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20.嫉妬
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「誰なんですか!」
「そっちこそ誰よ!」
部屋に怒号が飛び交う。
このままうるさくして入れば看護師さんが駆けつけてしまうだろう。
「二人とも、何やってるの?」
私の声によって二人は急に静かになった。
「あ、はーちゃん・・」
「波瑠先輩・・」
「二人とも・・?私の部屋でなにやっているのかな・・?」
私はニコニコしながら二人に近づく。
「私がはーちゃんの部屋に来たら、この変な奴がいて・・」
「変な奴って何ですか・・!私はただ波瑠先輩が戻ってくるのを待っていただけです!」
絵梨香は一瞬で顔を怖めて「はーちゃん・・浮気・・?」と迫って来た。
そんな絵梨香を私は「えいっ」とデコピンをしてやった。
「いったぁ・・なにすんの・・!」
「浮気じゃありません。」
「じゃあ、誰なの・・!」
「後輩です。」
ジト目になりつつも私は絵梨香に望海の事を説明した。
「ふーん、まぁ浮気じゃないか・・」と絵梨香は納得してくれたので一安心だ。
「波瑠先輩!私の事忘れてませんか!?」
望海は少し声を大にして私に聞いて来た。
「忘れてないよ。今、私のまぁ・・恋人に望海の事説明してただけだから・・」
望海は「恋人・・!?」と目をむき出して驚いた。
「せせせ、先輩!ここ、恋人ってなんですか・・!?」
望海が驚いてるところに絵梨香は追撃を入れる。
「はーちゃんは私の彼女だからね~。ねー、はーちゃん?」
「あ、うん。そうだね・・」
人の前でこんな事言われるのは凄く恥ずかしい。
「はーちゃん、顔真っ赤。」
絵梨香は私の事をおちょくってくるがそれをシカトして、望海の方を見た。
これがまた、凄かった。
もう、どんだけ赤いのってくらい顔が赤かった。
今日見た絵梨香の顔より赤い。
てか、絵梨香今日だけで3回目の訪問じゃないか?と思った。
「てかさ絵梨香、今日だけで3回来てない・・?」
「それが・・?」
「来すぎじゃない・・?」
「だって、はーちゃんと会えないの辛いし寂しいもん。」
絵梨香は少し悲しそうな顔をして言った。
表情から見て本当に、寂しくて辛いんだなと思う。いや、そんな風に思わせられるような表情だった。
「そっか・・」私はそう答えるしかできなかった。
「ちょっと、そこ!私を無視していちゃつかないでください!」
正面から怒りの怒号が飛んでくる。
「なによ、望海ちゃん・・?だっけ。」
絵梨香は面倒臭そうに返答を返した。
「私たちはいまラブラブしてるんですぅ~、邪魔者は出て行ってくれないかな~?」
絵梨香は私に抱き着き、望海の事を煽る。
その煽りに望海は乗ってしまったのか、頬をぷくーっと膨らませて「もういいです!波瑠先輩、明日みっちり話しましょうね!」と出て行ったしまった。
「絵梨香・・ちょっとやりすぎじゃない・・?」
「良いの、それよりはーちゃん・・?」
「なに?」と言う前に絵梨香は私に迫った来た。
私はベットまで追い詰められて、ベットに倒れてしまった。
倒れた私を逃がさないように、絵梨香は両手を開きベットに手をついて覆いかぶさって来た。
「あの、望海ちゃんだっけ・・?なんで女の子と仲良くなってるの・・?」
「いや・・それは・・」としか私は言えなかった。
「ふーん、言えないんだ。」
「望海は・・ただ仲良くなった友達だよ・・」
「友達なんだね?変な事はしてないよね・・?」
「そりゃもちろん!私は絵梨香としかそうゆう事はしないって決めてるから・・」
「ならよかった」と言い絵梨香は体を起こす。
私も拘束から解放されたと思い体を起こそうとする。
しかし、まだ拘束からは解放されていなかった。
私が体を起こそうとすると絵梨香は「えい」と私の肩を押した。
完全に力が抜けていたので私は簡単に倒れてしまった。
「私が許すとでも思った?はーちゃん。」
絵梨香は不敵な笑みを浮かべて私に聞いてくる。
「え・・」と私が困惑していると絵梨香は「はぁ・・」とため息を吐いた。
「私、あの子に嫉妬しっとしちゃったのかなぁ・・」
「なに・・嫉妬って・・」
「私、はーちゃんが他の女の子と話しているの見ると、なんかこう・・胸がゾワゾワするの。」
絵梨香は私を逃がさないように、手を頭の横に挟むように置き、体全体で私の体を押さえている。
「だからさ、完全に私だけの物にしようかなって。」
もう、意味が分かんない。
顔が近くて凄くドキドキする。
今の絵梨香は、私だけに見せてくれる可愛らしい顔ではない。
学校にいる時のようなキリっとしていて大人らしい顔。
それが相って凄くドキドキしてしまう。
「何する気なの・・」
「支配、かな。」
「支配って・・んんっ・・!」
私の唇にやわらかい物が降って来た。
それは、昼に絵梨香と行った『大人のキス』の時と同じ感触のものだった。
「そっちこそ誰よ!」
部屋に怒号が飛び交う。
このままうるさくして入れば看護師さんが駆けつけてしまうだろう。
「二人とも、何やってるの?」
私の声によって二人は急に静かになった。
「あ、はーちゃん・・」
「波瑠先輩・・」
「二人とも・・?私の部屋でなにやっているのかな・・?」
私はニコニコしながら二人に近づく。
「私がはーちゃんの部屋に来たら、この変な奴がいて・・」
「変な奴って何ですか・・!私はただ波瑠先輩が戻ってくるのを待っていただけです!」
絵梨香は一瞬で顔を怖めて「はーちゃん・・浮気・・?」と迫って来た。
そんな絵梨香を私は「えいっ」とデコピンをしてやった。
「いったぁ・・なにすんの・・!」
「浮気じゃありません。」
「じゃあ、誰なの・・!」
「後輩です。」
ジト目になりつつも私は絵梨香に望海の事を説明した。
「ふーん、まぁ浮気じゃないか・・」と絵梨香は納得してくれたので一安心だ。
「波瑠先輩!私の事忘れてませんか!?」
望海は少し声を大にして私に聞いて来た。
「忘れてないよ。今、私のまぁ・・恋人に望海の事説明してただけだから・・」
望海は「恋人・・!?」と目をむき出して驚いた。
「せせせ、先輩!ここ、恋人ってなんですか・・!?」
望海が驚いてるところに絵梨香は追撃を入れる。
「はーちゃんは私の彼女だからね~。ねー、はーちゃん?」
「あ、うん。そうだね・・」
人の前でこんな事言われるのは凄く恥ずかしい。
「はーちゃん、顔真っ赤。」
絵梨香は私の事をおちょくってくるがそれをシカトして、望海の方を見た。
これがまた、凄かった。
もう、どんだけ赤いのってくらい顔が赤かった。
今日見た絵梨香の顔より赤い。
てか、絵梨香今日だけで3回目の訪問じゃないか?と思った。
「てかさ絵梨香、今日だけで3回来てない・・?」
「それが・・?」
「来すぎじゃない・・?」
「だって、はーちゃんと会えないの辛いし寂しいもん。」
絵梨香は少し悲しそうな顔をして言った。
表情から見て本当に、寂しくて辛いんだなと思う。いや、そんな風に思わせられるような表情だった。
「そっか・・」私はそう答えるしかできなかった。
「ちょっと、そこ!私を無視していちゃつかないでください!」
正面から怒りの怒号が飛んでくる。
「なによ、望海ちゃん・・?だっけ。」
絵梨香は面倒臭そうに返答を返した。
「私たちはいまラブラブしてるんですぅ~、邪魔者は出て行ってくれないかな~?」
絵梨香は私に抱き着き、望海の事を煽る。
その煽りに望海は乗ってしまったのか、頬をぷくーっと膨らませて「もういいです!波瑠先輩、明日みっちり話しましょうね!」と出て行ったしまった。
「絵梨香・・ちょっとやりすぎじゃない・・?」
「良いの、それよりはーちゃん・・?」
「なに?」と言う前に絵梨香は私に迫った来た。
私はベットまで追い詰められて、ベットに倒れてしまった。
倒れた私を逃がさないように、絵梨香は両手を開きベットに手をついて覆いかぶさって来た。
「あの、望海ちゃんだっけ・・?なんで女の子と仲良くなってるの・・?」
「いや・・それは・・」としか私は言えなかった。
「ふーん、言えないんだ。」
「望海は・・ただ仲良くなった友達だよ・・」
「友達なんだね?変な事はしてないよね・・?」
「そりゃもちろん!私は絵梨香としかそうゆう事はしないって決めてるから・・」
「ならよかった」と言い絵梨香は体を起こす。
私も拘束から解放されたと思い体を起こそうとする。
しかし、まだ拘束からは解放されていなかった。
私が体を起こそうとすると絵梨香は「えい」と私の肩を押した。
完全に力が抜けていたので私は簡単に倒れてしまった。
「私が許すとでも思った?はーちゃん。」
絵梨香は不敵な笑みを浮かべて私に聞いてくる。
「え・・」と私が困惑していると絵梨香は「はぁ・・」とため息を吐いた。
「私、あの子に嫉妬しっとしちゃったのかなぁ・・」
「なに・・嫉妬って・・」
「私、はーちゃんが他の女の子と話しているの見ると、なんかこう・・胸がゾワゾワするの。」
絵梨香は私を逃がさないように、手を頭の横に挟むように置き、体全体で私の体を押さえている。
「だからさ、完全に私だけの物にしようかなって。」
もう、意味が分かんない。
顔が近くて凄くドキドキする。
今の絵梨香は、私だけに見せてくれる可愛らしい顔ではない。
学校にいる時のようなキリっとしていて大人らしい顔。
それが相って凄くドキドキしてしまう。
「何する気なの・・」
「支配、かな。」
「支配って・・んんっ・・!」
私の唇にやわらかい物が降って来た。
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