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23.望海の心
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私の名前は請川 望海。
私は今日、一目惚れした先輩に告白した。
先輩との出会いは、とても不思議な物だった。
波瑠先輩は私の部屋にちょこちょこと入って来た。それが、先輩との出会い。
ほんと、私が女の人を好きになるなんておかしいな。
今まで、女の人に興味は持ったことは無い。
15年間生きてきて、恋愛感情で人を「好き」になったことはある。
だけど、好きになるのはいつも男の子だった。
なのに、波瑠先輩の事を見たり考えたりすると、好きな子の事を考えてるみたいに胸がドキドキしてしまう。
私は波瑠先輩の事が「好き」という事に気づいた。
だけど、波瑠先輩には恋人が居た。
波瑠先輩は恋人の事を「絵梨香」と呼んでいた、それに、その絵梨香さんは波瑠先輩を「はーちゃん」と呼んでいた。
それほど仲が良いのだろう。
波瑠先輩はともかく、絵梨香さんが波瑠先輩の事を「はーちゃん」とあだ名で呼んでいる。
あだ名は凄く仲が良くないとつけられないと思う。実際、私もあだ名何て付けられたことなんて無いし。
あの絵梨香さんは波瑠先輩とどれくらい仲が良いのだろうか。
考えるだけでモヤモヤしてしまう。
きっと私は今、絵梨香さんに嫉妬しているのだろう。
ベッドにもたれかかり「はぁ・・」とため息をつく。
なんで、『浮気してください』なんて言っちゃたんだろう。
波瑠先輩には恋人が居て、一番の恋人になれないのが分かっていたからかな。
ほんと、なんであの時の私は「好き」って気持ちを抑えられなかったのかな。
なにも、波瑠先輩が絵梨香さんと別れて落ち込んでいる時に先輩の懐に潜り込めば一発で落とせたかもしれない。
「んん゛っ・・」
喉に違和感がある。
きっと、気持ちが落ち込んでいるからかな。
波瑠先輩と話している時とか、波瑠先輩の事考えている時は全然平気なのに。
きっと、波瑠先輩は私にとって『特別な人』なんだ。
それに返事も聞いていない。
あんまりマイナスに考えるな。
まだ、私にはチャンスはある。
たとえ振らたとしてもチャンスが無くなるわけじゃない。
諦めなければいつか夢は叶う。
そうだ、死んだお母さんも言っていた。
私はお母さんの言葉を信じて、今まで生きて来たんだ。
こんな所で諦めるもんか。
時刻は10時34分。
先輩に告白して、もう2時間も経った。
ドキドキが抑えられない。
早く来てほしい、そう願っていると病室の扉が「コンコン」と鳴った。
私が「どうぞ」と言うと扉は開き、波瑠先輩が入って来た。
私はベッドから飛び降りて、波瑠先輩の元へ向かった。
私は今日、一目惚れした先輩に告白した。
先輩との出会いは、とても不思議な物だった。
波瑠先輩は私の部屋にちょこちょこと入って来た。それが、先輩との出会い。
ほんと、私が女の人を好きになるなんておかしいな。
今まで、女の人に興味は持ったことは無い。
15年間生きてきて、恋愛感情で人を「好き」になったことはある。
だけど、好きになるのはいつも男の子だった。
なのに、波瑠先輩の事を見たり考えたりすると、好きな子の事を考えてるみたいに胸がドキドキしてしまう。
私は波瑠先輩の事が「好き」という事に気づいた。
だけど、波瑠先輩には恋人が居た。
波瑠先輩は恋人の事を「絵梨香」と呼んでいた、それに、その絵梨香さんは波瑠先輩を「はーちゃん」と呼んでいた。
それほど仲が良いのだろう。
波瑠先輩はともかく、絵梨香さんが波瑠先輩の事を「はーちゃん」とあだ名で呼んでいる。
あだ名は凄く仲が良くないとつけられないと思う。実際、私もあだ名何て付けられたことなんて無いし。
あの絵梨香さんは波瑠先輩とどれくらい仲が良いのだろうか。
考えるだけでモヤモヤしてしまう。
きっと私は今、絵梨香さんに嫉妬しているのだろう。
ベッドにもたれかかり「はぁ・・」とため息をつく。
なんで、『浮気してください』なんて言っちゃたんだろう。
波瑠先輩には恋人が居て、一番の恋人になれないのが分かっていたからかな。
ほんと、なんであの時の私は「好き」って気持ちを抑えられなかったのかな。
なにも、波瑠先輩が絵梨香さんと別れて落ち込んでいる時に先輩の懐に潜り込めば一発で落とせたかもしれない。
「んん゛っ・・」
喉に違和感がある。
きっと、気持ちが落ち込んでいるからかな。
波瑠先輩と話している時とか、波瑠先輩の事考えている時は全然平気なのに。
きっと、波瑠先輩は私にとって『特別な人』なんだ。
それに返事も聞いていない。
あんまりマイナスに考えるな。
まだ、私にはチャンスはある。
たとえ振らたとしてもチャンスが無くなるわけじゃない。
諦めなければいつか夢は叶う。
そうだ、死んだお母さんも言っていた。
私はお母さんの言葉を信じて、今まで生きて来たんだ。
こんな所で諦めるもんか。
時刻は10時34分。
先輩に告白して、もう2時間も経った。
ドキドキが抑えられない。
早く来てほしい、そう願っていると病室の扉が「コンコン」と鳴った。
私が「どうぞ」と言うと扉は開き、波瑠先輩が入って来た。
私はベッドから飛び降りて、波瑠先輩の元へ向かった。
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