200 / 219
2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』
200.執事長とメイド
しおりを挟む部屋は1番上の階の奥の1番大きい部屋で大きな扉を執事が開けてくれ中へ案内される。
中へ入るとなんと大きな机やベッドなど贅沢の限りの尽くした部屋でノアはたまには贅沢三昧もありやなと開き直って満喫する事にした。
早速豪華な椅子に座り執事に話を聞く事にしたので名前を聞いた。
執事さんはなんて名前なん?と軽く聞いてみると私は執事長をやっておりますマニョールです、ノア様どうぞよろしくお願いしますと言われたのでよろしく~と言ってからちょっと話聞きたいねんけど良い?と聞くと勿論ですと答えてくれた。
この辺りの事や観光地など色々と聞きたい事を並べていくとマニョールはスラスラと答えてくれるのでかなり良い情報が手に入った。
中には町では聞けない様な話も聞けてとても良い情報だったのでお礼に何か渡す事にした。
ノアは無限収納からウルフジャーキーを10枚入った袋を取り出してこれラムダの町で今売り出し中の新しい干し肉でそんなに高い物でもないけどお礼にあげるわとマニョールに渡した。
マニョールはありがとうございます、家族と食べさせて頂きますと喜んでくれた。
宿では夜からご飯が出るので昼飯を食べようとノアは宿のベランダに出る。
マニョールに先程ベランダを使って良いか聞くと勿論ですと答えたので適当に料理でもするかと考えたのだ。
最上階だし文句も言う客もいないので当然であるが何をするかは言っていなかったノアは料理するからちょっと煙出るから下の警備員には伝えといてと言うとメイドが1人部屋から出て行ったので早速伝えに行ってくれた様だ。
ノアは広いベランダに鉄板を出して魔石を起動しオーク肉をカットして5枚並べてトマテを薄くスライスし皿に載せて置いておきパンを横に切る。
ノアはハンバーガーを作ろうとしているので材料を思い出しながら作業を進めるとそう言えば豚と牛と鳥とかの合成肉やったか?と思いだしたが今回はもうすでに焼き始めてるのでポークステーキハンバーガーでいこうと決めた。
無限収納から鉄板を出し魔法で変形させて丸が縦横に列を成してたこ焼き機を作り早速仕入れたタコを捌き塩水で滑りをとり水分を魔法で飛ばし下拵えは終了しぶつ切りに魔法で一瞬でしてしまう。
ノアがタコの作業をしている間にメイドを1人呼びオーク肉をひっくり返したりする作業を頼んでおいた。
町で仕入れた小麦粉を水で混ぜて肉醤油を少し足しジャガを潰して混ぜた素を流し込んでいき中に切ったタコを入れていく。
焼けてきたら滑らせる魔法を掛けると勝手にたこ焼きがクルッと周り竹串でクルクルせずとも簡単に綺麗に丸々としたたこ焼きが出来た。
オーク肉も焼けたのでパンの上に載せて上に薄切りのトマテを挟みまたパンを載せてオークステーキハンバーガーの完成だ。
昼飯はたこ焼きとオークステーキハンバーガーになった。
ノアはハンバーガーを手伝って貰ったメイドにハンバーガーを1つ、執事長のマニョールにもハンバーガーを1つ渡して新作やから感想聞かせてと言って一緒に食べてもらう事にした。
メイドはどうしようと悩んでいたがマニョールからリリーさん折角ノア様から頂いたので頂きましょうと言われ、はい!と嬉しそうに返事した。
ハンバーガーの残りとたこ焼きを無限収納に入れてから、早速テーブルに座り2人も座らせ昼飯を食べる事にする。
ソースはたこ焼き用のなど無いので代用として1つノアは用意していた物が有りそれをたこ焼きにかけた。
それはこの世界で仕入れられる物を掛け合わせて作り上げた物で卵に酢、種油で簡易的なマヨネーズを作り出しそれに醤油を入れて混ぜ合わせたソースをたこ焼きに使用する事にしたのだ。
これは前の世界で知人が天ぷらを食べる時にこうして食べているのを見て初めて見た食べ方でとても驚いたのを覚えていて味見させてもらったが中々悪くなくそれを思い出してたこ焼きに良さそうだったので今回作り出したのだ。
一つずつノアがちょんちょんちょんとソースをたこ焼きにのせていき全てにのせ終わった所で食べ始めることにした。
じゃあこれで完成やから食べよか!
ノアがそう言っていただきますと言ってからまずたこ焼きを1つとり口に入れた。
アツアツなのでホフホフしながらノアはたこ焼きを食べ、感想は美味い!の一言。
ソースは少し違うがこれはこれでありだと思う、2人の反応を待つ事にしノアが目線を2人にやると2人はオクトが使われている事を知っているので様子を見ていたがノアが美味しそうに食べていたので思い切ってほぼ同時に口にたこ焼きを入れた。
先に声を上げたのは執事長のマニョールだった。
これはなんとも不思議な食感にオクトがコリコリしてて非常に美味ですなと絶賛してくれそしてメイドに向かってリリーさんあなたはどうでしたか?と感想を聞いた。
ノアはメイドの名前を知らなかったのでマニョールが上手く伝えてくれたようだった。
あの、私こんなに美味しい料理食べたの初めてですと目を輝かせていたのでノアはいっぱい食べてええよと言うと2つ3つと次々に口に入れていくが上品に食べていてなんとも不思議な感じだった。
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる