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4.電車と仕返し
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東京テレポートから池袋に行くには、大崎行のりんかい線に乗って終点大崎で降りて、湘南新宿ラインに乗り換える必要がある。
私たちの住んでいるマンションから駅までは少し距離がある。
「姉貴、どんな服買うか決めてんの・・?」
「私にファッションセンスがあると思う・・?」
「思わない。」
小太郎にバッサリと言われ、私は少し気を落とす。
しかし、ファッションセンスが無いのは事実だ。
中学時代、友達にカラオケに行こうと言われ集合場所に着いた時、皆お洒落な洋服なのに対して私は制服で来て、皆に笑われたことがある。
別に、服が無かった訳じゃない、制服が一番似合うと思って着て行っただけだ。
しかし、笑われるのが嫌になって遊びに誘われてもなるべく断ったりしていた、だけど今回は訳が違う。
デートだ。
考えてみれば、休みの日のデートに制服はおかしい。
学校帰りの寄り道ならば制服の方が良い、そこで私服を出すと逆におかしくなってしまう。
しかし、最近の流行を知らない私はどんな服が最新でお洒落なのか分からない。
「小太郎、あんたファッションセンスある?」
「うーん、姉貴よりはあると思う。」
「そうか・・」
「てか、何で俺の事連れてきたんだよ。」
「なんでって、コーディネートしてもらうためでしょ。」
「はぁ・・」と小太郎はため息をつく。
「なんで、えりちゃんを頼らないんだよ。」
「だって、コーディネートしてもらった服をそのまま次の日着て行くのは違くない・・?」
「そうかもしれないけど、姉貴は遠慮しがちなんだよ。」
「意味わかんない。」
「だから、えりちゃんは凄く大胆なの。その・・昨日の風呂での出来事みたいに・・」
小太郎は顔を赤らめながら話を続ける。
「それに対して、姉貴は遠慮っていうか拒絶しがちというか・・人を頼れって事。俺に昨日の事を相談するみたいにえりちゃんにも相談してみな。」
そんな話をしていると駅に着いた。
小太郎に言われた通り、絵梨香に相談してみることにした。
「今日時間ある?」とLIMUでメッセージを送った。
30秒ほどで返信が来たので助かった。
「全然空いているけど、どうしたの?」
「私をコーディネートしてください。」
「ふふーん」
「何よ」
「良いよ、可愛いはーちゃん見れると思うし。」
「うるさいな。」
「まぁまぁ、怒んないで。多分池袋とか新宿辺り行くでしょ?」
「うん、そのつもり。」
「今、丁度大崎に居るから待ってるね。」
「うん、ありがとう!」
「良いよ。」
とここでやり取りは終了した。
小太郎が覗き見していたらしく「良かったな、姉貴。」と決め顔で言ってきたので、一発かましといた。
駅に入り、改札を抜ける。
ホームに行くと丁度電車が来たので、私だけ乗車した。
改札までは、一緒だったのに気づいたら小太郎の姿は無くなっていた。
スマホを取り出し、画面を見る。
ネットニュースなどの通知欄に紛れてLIMUの通知があった。
「二人きりにしてやった、楽しんで来い。」
なんだこいつ、普段なら腹が立つのに今日はその腹立たしさは無かった。
10分ほど電車に揺られ、大崎に着いた。
大崎は色んな路線の乗り換え地点となっている。
山手線や湘南新宿ライン、埼京線などの乗り換え地点になっているため、東京テレポートよりも圧倒的に人が多い。
電車から降りスマホを見ると、LIMUの通知が入っていた。
「3、4番線の隣のNowDaysに入ってるね。」
と来ていた。
階段を上り、指定された場所へ向かった。
集合場所のNowDaysに着いたので私は入店した。
「いらっしゃいませー」という声と同時に自動ドア付近の雑誌コーナーで雑誌を読んでいた女性がこちらを見た。
「あ、はーちゃん。さっきぶりー」
「絵梨香、待たせた・・?」
「まぁまぁかな・・?」
「うっ・・申し訳ない・・」
絵梨香の服装は、真ん中に緑の線で英語が書かれた黒いTシャツに、オーバーオールの肩にかけるヒモ見たいな部分が一つ無くなったやつ。
服に疎いから上手く説明は出来ないが、そんな感じ。
周りの人と比べてみても、スタイルは良いし、何より服装がバッチリ似合っている。
「まぁ、はーちゃんからLIMU来た時大崎だったし、別に気にしてないよ?」
とクスクスと笑いながら絵梨香は言う。
「てか、制服なんだね。」
「う、うるさいな・・服が無かったの!」
「はーちゃんらしい。あ、そうだ予算はどれくらい・・?」
「高くても3万。」
「分かった、じゃあ池袋行こう。」
「わかった。」
「あ、もうそろそろ電車来る、行こう。」
「あ、うん」
私たちは、NowDaysを出て8番線に向かった。
湘南新宿ラインは一本逃すと次の電車が来るまで10分ほどかかってしまう。
絵梨香と私は、階段を駆け下りた。
ホームに着くと「まもなく電車がまいります。危ないですから・・」というお決まりのアナウンスが流れていた。
湘南新宿ラインの面倒くさいところは、4号車・5号車だけグリーン席になっている所。
なので、乗る際は毎回4・5号車を避けてならなければならない。
それに、今は帰宅ラッシュの時間帯。
人が少ないわけがない。
「はーちゃん、電車来たよ。」
「お、ほんとだ。」
私たちは7号車が来る辺りまで歩き、人の列に並んでいた。
電車の扉が開き、人が流れてくる。
隅の方で人が出てくるのを待ち、電車に乗り込んだ。
大崎から池袋までは8分ほど掛かる。
「それにしても、はーちゃんが『コーディネート』してほしいって何事かと思ったけど、もしかして明日の事意識しちゃったの・・?」
ニヤリと笑みを浮かべ絵梨香は聞いてくる。
「ち、違うよ!ただ、私服が欲しいと思っただけで・・」
「ほんとに~?」
正直、絵梨香の服、顔、スタイル、髪型が似合い過ぎて直視できない。
ただ、会話しているだけなのに凄くドキドキしている。
心臓がうるさい。
「はーちゃん、どうしたの?何か悩みでもあるの・・?」
「い、いや・・」
パッと顔を上げ、絵梨香の顔を見るとさっき浮かべていた笑みは無く、なんだか冴えない顔をしていた。
「やっぱり、昨日の事怒ってる・・?」
「ち、違うよ!」
私は、声を抑えて絵梨香に言う。
「じゃあ、なに・・?」
相変わらず、絵梨香の顔は冴えないまま。
この時私は思いついた、『そうだ、仕返ししてやろう』と。
昨日、電車の中で絵梨香にされた事をやってやろうと思った、そうすれば逆に私に惚れるかもしれない。
私は周りの目など気にせず、絵梨香の耳元まで顔を近づけて囁いた。
「絵梨香が凄くカッコいいから・・」
囁いた途端、絵梨香の体は小刻みに震えた。
耳元から顔を離し、絵梨香の顔を見る。
絵梨香の顔は真っ赤で、口元を手で隠していた。
昨日、私をいじめている時は小悪魔みたいな顔をしていたのに、今は子犬のような甘い顔をしている。
「は、はーちゃんいきなりすぎ!」
「昨日の仕返しだよー」
クスクスと笑いながら私は言う、対して絵梨香は少しムスッとしていた。
「はーちゃんみたいな可愛い女の子にそんな事されたら、私おかしくなちゃう・・」
絵梨香は私の事を毎回『可愛い』という。
本当に私は可愛い顔をしているのか毎回疑問に思っていた。
「ねぇ、絵梨香。」
「な、なに・・?」
「私って本当に可愛いの・・?」
「そんな事!?」と絵梨香は思ったのか少し驚いた。
「はーちゃん、気づいてないの・・?」
「え、何が?」
「はーちゃん、凄くモテモテなんだよ・・?」
「何それ、分かった。お世辞ってやつでしょ!」
「違う違う、男子の中でもはーちゃんに好意をもってる人も居るし、女子の中でも可愛いって噂になってるんだよ・・?」
「え・・?」
「巷では、『孤高のお姫様』なんて呼ばれてるし・・」
そんな風に呼ばれているなんて、全く知らなかった。
けど、噂なら自分の耳にも入ってきてもおかしくはないと思うのだが。
「そんな話、初めて聞いた。」
「はーちゃん、私以外の人とあんまり話さないもんね。」
やめて!絵梨香、その言葉は私の心に刺さるから!と心の中で思いっていると。
「次は池袋~池袋~」とアナウンスがなった。
「もう着くね。」
「はーちゃん・・」
絵梨香は急にモジモジしながらお願いをしてきた。
「手繋ぎたい・・」
「・・・!!」
「私、昨日ははーちゃんに告白されて嬉しいっていう気持ちが勝ちゃって、上手く自分をコントロール出来なかった。」
「うん・・」
「でも、せっかく恋人同士になれたんだから、手は繋ぎたいなぁって思っちゃって・・」
考えてみれば、付き合って手を繋がないのはおかしい。
それに、今は絵梨香と二人。実質お買い物デートだ。
そんな状況で手も繋がない人はいないと思う。
手を繋ぐのはドキドキする、けど嫌という気持ちは無い。
「良いよ。」
「・・やったあ!」
照れながら「はい」と私は絵梨香の前に手を差し出す、その手を絵梨香は優しく包み込んでくれた。
電車のドアが開く。
電車から降り、手を繋いだままホームの階段を上った。
私たちの住んでいるマンションから駅までは少し距離がある。
「姉貴、どんな服買うか決めてんの・・?」
「私にファッションセンスがあると思う・・?」
「思わない。」
小太郎にバッサリと言われ、私は少し気を落とす。
しかし、ファッションセンスが無いのは事実だ。
中学時代、友達にカラオケに行こうと言われ集合場所に着いた時、皆お洒落な洋服なのに対して私は制服で来て、皆に笑われたことがある。
別に、服が無かった訳じゃない、制服が一番似合うと思って着て行っただけだ。
しかし、笑われるのが嫌になって遊びに誘われてもなるべく断ったりしていた、だけど今回は訳が違う。
デートだ。
考えてみれば、休みの日のデートに制服はおかしい。
学校帰りの寄り道ならば制服の方が良い、そこで私服を出すと逆におかしくなってしまう。
しかし、最近の流行を知らない私はどんな服が最新でお洒落なのか分からない。
「小太郎、あんたファッションセンスある?」
「うーん、姉貴よりはあると思う。」
「そうか・・」
「てか、何で俺の事連れてきたんだよ。」
「なんでって、コーディネートしてもらうためでしょ。」
「はぁ・・」と小太郎はため息をつく。
「なんで、えりちゃんを頼らないんだよ。」
「だって、コーディネートしてもらった服をそのまま次の日着て行くのは違くない・・?」
「そうかもしれないけど、姉貴は遠慮しがちなんだよ。」
「意味わかんない。」
「だから、えりちゃんは凄く大胆なの。その・・昨日の風呂での出来事みたいに・・」
小太郎は顔を赤らめながら話を続ける。
「それに対して、姉貴は遠慮っていうか拒絶しがちというか・・人を頼れって事。俺に昨日の事を相談するみたいにえりちゃんにも相談してみな。」
そんな話をしていると駅に着いた。
小太郎に言われた通り、絵梨香に相談してみることにした。
「今日時間ある?」とLIMUでメッセージを送った。
30秒ほどで返信が来たので助かった。
「全然空いているけど、どうしたの?」
「私をコーディネートしてください。」
「ふふーん」
「何よ」
「良いよ、可愛いはーちゃん見れると思うし。」
「うるさいな。」
「まぁまぁ、怒んないで。多分池袋とか新宿辺り行くでしょ?」
「うん、そのつもり。」
「今、丁度大崎に居るから待ってるね。」
「うん、ありがとう!」
「良いよ。」
とここでやり取りは終了した。
小太郎が覗き見していたらしく「良かったな、姉貴。」と決め顔で言ってきたので、一発かましといた。
駅に入り、改札を抜ける。
ホームに行くと丁度電車が来たので、私だけ乗車した。
改札までは、一緒だったのに気づいたら小太郎の姿は無くなっていた。
スマホを取り出し、画面を見る。
ネットニュースなどの通知欄に紛れてLIMUの通知があった。
「二人きりにしてやった、楽しんで来い。」
なんだこいつ、普段なら腹が立つのに今日はその腹立たしさは無かった。
10分ほど電車に揺られ、大崎に着いた。
大崎は色んな路線の乗り換え地点となっている。
山手線や湘南新宿ライン、埼京線などの乗り換え地点になっているため、東京テレポートよりも圧倒的に人が多い。
電車から降りスマホを見ると、LIMUの通知が入っていた。
「3、4番線の隣のNowDaysに入ってるね。」
と来ていた。
階段を上り、指定された場所へ向かった。
集合場所のNowDaysに着いたので私は入店した。
「いらっしゃいませー」という声と同時に自動ドア付近の雑誌コーナーで雑誌を読んでいた女性がこちらを見た。
「あ、はーちゃん。さっきぶりー」
「絵梨香、待たせた・・?」
「まぁまぁかな・・?」
「うっ・・申し訳ない・・」
絵梨香の服装は、真ん中に緑の線で英語が書かれた黒いTシャツに、オーバーオールの肩にかけるヒモ見たいな部分が一つ無くなったやつ。
服に疎いから上手く説明は出来ないが、そんな感じ。
周りの人と比べてみても、スタイルは良いし、何より服装がバッチリ似合っている。
「まぁ、はーちゃんからLIMU来た時大崎だったし、別に気にしてないよ?」
とクスクスと笑いながら絵梨香は言う。
「てか、制服なんだね。」
「う、うるさいな・・服が無かったの!」
「はーちゃんらしい。あ、そうだ予算はどれくらい・・?」
「高くても3万。」
「分かった、じゃあ池袋行こう。」
「わかった。」
「あ、もうそろそろ電車来る、行こう。」
「あ、うん」
私たちは、NowDaysを出て8番線に向かった。
湘南新宿ラインは一本逃すと次の電車が来るまで10分ほどかかってしまう。
絵梨香と私は、階段を駆け下りた。
ホームに着くと「まもなく電車がまいります。危ないですから・・」というお決まりのアナウンスが流れていた。
湘南新宿ラインの面倒くさいところは、4号車・5号車だけグリーン席になっている所。
なので、乗る際は毎回4・5号車を避けてならなければならない。
それに、今は帰宅ラッシュの時間帯。
人が少ないわけがない。
「はーちゃん、電車来たよ。」
「お、ほんとだ。」
私たちは7号車が来る辺りまで歩き、人の列に並んでいた。
電車の扉が開き、人が流れてくる。
隅の方で人が出てくるのを待ち、電車に乗り込んだ。
大崎から池袋までは8分ほど掛かる。
「それにしても、はーちゃんが『コーディネート』してほしいって何事かと思ったけど、もしかして明日の事意識しちゃったの・・?」
ニヤリと笑みを浮かべ絵梨香は聞いてくる。
「ち、違うよ!ただ、私服が欲しいと思っただけで・・」
「ほんとに~?」
正直、絵梨香の服、顔、スタイル、髪型が似合い過ぎて直視できない。
ただ、会話しているだけなのに凄くドキドキしている。
心臓がうるさい。
「はーちゃん、どうしたの?何か悩みでもあるの・・?」
「い、いや・・」
パッと顔を上げ、絵梨香の顔を見るとさっき浮かべていた笑みは無く、なんだか冴えない顔をしていた。
「やっぱり、昨日の事怒ってる・・?」
「ち、違うよ!」
私は、声を抑えて絵梨香に言う。
「じゃあ、なに・・?」
相変わらず、絵梨香の顔は冴えないまま。
この時私は思いついた、『そうだ、仕返ししてやろう』と。
昨日、電車の中で絵梨香にされた事をやってやろうと思った、そうすれば逆に私に惚れるかもしれない。
私は周りの目など気にせず、絵梨香の耳元まで顔を近づけて囁いた。
「絵梨香が凄くカッコいいから・・」
囁いた途端、絵梨香の体は小刻みに震えた。
耳元から顔を離し、絵梨香の顔を見る。
絵梨香の顔は真っ赤で、口元を手で隠していた。
昨日、私をいじめている時は小悪魔みたいな顔をしていたのに、今は子犬のような甘い顔をしている。
「は、はーちゃんいきなりすぎ!」
「昨日の仕返しだよー」
クスクスと笑いながら私は言う、対して絵梨香は少しムスッとしていた。
「はーちゃんみたいな可愛い女の子にそんな事されたら、私おかしくなちゃう・・」
絵梨香は私の事を毎回『可愛い』という。
本当に私は可愛い顔をしているのか毎回疑問に思っていた。
「ねぇ、絵梨香。」
「な、なに・・?」
「私って本当に可愛いの・・?」
「そんな事!?」と絵梨香は思ったのか少し驚いた。
「はーちゃん、気づいてないの・・?」
「え、何が?」
「はーちゃん、凄くモテモテなんだよ・・?」
「何それ、分かった。お世辞ってやつでしょ!」
「違う違う、男子の中でもはーちゃんに好意をもってる人も居るし、女子の中でも可愛いって噂になってるんだよ・・?」
「え・・?」
「巷では、『孤高のお姫様』なんて呼ばれてるし・・」
そんな風に呼ばれているなんて、全く知らなかった。
けど、噂なら自分の耳にも入ってきてもおかしくはないと思うのだが。
「そんな話、初めて聞いた。」
「はーちゃん、私以外の人とあんまり話さないもんね。」
やめて!絵梨香、その言葉は私の心に刺さるから!と心の中で思いっていると。
「次は池袋~池袋~」とアナウンスがなった。
「もう着くね。」
「はーちゃん・・」
絵梨香は急にモジモジしながらお願いをしてきた。
「手繋ぎたい・・」
「・・・!!」
「私、昨日ははーちゃんに告白されて嬉しいっていう気持ちが勝ちゃって、上手く自分をコントロール出来なかった。」
「うん・・」
「でも、せっかく恋人同士になれたんだから、手は繋ぎたいなぁって思っちゃって・・」
考えてみれば、付き合って手を繋がないのはおかしい。
それに、今は絵梨香と二人。実質お買い物デートだ。
そんな状況で手も繋がない人はいないと思う。
手を繋ぐのはドキドキする、けど嫌という気持ちは無い。
「良いよ。」
「・・やったあ!」
照れながら「はい」と私は絵梨香の前に手を差し出す、その手を絵梨香は優しく包み込んでくれた。
電車のドアが開く。
電車から降り、手を繋いだままホームの階段を上った。
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