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開始前
そうだ、斬首台へ行こう!
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【処刑エンド】
主人公に異常な興味を持ち執着するユージーンの言動にキアンは苦言を呈し注意する。
口うるさいキアンが鬱陶しくなり、主人公と仲が良いことも許せず目障りになって怒り、翌朝、周りの制止を無視し斬首台にて処刑してしまう。
そう、このエンドがあったじゃないか!
唯一凌辱されず、ゲーム通りのこのエンドが。
俺にとっては凌辱されない唯一のハッピーエンド、処刑ルートへ突き進もう!
何が何でも掘られるのは嫌だ。
あのエグイ、ドン引き過激エロスチルを身をもって体験するなんて絶対に嫌だ!!!
製作者はユージーンとキアンの凌辱に一番力を入れたんだろ? って事は見れなかったスチルはきっと、他の攻略者でドン引きしたものより更に酷いものって事なんだよな!? 怖ぇ! 嫌すぎる!!
地下牢も男娼も奴隷も獣も絶対に、絶対にごめんだ!
凌辱・輪姦されるなら死んだ方がいい。
正直怖いが、斬首の一瞬でサヨナラできればハッピーエンドじゃないか!
どうせ一度死んでるんだ。
このクソゲーの世界からおさらばするんだ。
処刑ルート万歳!
喜んで処刑ルートに行くぜ!
散々選択を間違えて王子に首チョンパされたんだ、選択肢はわかっている。問題はない。
首チョンパなら凌辱もされず、王子が怒った翌朝にサクッと執行されて終わるから苦しみも最小限で済む。
俺の未来は明るい!
待ってろ斬首台!首チョンパ!
将来の目標が決まった俺は王子に嫌われるよう張りきった。
取りあえずは放棄していた側近としてちゃんと働いた。
ユージーンにもの凄く心配されて医者に診せられたが・・・何だよ!? 元々側近だろ!
斬首台に行く為には側近から外されるわけにはいかない。
完璧に徹しようとしたけれど、ユージーンが初めて不穏な空気を出したので、2人だけの時は今までと変わりなく過ごす事にした。
とはいえ、高等部は15歳から、主人公が入学するのは16歳の時だから、それまでにユージーンと少しづつ距離をとってちょっとづつ、嫌みを・・・いや、今から慣らすとよくないから主人公が入ってから苦言を始めよう。
今は勉強や他の事を頑張ろう。
適度な距離をとってちょっと気に障る奴になろう。
そういうキャラ好きじゃないけど、ハッピーエンドの為だ、頑張って演じきろう。
今は13歳、余裕で間に合う。
なのに、ユージーンは距離を取ろうとする度、同じ距離詰めてきた。
いや、同じじゃなく少しづつ近寄ってきてる気がする・・・
何か過保護になったし、あの体育倉庫で襲われた後くらいからか?
「何かあったのか?」
ユージーンは事ある毎に俺に触れる。
隠した顔を見る為に、頻繁に前髪を除け瞳を覗き込んでくる。
頬に触れて顔をじっと見られるのは、少し苦手だ。
人気NO.1の王子様だけあって本当に美丈夫なんだよなぁ・・・男の色気も増してきてるし。
例え王子じゃなくてもモテモテだ。
「いや、何もないよ」
帰りの馬車内で2人きり。
「誰かに何かされたのか?言われたりとか・・・」
心配性なのは記憶を無くしてからずっとだけど、このところ更に増してる。
「いや、本当に何もないって! 大丈夫。
そばにいるんだから、ユージーンが一番知ってるだろ」
「そうだけど・・・」
目標が変わり逃亡計画をたてなくなってから変態達は現れなくなった。
凄ぇ・・・こうまで変わるのか。
俺は16歳までの3年間は安泰に暮らせるだろう。
処刑台に行くまでに残りの人生楽しんでおかないとな・・・
「しいて言うなら、どっか遊びに行きたいなーって。 思い出作りしたい」
「・・・・へぇ・・・。」
色々なところに行って、色々な物を見て体験して、楽しみたい。
逃げる事ばかりで世界を見ていなかった。
変質者に襲われてばかりだったしさ・・・
楽しい思い出が一つもないだなんて、虚し過ぎる。
「船旅とかいいよなぁ。訪れた土地の文化に触れて、郷土料理楽しんでさ・・・土産とか選ぶのも楽しそうだ」
テレビで見た豪華客船、この世界にもあると知って喜んだ。
死ぬまでに一度は体験してみたい事の一つだ。
「・・・・夏休みに旅行、行くか?」
「本当か!?」
やった! 言ってみるもんだ。 凄ぇ嬉しい! やっぱ船旅!? それとも馬車か!?
どちらでも旅行できるのは嬉しい。
逃亡計画をたてなくなった今なら変態に襲われる事なく楽しめるだろう。
喜ぶ俺にユージーンは柔らかく微笑んで。
あぁ、こんな顔もできるんだなんて思いながら俺は初めての旅行計画に胸躍らせ夏休みを待った。
主人公に異常な興味を持ち執着するユージーンの言動にキアンは苦言を呈し注意する。
口うるさいキアンが鬱陶しくなり、主人公と仲が良いことも許せず目障りになって怒り、翌朝、周りの制止を無視し斬首台にて処刑してしまう。
そう、このエンドがあったじゃないか!
唯一凌辱されず、ゲーム通りのこのエンドが。
俺にとっては凌辱されない唯一のハッピーエンド、処刑ルートへ突き進もう!
何が何でも掘られるのは嫌だ。
あのエグイ、ドン引き過激エロスチルを身をもって体験するなんて絶対に嫌だ!!!
製作者はユージーンとキアンの凌辱に一番力を入れたんだろ? って事は見れなかったスチルはきっと、他の攻略者でドン引きしたものより更に酷いものって事なんだよな!? 怖ぇ! 嫌すぎる!!
地下牢も男娼も奴隷も獣も絶対に、絶対にごめんだ!
凌辱・輪姦されるなら死んだ方がいい。
正直怖いが、斬首の一瞬でサヨナラできればハッピーエンドじゃないか!
どうせ一度死んでるんだ。
このクソゲーの世界からおさらばするんだ。
処刑ルート万歳!
喜んで処刑ルートに行くぜ!
散々選択を間違えて王子に首チョンパされたんだ、選択肢はわかっている。問題はない。
首チョンパなら凌辱もされず、王子が怒った翌朝にサクッと執行されて終わるから苦しみも最小限で済む。
俺の未来は明るい!
待ってろ斬首台!首チョンパ!
将来の目標が決まった俺は王子に嫌われるよう張りきった。
取りあえずは放棄していた側近としてちゃんと働いた。
ユージーンにもの凄く心配されて医者に診せられたが・・・何だよ!? 元々側近だろ!
斬首台に行く為には側近から外されるわけにはいかない。
完璧に徹しようとしたけれど、ユージーンが初めて不穏な空気を出したので、2人だけの時は今までと変わりなく過ごす事にした。
とはいえ、高等部は15歳から、主人公が入学するのは16歳の時だから、それまでにユージーンと少しづつ距離をとってちょっとづつ、嫌みを・・・いや、今から慣らすとよくないから主人公が入ってから苦言を始めよう。
今は勉強や他の事を頑張ろう。
適度な距離をとってちょっと気に障る奴になろう。
そういうキャラ好きじゃないけど、ハッピーエンドの為だ、頑張って演じきろう。
今は13歳、余裕で間に合う。
なのに、ユージーンは距離を取ろうとする度、同じ距離詰めてきた。
いや、同じじゃなく少しづつ近寄ってきてる気がする・・・
何か過保護になったし、あの体育倉庫で襲われた後くらいからか?
「何かあったのか?」
ユージーンは事ある毎に俺に触れる。
隠した顔を見る為に、頻繁に前髪を除け瞳を覗き込んでくる。
頬に触れて顔をじっと見られるのは、少し苦手だ。
人気NO.1の王子様だけあって本当に美丈夫なんだよなぁ・・・男の色気も増してきてるし。
例え王子じゃなくてもモテモテだ。
「いや、何もないよ」
帰りの馬車内で2人きり。
「誰かに何かされたのか?言われたりとか・・・」
心配性なのは記憶を無くしてからずっとだけど、このところ更に増してる。
「いや、本当に何もないって! 大丈夫。
そばにいるんだから、ユージーンが一番知ってるだろ」
「そうだけど・・・」
目標が変わり逃亡計画をたてなくなってから変態達は現れなくなった。
凄ぇ・・・こうまで変わるのか。
俺は16歳までの3年間は安泰に暮らせるだろう。
処刑台に行くまでに残りの人生楽しんでおかないとな・・・
「しいて言うなら、どっか遊びに行きたいなーって。 思い出作りしたい」
「・・・・へぇ・・・。」
色々なところに行って、色々な物を見て体験して、楽しみたい。
逃げる事ばかりで世界を見ていなかった。
変質者に襲われてばかりだったしさ・・・
楽しい思い出が一つもないだなんて、虚し過ぎる。
「船旅とかいいよなぁ。訪れた土地の文化に触れて、郷土料理楽しんでさ・・・土産とか選ぶのも楽しそうだ」
テレビで見た豪華客船、この世界にもあると知って喜んだ。
死ぬまでに一度は体験してみたい事の一つだ。
「・・・・夏休みに旅行、行くか?」
「本当か!?」
やった! 言ってみるもんだ。 凄ぇ嬉しい! やっぱ船旅!? それとも馬車か!?
どちらでも旅行できるのは嬉しい。
逃亡計画をたてなくなった今なら変態に襲われる事なく楽しめるだろう。
喜ぶ俺にユージーンは柔らかく微笑んで。
あぁ、こんな顔もできるんだなんて思いながら俺は初めての旅行計画に胸躍らせ夏休みを待った。
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