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第七話
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「どうだ、こいつらの顔に見覚えはないか」
俺はニヤついた顔で見下ろしてくる彼らを見て、ようやく思い出した。
彼らは旧校舎で俺をレイプした男たちだ。
一瞬で青ざめた俺に、第二王子は機嫌良さそうに鼻を鳴らした。
「きっとまた貴様が陵辱されたと知ったら、兄様は前より落ち込むだろう。二度と騎士団に復職できないかもな。お前たち、こいつをさっさとやれ」
王子は床に転がる俺を蹴り上げると、再び自分の椅子に座った。
どうやら傍観に徹するらしい。
騎士たちは気色悪い笑みを浮かべてこちらに手を伸ばしてくる。
「二年前はキツキツで最高だったけど、今はどうかな」
「さすがに二年も経てば処女みたいに戻っちまってるだろ」
下品な笑い声があがる。
男たちは寄ってたかって俺の服を剥いでいった。
ズボンと下着をおろし、俺の足を持ち上げた騎士は指を唾液で濡らすと尻穴に突っ込んできた。
「どうだ、処女に戻ってるか?」
「いや……こいつの尻穴、ほぐれてるぞ」
その言葉を聞いて、騎士たちはまた爆笑した。
「まじかよ! お前あれから男がくせになったのか」
「どんだけエロく成長したか奥まで確かめてやるよ」
騎士の一人は自身の屹立を取り出し、さっそく俺の尻にこすりつけた。
やがて尻穴に鈴口を宛てられ、挿入しようとした時、執務室の扉が外から吹き飛ばされて彼の背中に直撃した。
「いってぇ……」
男は下半身を露出した情けない格好でうずくまる。
扉を失った出入り口の向こうには、剣を構えたフレイが立っていた。
まさかの騎士団長の登場に、下っ端騎士たちは腰を抜かして驚いた。
「貴様ら、このような行いをして今後の覚悟は出来ているんだろうな」
抜き身の刃を向けられ、騎士たちは後ずさった。
そんな中でも副団長であるケンは自身の剣を引き抜きフレイと対峙した。
「殿下は隠れていてください」
そう言って、ケンはフレイに向かって飛びかかった。
硬い金属がぶつかり合う音が何度も部屋に響きわたる。
どちらも剣の腕前は素晴らしいが、次第にケンはフレイに追い詰められていく。
他の騎士たちは彼らのあまりに激しい戦闘に、割って入ることが出来ずに居た。
その時、第一王子はペーパーナイフ片手に俺の元へ走ってきた。
手足を拘束され芋虫状態の俺の首元にナイフを宛てて叫ぶ。
「兄様、これ以上暴れたらこいつを殺してやる!」
フレイはこちらの様子に気づき、一瞬動きを止めた。
だが俺は、彼にも副団長にも負けてやるつもりはなかった。
覚悟を決めて、ナイフを持つ王子の腕に思いっきり噛み付く。
口の中では肌を食い破るぶちりという音がして、彼の血の味がした。
「うわぁああああ!」
王子は絶叫して俺から距離を取る。
それを見て、フレイはケンの攻撃をかわして彼の懐に入ると思いっきり股間を蹴り上げた。
「てめぇら全員玉無しにしてやる!」
俺はニヤついた顔で見下ろしてくる彼らを見て、ようやく思い出した。
彼らは旧校舎で俺をレイプした男たちだ。
一瞬で青ざめた俺に、第二王子は機嫌良さそうに鼻を鳴らした。
「きっとまた貴様が陵辱されたと知ったら、兄様は前より落ち込むだろう。二度と騎士団に復職できないかもな。お前たち、こいつをさっさとやれ」
王子は床に転がる俺を蹴り上げると、再び自分の椅子に座った。
どうやら傍観に徹するらしい。
騎士たちは気色悪い笑みを浮かべてこちらに手を伸ばしてくる。
「二年前はキツキツで最高だったけど、今はどうかな」
「さすがに二年も経てば処女みたいに戻っちまってるだろ」
下品な笑い声があがる。
男たちは寄ってたかって俺の服を剥いでいった。
ズボンと下着をおろし、俺の足を持ち上げた騎士は指を唾液で濡らすと尻穴に突っ込んできた。
「どうだ、処女に戻ってるか?」
「いや……こいつの尻穴、ほぐれてるぞ」
その言葉を聞いて、騎士たちはまた爆笑した。
「まじかよ! お前あれから男がくせになったのか」
「どんだけエロく成長したか奥まで確かめてやるよ」
騎士の一人は自身の屹立を取り出し、さっそく俺の尻にこすりつけた。
やがて尻穴に鈴口を宛てられ、挿入しようとした時、執務室の扉が外から吹き飛ばされて彼の背中に直撃した。
「いってぇ……」
男は下半身を露出した情けない格好でうずくまる。
扉を失った出入り口の向こうには、剣を構えたフレイが立っていた。
まさかの騎士団長の登場に、下っ端騎士たちは腰を抜かして驚いた。
「貴様ら、このような行いをして今後の覚悟は出来ているんだろうな」
抜き身の刃を向けられ、騎士たちは後ずさった。
そんな中でも副団長であるケンは自身の剣を引き抜きフレイと対峙した。
「殿下は隠れていてください」
そう言って、ケンはフレイに向かって飛びかかった。
硬い金属がぶつかり合う音が何度も部屋に響きわたる。
どちらも剣の腕前は素晴らしいが、次第にケンはフレイに追い詰められていく。
他の騎士たちは彼らのあまりに激しい戦闘に、割って入ることが出来ずに居た。
その時、第一王子はペーパーナイフ片手に俺の元へ走ってきた。
手足を拘束され芋虫状態の俺の首元にナイフを宛てて叫ぶ。
「兄様、これ以上暴れたらこいつを殺してやる!」
フレイはこちらの様子に気づき、一瞬動きを止めた。
だが俺は、彼にも副団長にも負けてやるつもりはなかった。
覚悟を決めて、ナイフを持つ王子の腕に思いっきり噛み付く。
口の中では肌を食い破るぶちりという音がして、彼の血の味がした。
「うわぁああああ!」
王子は絶叫して俺から距離を取る。
それを見て、フレイはケンの攻撃をかわして彼の懐に入ると思いっきり股間を蹴り上げた。
「てめぇら全員玉無しにしてやる!」
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