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爆発物カウントダウン作戦
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「ちょ、ちょっと待ってください!」
襲い来るキンピカさんに両手をかざす。ピタッと立ち止まったキンピカさんは、ごはんを前にした大型肉食獣みたいに目をまんまるくした。
「よし、待つ!」
「あのですね、キンピカさん」
「キンピカさん?」
あ!しまった!
「ご、ごめんなさい!お名前を聞いてなかったから、勝手にそう呼んでて……!」
キンピカさんは白い歯を煌めかせて、元気いっぱいに笑う。大教室じゅうに反響して、残っていた学生たちはその肺活量に恐れおののいた。
「ああ、そういえばそうだったな!私の名は『ローガン・ルーザー』だ!できたてホヤホヤの名前だぞ!学年はピンクフタコブヘビヘアーの誘蛾灯と同じ1回生だ!あとルーザーっていう国の王族みたいな感じだが、まあそんなことより来てくれ!昼飯を一緒に食べよう!ジャムサンドイッチの中身はイチゴとアンズとクリームとレーズンとピーナッツバターと」
「情報量すごいんで待ってくださいって!!!」
「わかった!君が落ち着くまで待っていよう!」
静かな教室に、カタツムリの童謡が流れる。
「すいませんッ!考えがまとまらなくなるんで鼻歌もやめてください!」
「厳しいなライラ!ひょっとして昨日一緒にアリ塚に行けなかったから怒っているのか?安心するといい!ちゃんと今朝もアリ塚が残っているか現地確認しといたからな!」
声が大きい。存在が激しい。見た目が眩しい。なんにも考えがまとまらない。さっきまで悩んでいたことが吹っ飛ぶ。初めて会ったときもこうだった。
わたしはキンピカさん改め、ローガンさんの言うことを受け止めるのをやめ、自分も言いたいことを言うことにした。会話のキャッチボールを諦め、ドッチボールに切り替える。「ええと、まずですね……」
立ち上がって大きく息を吸い、お辞儀をしながら叫ぶ。
「ごはんは一緒に食べられないんですッ!ごめんなさい!」
「なんだって!?そんなにもアリ塚のことを」
「いえアリ塚は全然関係ないんです!わたしには婚約者がいるので男性の方とふたりでごはんは食べられないんです!」
「アリ塚をかばわなくてもいいんだぞ!だったら、どうすれば私とごはん食べてくれるんだ!」
「食べられないです!あと別にアリ塚をかばってるわけじゃないです!」
「では、アリ塚はやはりあった方がいいということだな!」
「そうですね、ないよりはあった方が――」
ペチーン!と、わたしは自分のおでこを叩いた。
ほら!
ほらこれだ!
またわけわかんなくなるとこだった!
わたしは渾身の大きな声を出した。
「そうじゃないんですッ!!」
もう身ぶり手ぶりも交える。
「アリ塚のことは一旦忘れてください!今話してるのは別のことなので!」
「忘れる?アリ塚を?本当に忘れて後悔しないのか……?」
思いのほか真剣な声で問われ、わたしはローガンさんを見つめた。後悔。アリ塚を忘れて本当に後悔しないんだろうか。こんなにもわたしを支えてくれたアリ塚を――。
「後悔しないですよッ!!??」
あっぶない!とってもあぶなかった!アリ塚との思い出を回想するところだった!思い出があまりなくてよかった!!
ローガンさんは「私も新しいアリ塚を探すから後悔しない!」とかなんとか言っている。
贈り物のことを話したいし、親切にしてくれたお礼も言いたいし、ジャムサンドイッチのことだって詳しく聞いてあげたい。こんなふうに大きな声を出したいわけじゃないのに、なかなかうまくいかない。
「ローガンさん……とにかく、わたしは一緒にごはんを食べられません」
ちょっと疲れた声になったからか、ローガンさんは黙り込んだ。不満そうに口をとがらせている。はじめて見る顔だ。どうしよう、罪悪感がすごい。いや流されてはいけない。これはわたしのためでもあり、彼のためでもあるのだ。
「その、だから、他の方と食べて――なにやってるんですか?」
ローガンさんは教壇の前に移動し、少し広いスペースに仰向けになっている。そのままの恰好で声を張り上げた。
「話はわかった!だから、私は現時刻よりここで仰向けになって手足をバタつかせ、できうる限りの大声で泣きわめくこととする!君が『一緒に食べます。いや食べさせてください』というまでその行為を続けるつもりだが、君に放置する覚悟はあるのか!」
「自分の尊厳を地に堕とすような脅し方しますねッ!!??」
「じゅーう、きゅーう、はーち」
うわ!カウントダウンしはじめた!こわい!
「あ、あの、ウェリタス様、大丈夫ですか?先生を呼んできましょうか?」と、これまで話したことがない学友たちが心配そうに声をかけてくれる。わたしと同じように制服を着ているから、爵位のない家柄の子かもしれない。
「い、今ほかの教室は授業中ですよ。あんな大きな声出されたら……」
ふつうにしていてあの大音声なのに、彼は『できうる限りの大声』で泣きわめくという。この栄えある王立学術院の大教室で。
「ごー、よーん」
教室から避難が始まるが、とても全員が逃げ出すまで間に合わない。
「さーん、にーい」
「ウェリタス様!」「お、お願いです!止めてください!」「ライラ様!!」
「い」
「一緒に食べますッ!いや食べさせてくださいッ!!!」
ローガンさんは寝転がったまま、乙女の腰が砕けそうな甘い笑みを浮かべた。なお、極度のプレッシャーで本当に腰が砕けているわたしには効果がない。
「これで相関図が公然と開示できたかな」
ローガンさんがうれしそうにつぶやいた声は、こちらには届かなかった。
襲い来るキンピカさんに両手をかざす。ピタッと立ち止まったキンピカさんは、ごはんを前にした大型肉食獣みたいに目をまんまるくした。
「よし、待つ!」
「あのですね、キンピカさん」
「キンピカさん?」
あ!しまった!
「ご、ごめんなさい!お名前を聞いてなかったから、勝手にそう呼んでて……!」
キンピカさんは白い歯を煌めかせて、元気いっぱいに笑う。大教室じゅうに反響して、残っていた学生たちはその肺活量に恐れおののいた。
「ああ、そういえばそうだったな!私の名は『ローガン・ルーザー』だ!できたてホヤホヤの名前だぞ!学年はピンクフタコブヘビヘアーの誘蛾灯と同じ1回生だ!あとルーザーっていう国の王族みたいな感じだが、まあそんなことより来てくれ!昼飯を一緒に食べよう!ジャムサンドイッチの中身はイチゴとアンズとクリームとレーズンとピーナッツバターと」
「情報量すごいんで待ってくださいって!!!」
「わかった!君が落ち着くまで待っていよう!」
静かな教室に、カタツムリの童謡が流れる。
「すいませんッ!考えがまとまらなくなるんで鼻歌もやめてください!」
「厳しいなライラ!ひょっとして昨日一緒にアリ塚に行けなかったから怒っているのか?安心するといい!ちゃんと今朝もアリ塚が残っているか現地確認しといたからな!」
声が大きい。存在が激しい。見た目が眩しい。なんにも考えがまとまらない。さっきまで悩んでいたことが吹っ飛ぶ。初めて会ったときもこうだった。
わたしはキンピカさん改め、ローガンさんの言うことを受け止めるのをやめ、自分も言いたいことを言うことにした。会話のキャッチボールを諦め、ドッチボールに切り替える。「ええと、まずですね……」
立ち上がって大きく息を吸い、お辞儀をしながら叫ぶ。
「ごはんは一緒に食べられないんですッ!ごめんなさい!」
「なんだって!?そんなにもアリ塚のことを」
「いえアリ塚は全然関係ないんです!わたしには婚約者がいるので男性の方とふたりでごはんは食べられないんです!」
「アリ塚をかばわなくてもいいんだぞ!だったら、どうすれば私とごはん食べてくれるんだ!」
「食べられないです!あと別にアリ塚をかばってるわけじゃないです!」
「では、アリ塚はやはりあった方がいいということだな!」
「そうですね、ないよりはあった方が――」
ペチーン!と、わたしは自分のおでこを叩いた。
ほら!
ほらこれだ!
またわけわかんなくなるとこだった!
わたしは渾身の大きな声を出した。
「そうじゃないんですッ!!」
もう身ぶり手ぶりも交える。
「アリ塚のことは一旦忘れてください!今話してるのは別のことなので!」
「忘れる?アリ塚を?本当に忘れて後悔しないのか……?」
思いのほか真剣な声で問われ、わたしはローガンさんを見つめた。後悔。アリ塚を忘れて本当に後悔しないんだろうか。こんなにもわたしを支えてくれたアリ塚を――。
「後悔しないですよッ!!??」
あっぶない!とってもあぶなかった!アリ塚との思い出を回想するところだった!思い出があまりなくてよかった!!
ローガンさんは「私も新しいアリ塚を探すから後悔しない!」とかなんとか言っている。
贈り物のことを話したいし、親切にしてくれたお礼も言いたいし、ジャムサンドイッチのことだって詳しく聞いてあげたい。こんなふうに大きな声を出したいわけじゃないのに、なかなかうまくいかない。
「ローガンさん……とにかく、わたしは一緒にごはんを食べられません」
ちょっと疲れた声になったからか、ローガンさんは黙り込んだ。不満そうに口をとがらせている。はじめて見る顔だ。どうしよう、罪悪感がすごい。いや流されてはいけない。これはわたしのためでもあり、彼のためでもあるのだ。
「その、だから、他の方と食べて――なにやってるんですか?」
ローガンさんは教壇の前に移動し、少し広いスペースに仰向けになっている。そのままの恰好で声を張り上げた。
「話はわかった!だから、私は現時刻よりここで仰向けになって手足をバタつかせ、できうる限りの大声で泣きわめくこととする!君が『一緒に食べます。いや食べさせてください』というまでその行為を続けるつもりだが、君に放置する覚悟はあるのか!」
「自分の尊厳を地に堕とすような脅し方しますねッ!!??」
「じゅーう、きゅーう、はーち」
うわ!カウントダウンしはじめた!こわい!
「あ、あの、ウェリタス様、大丈夫ですか?先生を呼んできましょうか?」と、これまで話したことがない学友たちが心配そうに声をかけてくれる。わたしと同じように制服を着ているから、爵位のない家柄の子かもしれない。
「い、今ほかの教室は授業中ですよ。あんな大きな声出されたら……」
ふつうにしていてあの大音声なのに、彼は『できうる限りの大声』で泣きわめくという。この栄えある王立学術院の大教室で。
「ごー、よーん」
教室から避難が始まるが、とても全員が逃げ出すまで間に合わない。
「さーん、にーい」
「ウェリタス様!」「お、お願いです!止めてください!」「ライラ様!!」
「い」
「一緒に食べますッ!いや食べさせてくださいッ!!!」
ローガンさんは寝転がったまま、乙女の腰が砕けそうな甘い笑みを浮かべた。なお、極度のプレッシャーで本当に腰が砕けているわたしには効果がない。
「これで相関図が公然と開示できたかな」
ローガンさんがうれしそうにつぶやいた声は、こちらには届かなかった。
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