響かせながらこちらへ向かって走ってくる。まるで地震だな。
「やれる所まではやるか」
死を覚悟した、いやそんなものはとうに麻痺しているのかも知れない。とにかく死ぬの前提でこの局面の最善策を探らなくては。
どれだけ時間が経っただろう?ゴリ押しではどうにもならないのは分かり切っていた事だろう。ゴーレムは無色であってもランクシルバー以上じゃないと倒せなと聞いた事がある。あれは間違いじゃ無かったんだな。
ボロボロになった俺は、それでも立ち上がる。ここで無意味に死ぬ訳には行かない。死ぬ前にこいつらを倒す方法を見つける事に意味がある。
そう思ってフラフラと立ち上がったが、呆気なくゴーレムの重い一撃を食らい吹っ飛ばされ、石造りの家の壁をぶち破った。
「くそ……収穫無しかよ……」
それでは無意味な死だ。何かひとつでも……。
「スキル:災禍襲来を取得しました」
「え……?今なんて……?」
フィリウスの声が急に聞こえた。スキル?災禍襲来だって?なんで今?今何があった?ただゴーレムに吹っ飛ばされただけだぞ?そもそも何だ災禍襲来って?
訳が分からないまま飛び起きた。そう、飛び起きたんだ。
「あれ……体が軽い……?体力とマガが戻ってる……?」
それはまるでランクアップした時のように回復している。回復か?回復とは少し違う様な……。
そうだ、どうせ今回は時間切れだ。ゴーレムをどうにかするよりもこのスキルについて知らなくては。瓦礫の中で自分のステータスを開き【災禍襲来】を調べる。
スキル:【災禍襲来】
取得条件:24時間戦い続け、かつ100の強き魂
を奪う事。
効果:戦いの最中は疲れを知らず、そのマガは尽
きる事は無い。
「なんだこれ……、どういう事だ……?」
瓦礫の中をウロウロしながら考えた。
24時間?だったらなんで今?懐中時計を見ると15時10分。死に戻ると17時20分なんだからまだ24時間じゃ無いんじゃないか?
「そうか……魔物が襲って来た瞬間から戦いが始まってるって判定なのか」
つまり俺が魔物に襲われて逃げたその瞬間から戦いの最中だと言う事か。確かに2時間ぐらい逃げ回ってあの遺跡に逃げ込んだんだったか。
残りの条件の100の強き魂ってのはランクの高い魔物って事なんだろうな。どれが強きって判定なのかは分からないが。
そして驚くのはその効果だ。
「戦いの最中は疲れを知らず、って。全力で走っても息切れしないって事か?さらにマガが尽きないなんて……スキル使いたい放題なんじゃ……?」
これはやばいスキルだな。これさえあれば……。
といった所で後頭部に鈍い衝撃があり俺の意識は吹っ飛んだ。夢中になりすぎてゴーレムの事をすっかり忘れていた様だ。
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