サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

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第3章

28話-2 ホテルのパートとの飲み会

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私「どのぐらい、食べてないの?」

A「もう三年は続いています。」

私「でもさ、そんな事をしていると、その内に、ビタミンB十二欠乏症になっちゃうから気を付けてよ。症状は手足が痺れてきたり、痛くなったりするからさ」

A「副長は管理栄養士さんだからですね。確かにそういう時期があって、マッサージとか行っても全然良くならなくて」

私「ビタミンB十二って言うのは、他のビタミンの様に野菜やフルーツからでは取れなくて肉とか魚からしか取れないんだよね。だからベジタリアンの人が良くなる症状なんだよ。どうしても肉が嫌だったら、薬屋に行って栄養剤を飲むと良いと思うよ」

A「副長はいつもそうやって、スタッフの健康の事まで気にして下さるから本当に嬉しいです。うちの主人ったら……」

私「ほらほら、また始まったよ」
 
B「あと、私の歳になると気を付けているのは、甘い物の取り過ぎですかね」

私「それと、加工肉、例えばハムとかソーセージ類ね。着色料とか保存料が多い食品は控えないと。血液がドロドロになるし添加物も多いからさ」

C「私も、このホテルに入ってから薄味を心掛けるようにしています。だってあれだけ、事務所の壁と言う壁に注意文が貼ってあったら、気を付けるようになりますよね?」

私「そうでしょ!?パートさんがそれを読んで気を付けてくれるんだから、職員だって気を付けて指導するようになるじゃない?」

A「副長は壁に紙を貼るのがお好きですものね?」

私「その辺に置いてあったら、捨てちゃうし誰も読まないでしょ?」

A「確かに」

私「後は、家庭での食事としては出汁をちゃんと取って、スープストックじゃないけど、冷凍しておくと良いよね」

B「今、小口になっているのがありますものね」

私「そう、ああいうのを買って取ると良いよね」

A「朝の出勤時の話しですけど、たいして珍しくもないのですけど、電車の中でメイクする人、けっこう見ますよね?」

B「いるいる、いるよね~!私がいつも乗る通勤電車では、乗る前から乗っていて、私と同じ駅で降りるまでにフルメイクを完成させる人がいるんですよ。ほぼ同じ時間だから」

A「ファンデの時はあんなに小刻みに、そしてたまにグラッとかするでしょ?電車内で良くメイクできるなーっていつも見ているんですよ」

C「たしかにいますよね。最初と降りる時の変わりようったら!」と言って笑った。

私「さすがに『化ける』と書くだけのことあるよね? 化粧品って、けっこう臭い時あるし、粉とか飛んでくるし最高の迷惑行為だよな」

A「しかしあれですよね。メイクしている顔って凄いブスじゃないですか?白目剥いたり、鼻の下を伸ばしたり、とてもとても人様にお見せできるような顔じゃないと思うんですよ」

C「家ですら、メイク中の鏡に映った自分の顔を見て、ブスだなぁ!と思う事良くありますものね」

B「あの無様な顔を世間様に公表できてしまうあたり、人間離れしたお考えをお持ちの方なのかもしれませんね」

A「ちなみに私、寝る時はヘアーキャップして寝ているんですよ」

B「何で?」

A「傷みの防止の為に決まっているじゃない?」

私「旦那とのアレの時も被っているの?」

A「副長、何回言ったら分かるのかな?うちはずっとレスなの!分かった?」

私「そうだったね」

A「朝なんかそれは、それは酷い事になっていて自分で毎朝笑っているんです」

そんなどうでも良い話しをして飲み会は終り会計をして終電で帰った。

つづく
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