ノアの『異』世界一周旅行〜元関西人が来たこの世界、白は遅くて黒は長いみたいです〜

2章 人の世界へ『辺境の町ラムダ』

36.依頼ボード

ノアはギルド内の依頼ボードの前に
立っていた。
ボードには様々な依頼が貼られており
依頼の種類によって分けられている
ようだった。

討伐依頼　ランクCDEFG


～を討伐して欲しい


Ｂから上の依頼は2階に貼り出されている。


納品依頼


～を納品して欲しい


一般依頼


～をして欲しい


常時受付依頼

持っていればそれを受付に出せば
依頼達成として受け取ってもらえる。

ゴブリンの右耳。
右耳が討伐証明となる。
銀貨5枚

薬草5本1束。
薬草は大きなクローバーの形をしている。
大銀貨1枚


大体の感じは分かったな。
ノアは薬草採集の常時受付依頼を
目に付けた。
それは鑑定である程度見つけやすいだろうと
いう目論見があったしプラスで何か適当に
魔物を狩ってもいいしと考えていた。


そしてギルドを出て門へと向かうノア。
そして門へ辿り着き外へ出る。
入る時はチェックがあるが出る時は素通りで
大丈夫みたいだ。
魔の森の逆方向へ向かう道の先に山があり
その山の手前の森は素材収集に向いていると聞いた。
そして山には魔物が沢山いるが森には
比較的に少ないので森の手前の方で素材を集めるのが初心者に向いているらしいのでそこに向かおうとノアは歩いて行こうとすると
馬車が目に入る。

その馬車は乗り合い馬車のようで
山の少し手前まで乗せていってくれて
銀貨5枚。
徒歩で1時間以上かかる所まで15分、20分くらいで送ってくれる。
1日３回朝昼夕で運行しているらしい。

初心者のGランク冒険者は普通は金が無いので徒歩で行くのが普通だ。
しかしノアは十分にオーガの素材を売った金が有るので馬車に乗る事に決めた。

馬が2匹で馬車を引く。
それが二台並んでおり好きな方に
乗っていくらしい。
ノアは後ろの馬車の方が空いていたので
後ろの馬車に向かう。
そして金を受付に渡し、
まだ座る所があったので腰を下ろした。
その後もどんどん冒険者が乗ってきて
立って乗る人もいっぱいになり、
馬車はパンパンになって出発した。