サレ夫が愛した女性たちの追憶

しらかわからし

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第1章

20話-2 大家さん家族とキャンプへ

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焼き台に薪を用意して夕飯はBBQだったので、私が火起こしをすると、「先生は何でもできるんですね」と真凛が言った。

「そんなことはないよ」と私。

奥様が「先生はマンションの掃除も今までの管理人さんよりも綺麗にしてくれるのよ」と言った。

「どうせやるなら徹底的にやった方が自分の為にもなりますから」と私は謙遜のつもりだった。

私は昔から、何でも一度経験をすると、できてしまうので器用貧乏と良く言われていた。

夕方、まだ日が暮れる前の明るい時間で、ある程度準備が整って、薪から炭に火を入れて食材を焼き出した。

焼き台を挟んで私の正面に座った奥様は、背筋を凛と伸ばし膝を上品に揃え、脚を少し斜めに流して座っている佇まいはとても美しかった。

背筋が伸びている分、胸の豊かな膨らみがトップスの上からでも十分に感じられほどだった。

焼き台の上の肉や野菜を取るために前屈みになるとトップスの襟から覗く艶めかしい胸の谷間が見え隠れして、頭から足の爪先まで、清楚ながらもたっぷりの色気を漂わせていた。

夫妻はビールを飲み、私は酒が弱いので、真凛とウーロン茶や炭酸飲料などを飲んでいた。

ちなみに父も叔父は酒が大好きだったが、それほど強くはなく酒に飲まれて失言が多かった。
 
祖父の事は既に他界していたので知らないが母も少しは飲むが弱かった。

我が家の家系は酒にそれほど強い訳ではなさそうだったが、逆に叔母は強く、叔母の両親も強いらしいので、そういう家系のようだった。

ただ、私も経験を重ねて、当時はある程度の強さにはなっていたが父や叔父を見ていて人前では飲まないようにしていた。

食べ終わる頃になると、みんなで片付けを始め、食器の洗い物は車内で洗う事にして、ゴミを集めて焼き台の火は確実に消して余った食材はキャンピングカーの冷蔵庫に運んだ。

ある程度片付いてきた時に、奥様に促されてご主人とキャンプ場の露天風呂に行き一緒に入った。

つづく
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