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第6話 逃亡せよ
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そんなに大金を持っているわけでもなく、着の身着のまま的な状態なので、とりあえず行きつけの食堂に入った。
所謂漁師飯みたいなものを出してくれる食堂は、僕を特別扱いしないし、自然に受け入れてくれている感じがして居心地がいい。
首都にいたら絶対に食べられなかった生魚。日本人としてはご馳走に値する。色から言ってもサーモンと思われる切り身に、黒っぽい酢をかけて食べるのはもう慣れた。まぁ、要するに美味しい。白飯がないのが悔やまれるけど、この際パンでもパスタでもいい。腹を満たすものをしっかり食べて、こちらの食堂でも人気のコーヒーは、領地のものより酸味が強い。
食後のコーヒーを堪能して、代金を払う。
「さて、のんびりもしてられないよね」
叔母の家は、確かこちらの国の首都にあたる街にあったはず。よく覚えてないんだけど。領地に来た時に、一回だけ手紙を送ってはいるんだよね、確か。
こちらの国はひたすら海沿いに、国が縦長に形成されている。首都は隣町ぐらい近かったと聞いている。
「とりあえず、移動しよう」
僕は馬車の停泊場に向かった。とにかく、バレないうちに移動するしかない。朝が来たら、バスルームにクロードが入ってくると宣言していた。鍵を開けておいたから、ドアを破壊されることは無いだろう。
僕が逃げ出したことに、気づかなかったことでクロードが、咎められるのは心苦しいけど、仕方がない。
僕は王子と一緒に首都に帰りたくはない。学園にだって入りたくはない。とにかく断罪されたくない。
悪役令息にならないためには、とにかくフラグの回避をするしかないのだ。
馬車での移動が、三日かかった。
首都について、次の馬車を探す。
「モントロール家まで行けるかな?」
僕は御者に声をかけた。
御者が、僕のことをじっくりと見つめる。随分と不躾な視線だ。一応、伯爵家の次男で、王子の婚約者として生きてきた僕としては、こんなにもあからさまに値踏みされるのは心外だ。
着の身着のままだけど、ぼろを着ている訳では無い。櫛を通していないけれど、僕の見事なまでの金髪は艶を無くしている訳でもない。痩せたおかげて、二重がしっかりとなり、作り物のような見事な瞼が、珍しい緑色の目を際立たせている。
僕の見た目だけなら、乗車拒否される要因は全く持ってないはずだ。
「なに?」
一向に返事をしてこない御者に苛立って、思わず僕は声を出した。
「あ、いえ、その」
御者の顔を見て、僕は断念した。良くない感じがするのだ。明らかに僕を値踏みしていた。さすがに、一年間一人で港町をぶらついて世間を知った。
僕の見た目は大層綺麗で、緑色の目はとても珍い。だから、男も女も、老いも若きも僕に遠慮うなく声をかけてくる。行きつけの食堂の女将さんは、僕に世間を教えてくれた大切な人だ。
僕は御者にくるりと背を向けると、違う馬車に近づいた。乗り合い馬車だったのか、複数の客をおろしたばかりの馬車に近づく。扉を閉めようとしている御者に声をかけた。
「モントロール家まで行けるかな?」
背後から声をかけられて、御者が驚いて振り返った。
「ごめんよ、兄ちゃん。ルールがあって、停車場の左にいるのから客を取ることになってんだ」
「うん、知ってる」
だから、最初に声をかけた御者はルール通りに一番左にいた馬車だ。けれど、あの態度は気に入らない。僕だって、危機回避能力ぐらいはある。
「じゃあ…」
御者は僕が諦めたと思って背中を向けようとした。が、それより早く僕が御者の肩を掴む。
「こっちだってそれなりのお金を払うんだから、選ぶ権利あるよね?」
僕は肩を掴んだ御者を自分の方へと向けると、その手に金貨を握らせた。
「そっちだって客を選ぶ事があるだろう?客だって馬車を選びたいよ」
僕がハッキリとそう言うと、御者は諦めたらしい。
周りの御者たちに目配せをしている。周りの御者たちも諦めたのか、誰もが見ないふりをしてくれていた。
これは、最初の御者が悪いのだ。
「モントロール家だったな」
御者は僕を乗せてくれた。
場所の確認は、他の御者たちに聞かせるためなのか、やけに大きな声で確認してきた。
「そうだよ。安全運転でよろしく」
僕は扉を自分で閉めた。
馬車がゆっくりと動き出し、窓から街並みを確認する。同じ色の屋根の建物が並んでいて、景観がいい。小道には同じ色のレンガが敷き詰められて、統一感がある。南フランス辺りのリゾートを、思い起こさせるような美しい街並みだ。まぁ、前世ではそんなところに行ったことなんてないけどね。
丘の上に行くほど、階級が上がっていくらしい。確かに、美しい街並みを一望できる。一番高いところにあるのはお城だ。
当たり前だけど、王様が一番偉い。
僕を乗せた馬車は、ゆっくりと丘を登り、中腹辺にある邸宅の前に止まった。葉っぱをモチーフにした家紋が掲げられている。モントロール家だ。
馬車が止まると、どこからともなく使用人らしい男が現れた。
御庭番といったところだろうか?
「どのようなご要件で?」
彼は御者ではなく、僕の座る馬車の窓に向かって声をかけてきた。明らかに一般の乗合馬車の御者に要件は聞かない。
「叔母様に会いに来たんだけど」
僕は、窓から顔を出した。
彼は僕の顔を見て、一瞬驚いたような顔をして、すぐに頭を下げた。
「しばしお待ちを」
門の近くにある小屋に消えていく。おそらく、簡易電話みたいなものを使って、邸の下令にでも連絡をとっているのだろう。
僕はそのまま馬車の中でまった。
御者も、金貨を渡されている以上、僕を降ろしていくわけにはいかないようだ。ここのまでの距離だと、金貨一枚ではお釣りが必要だ。
ややあって、御庭番の彼が門を開けた。
「そのまま玄関までどうぞ」
しっかりと門を両開きして、僕を乗せた馬車を中へと通す。御者は恐縮した体で、馬を操り、庭の小道をはしらせる。
僕は馬車の中から、叔母の邸の庭を眺めた。はっきりいって記憶なんてない。ただ、よく手入れされた美しい庭だとわかる程度だ。
馬車が、玄関前のアプローチに停ると、いかにも執事らしい威厳のある男性が待ち構えていた。
扉を開けて、僕がゆっくりと馬車からおりると、その男性が僕に頭を下げる。
「フィンリィ様、ようこそいらっしゃいました」
名乗ってもいないのに、僕の名前をすんなりと呼んだ。
「叔母様は?」
「はい、中でお待ちしております。この邸の執事を務めております。私イルゼが、ご案内させていただきます」
イルゼは僕に中に入るよう勧めてきた。
御者には、使用人と思しき男性が、何かを渡しているのが見えた。手間賃なのか、口止め料なのか、その辺は詮索しないでおこう。
イゼルの案内で、叔母様が待つ客間にたどり着いた。
うん、やっぱりなんにも覚えていない。そもそも、ここに最後に来たのはいつだっただろうか?
「叔母様、ご無沙汰しております」
僕は客間に足を踏み入れるなりそういった。何年もあっていないから、そもそも叔母様の顔なんてわかる訳がなかった。
「フィンリィ、久しぶりね。大きくなったわ」
目の前に、鮮やかな色彩のドレスを着た女性がいた。そして、両手を広げて僕を迎え入れてくれた。
そういえば、夫たるこの邸の主人はどんな人物なんだろう?
「手紙一つでごめんなさい」
僕は、とりあえず謝罪の言葉を口にした。領地に来てます。って手紙だけ送って、いきなりの訪問をしたわけだから、だいぶ失礼だろうと思う。
「何を言っているの。可愛いあなたなら、いつでも歓迎よ」
叔母様は、僕をハグして両の頬へとキスを落とした。
「ありがとう、叔母様」
僕もお礼に叔母様の頬にキスを落とした。
そうして、ソファーに座って二人でゆったりとお茶にした。急な訪問なのに、随分とたくさんのお菓子が用意された。
「フィンリィが好きだと言っていたお菓子よ」
所謂マカロンが出てきた。中のクリームはそんなに凝ってはいない。ただ、素材の味がいいのでとても美味しい。
「フィンリィは相変わらず甘いものが大好きね」
叔母様は微笑んでくれた。
僕のこの子どもっぽい所を許してくれる優しい人だ。
僕は有難く叔母様の好意に甘えることにした。
けれど夕飯後、僕は絶望に直面した。
「うそ……もう、来たの…」
夜遅くに叔母様の屋敷を訪ねてきたのは、誰あろう王子だったのだ。
所謂漁師飯みたいなものを出してくれる食堂は、僕を特別扱いしないし、自然に受け入れてくれている感じがして居心地がいい。
首都にいたら絶対に食べられなかった生魚。日本人としてはご馳走に値する。色から言ってもサーモンと思われる切り身に、黒っぽい酢をかけて食べるのはもう慣れた。まぁ、要するに美味しい。白飯がないのが悔やまれるけど、この際パンでもパスタでもいい。腹を満たすものをしっかり食べて、こちらの食堂でも人気のコーヒーは、領地のものより酸味が強い。
食後のコーヒーを堪能して、代金を払う。
「さて、のんびりもしてられないよね」
叔母の家は、確かこちらの国の首都にあたる街にあったはず。よく覚えてないんだけど。領地に来た時に、一回だけ手紙を送ってはいるんだよね、確か。
こちらの国はひたすら海沿いに、国が縦長に形成されている。首都は隣町ぐらい近かったと聞いている。
「とりあえず、移動しよう」
僕は馬車の停泊場に向かった。とにかく、バレないうちに移動するしかない。朝が来たら、バスルームにクロードが入ってくると宣言していた。鍵を開けておいたから、ドアを破壊されることは無いだろう。
僕が逃げ出したことに、気づかなかったことでクロードが、咎められるのは心苦しいけど、仕方がない。
僕は王子と一緒に首都に帰りたくはない。学園にだって入りたくはない。とにかく断罪されたくない。
悪役令息にならないためには、とにかくフラグの回避をするしかないのだ。
馬車での移動が、三日かかった。
首都について、次の馬車を探す。
「モントロール家まで行けるかな?」
僕は御者に声をかけた。
御者が、僕のことをじっくりと見つめる。随分と不躾な視線だ。一応、伯爵家の次男で、王子の婚約者として生きてきた僕としては、こんなにもあからさまに値踏みされるのは心外だ。
着の身着のままだけど、ぼろを着ている訳では無い。櫛を通していないけれど、僕の見事なまでの金髪は艶を無くしている訳でもない。痩せたおかげて、二重がしっかりとなり、作り物のような見事な瞼が、珍しい緑色の目を際立たせている。
僕の見た目だけなら、乗車拒否される要因は全く持ってないはずだ。
「なに?」
一向に返事をしてこない御者に苛立って、思わず僕は声を出した。
「あ、いえ、その」
御者の顔を見て、僕は断念した。良くない感じがするのだ。明らかに僕を値踏みしていた。さすがに、一年間一人で港町をぶらついて世間を知った。
僕の見た目は大層綺麗で、緑色の目はとても珍い。だから、男も女も、老いも若きも僕に遠慮うなく声をかけてくる。行きつけの食堂の女将さんは、僕に世間を教えてくれた大切な人だ。
僕は御者にくるりと背を向けると、違う馬車に近づいた。乗り合い馬車だったのか、複数の客をおろしたばかりの馬車に近づく。扉を閉めようとしている御者に声をかけた。
「モントロール家まで行けるかな?」
背後から声をかけられて、御者が驚いて振り返った。
「ごめんよ、兄ちゃん。ルールがあって、停車場の左にいるのから客を取ることになってんだ」
「うん、知ってる」
だから、最初に声をかけた御者はルール通りに一番左にいた馬車だ。けれど、あの態度は気に入らない。僕だって、危機回避能力ぐらいはある。
「じゃあ…」
御者は僕が諦めたと思って背中を向けようとした。が、それより早く僕が御者の肩を掴む。
「こっちだってそれなりのお金を払うんだから、選ぶ権利あるよね?」
僕は肩を掴んだ御者を自分の方へと向けると、その手に金貨を握らせた。
「そっちだって客を選ぶ事があるだろう?客だって馬車を選びたいよ」
僕がハッキリとそう言うと、御者は諦めたらしい。
周りの御者たちに目配せをしている。周りの御者たちも諦めたのか、誰もが見ないふりをしてくれていた。
これは、最初の御者が悪いのだ。
「モントロール家だったな」
御者は僕を乗せてくれた。
場所の確認は、他の御者たちに聞かせるためなのか、やけに大きな声で確認してきた。
「そうだよ。安全運転でよろしく」
僕は扉を自分で閉めた。
馬車がゆっくりと動き出し、窓から街並みを確認する。同じ色の屋根の建物が並んでいて、景観がいい。小道には同じ色のレンガが敷き詰められて、統一感がある。南フランス辺りのリゾートを、思い起こさせるような美しい街並みだ。まぁ、前世ではそんなところに行ったことなんてないけどね。
丘の上に行くほど、階級が上がっていくらしい。確かに、美しい街並みを一望できる。一番高いところにあるのはお城だ。
当たり前だけど、王様が一番偉い。
僕を乗せた馬車は、ゆっくりと丘を登り、中腹辺にある邸宅の前に止まった。葉っぱをモチーフにした家紋が掲げられている。モントロール家だ。
馬車が止まると、どこからともなく使用人らしい男が現れた。
御庭番といったところだろうか?
「どのようなご要件で?」
彼は御者ではなく、僕の座る馬車の窓に向かって声をかけてきた。明らかに一般の乗合馬車の御者に要件は聞かない。
「叔母様に会いに来たんだけど」
僕は、窓から顔を出した。
彼は僕の顔を見て、一瞬驚いたような顔をして、すぐに頭を下げた。
「しばしお待ちを」
門の近くにある小屋に消えていく。おそらく、簡易電話みたいなものを使って、邸の下令にでも連絡をとっているのだろう。
僕はそのまま馬車の中でまった。
御者も、金貨を渡されている以上、僕を降ろしていくわけにはいかないようだ。ここのまでの距離だと、金貨一枚ではお釣りが必要だ。
ややあって、御庭番の彼が門を開けた。
「そのまま玄関までどうぞ」
しっかりと門を両開きして、僕を乗せた馬車を中へと通す。御者は恐縮した体で、馬を操り、庭の小道をはしらせる。
僕は馬車の中から、叔母の邸の庭を眺めた。はっきりいって記憶なんてない。ただ、よく手入れされた美しい庭だとわかる程度だ。
馬車が、玄関前のアプローチに停ると、いかにも執事らしい威厳のある男性が待ち構えていた。
扉を開けて、僕がゆっくりと馬車からおりると、その男性が僕に頭を下げる。
「フィンリィ様、ようこそいらっしゃいました」
名乗ってもいないのに、僕の名前をすんなりと呼んだ。
「叔母様は?」
「はい、中でお待ちしております。この邸の執事を務めております。私イルゼが、ご案内させていただきます」
イルゼは僕に中に入るよう勧めてきた。
御者には、使用人と思しき男性が、何かを渡しているのが見えた。手間賃なのか、口止め料なのか、その辺は詮索しないでおこう。
イゼルの案内で、叔母様が待つ客間にたどり着いた。
うん、やっぱりなんにも覚えていない。そもそも、ここに最後に来たのはいつだっただろうか?
「叔母様、ご無沙汰しております」
僕は客間に足を踏み入れるなりそういった。何年もあっていないから、そもそも叔母様の顔なんてわかる訳がなかった。
「フィンリィ、久しぶりね。大きくなったわ」
目の前に、鮮やかな色彩のドレスを着た女性がいた。そして、両手を広げて僕を迎え入れてくれた。
そういえば、夫たるこの邸の主人はどんな人物なんだろう?
「手紙一つでごめんなさい」
僕は、とりあえず謝罪の言葉を口にした。領地に来てます。って手紙だけ送って、いきなりの訪問をしたわけだから、だいぶ失礼だろうと思う。
「何を言っているの。可愛いあなたなら、いつでも歓迎よ」
叔母様は、僕をハグして両の頬へとキスを落とした。
「ありがとう、叔母様」
僕もお礼に叔母様の頬にキスを落とした。
そうして、ソファーに座って二人でゆったりとお茶にした。急な訪問なのに、随分とたくさんのお菓子が用意された。
「フィンリィが好きだと言っていたお菓子よ」
所謂マカロンが出てきた。中のクリームはそんなに凝ってはいない。ただ、素材の味がいいのでとても美味しい。
「フィンリィは相変わらず甘いものが大好きね」
叔母様は微笑んでくれた。
僕のこの子どもっぽい所を許してくれる優しい人だ。
僕は有難く叔母様の好意に甘えることにした。
けれど夕飯後、僕は絶望に直面した。
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