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魔物との戦いを終えて寝室に帰ってきた二人は、いつもどおり上着を脱ぎ、いつもどおり足の甲に口づけをした。
流れ作業のようにアルンが僕のズボンを脱がせようとした時、その腕を掴んで止めさせた。
「陛下、どうしたのですか」
「なんだか最近マンネリしてきた気がする」
「マンネリ……ですか……?」
アルンは聞き慣れない言葉に首をかしげた。
「最近は僕の精液を飲んでもパワーアップしてないだろう」
「たしかに! これがマンネリというのですね」
「うんうん。だからもう少し変化をつけようと思うんだ」
目をキラキラと輝かせるアルンのズボンに手をかけ、僕はそれを引き下ろした。
「何をするのですか!?」
「痛くしないから、じっとしてて」
僕は彼の下着も脱がせてベッドに仰向けに寝かせた。
「よし、両足を持って尻を見せろ」
「陛下ぁ~、この格好恥ずかしいです」
下半身丸出しで、アルンは太ももに手を回し足を上げた。
こうすると彼の菊門がよく見える。
「いい子だ」
ベッドの下から油を取り出して、彼のむき出しの尻に垂らした。
「んっ……」
むず痒そうに振られるアルンの尻を持ち、彼の菊門に指をゆっくりと差し入れた。
「なんてところ触ってるんですか、やめてくださいよ」
「黙って耐えろ。僕の騎士だろう」
「そんなぁ……」
涙目になりながら、アルンは眉をしかめて尻の中をいじられる違和感に耐えた。
彼が大人しくしているうちに、中に入れる指を二本、三本と増やしていく。
やがて彼の穴が十分にほぐれた頃、僕はズボンを下ろして陰茎を取り出した。
「僕の精液に特別な力があることは教えただろう。あれは口から摂取するだけだと効果が弱い。尻から摂取するとさらにお前は強くなれる」
「ええっ、尻ですか!? でもどうやって!?」
「こうするのだ」
僕はわずかに口を開けるアルンの尻穴に陰茎を押し当て、ズブズブと中に沈めていった。
「んぅううう!?」
一気に根本まで彼の尻に収めていく。
未知の感覚にアルンは目を丸くして腹筋を震わせた。
「なんか……すごい、変な感覚です……」
「僕の力にあてられているんだろう。大丈夫だ、すぐに慣れる」
「はいっ……」
僕は中に沈めたばかりの陰茎を、今度は引き抜き、また中に突き入れた。
その動作を何度か繰り返すとアルンの方も慣れてきたのか、次第にうめき声が甘い嬌声に変わってきた。
「あっ……んっ……陛下ぁ……」
「どうした?」
「腰がズンズンってしてきて……頭がぼーっとしてきました……」
「その調子でがんばれ」
「はいぃ……」
喘ぐアルンの尻を何度も掘っているうちに、彼の締め付けがどんどん強くなっていった。
それに煽られて、僕の陰茎もますます大きくなる。
「中に出すぞ、アルン」
「はぁっ……陛下……私……死んじゃいそうです……」
「死なないから、安心してイけ」
「いやっ……うぅぅうう!」
アルンは腰を震わせて前から白濁をこぼした。
彼に合わせて僕も突き上げを深くし、中に精液を注ぎ込んだ。
「ここにたくさん僕の力が注がれているんだ、わかるか」
「はいぃ……陛下のお力が私の中にたくさん入ってきます……」
僕は彼の硬い腹筋を撫でながら、陰茎を引き抜いた。
栓を失った白濁液が穴から溢れ出て尻を伝い落ちる。
それに気付いたアルンは慌てて指でそこを抑えた。
「あっ……陛下のお力が……」
本気で言ってそうなお馬鹿な彼が、僕には一層愛おしく見えた。
「ふふっ、アルン」
「はい」
尻を指で抑えている間抜けな格好のアルンの唇に、僕は口づけた。
「愛している、僕の竜騎士」
「私も陛下を敬愛しております」
こいつは意味を分かった上でそう言っているのか。
一瞬殴りたくなったが、彼のへにゃりとした笑みをみるとすべてがどうでも良くなってしまう。
「もう寝よう」
「はい!」
そして体を軽く拭いて整えた二人は並んで布団に入った。
アルンは今日も、僕の背中を撫でて寝かしつけた。
流れ作業のようにアルンが僕のズボンを脱がせようとした時、その腕を掴んで止めさせた。
「陛下、どうしたのですか」
「なんだか最近マンネリしてきた気がする」
「マンネリ……ですか……?」
アルンは聞き慣れない言葉に首をかしげた。
「最近は僕の精液を飲んでもパワーアップしてないだろう」
「たしかに! これがマンネリというのですね」
「うんうん。だからもう少し変化をつけようと思うんだ」
目をキラキラと輝かせるアルンのズボンに手をかけ、僕はそれを引き下ろした。
「何をするのですか!?」
「痛くしないから、じっとしてて」
僕は彼の下着も脱がせてベッドに仰向けに寝かせた。
「よし、両足を持って尻を見せろ」
「陛下ぁ~、この格好恥ずかしいです」
下半身丸出しで、アルンは太ももに手を回し足を上げた。
こうすると彼の菊門がよく見える。
「いい子だ」
ベッドの下から油を取り出して、彼のむき出しの尻に垂らした。
「んっ……」
むず痒そうに振られるアルンの尻を持ち、彼の菊門に指をゆっくりと差し入れた。
「なんてところ触ってるんですか、やめてくださいよ」
「黙って耐えろ。僕の騎士だろう」
「そんなぁ……」
涙目になりながら、アルンは眉をしかめて尻の中をいじられる違和感に耐えた。
彼が大人しくしているうちに、中に入れる指を二本、三本と増やしていく。
やがて彼の穴が十分にほぐれた頃、僕はズボンを下ろして陰茎を取り出した。
「僕の精液に特別な力があることは教えただろう。あれは口から摂取するだけだと効果が弱い。尻から摂取するとさらにお前は強くなれる」
「ええっ、尻ですか!? でもどうやって!?」
「こうするのだ」
僕はわずかに口を開けるアルンの尻穴に陰茎を押し当て、ズブズブと中に沈めていった。
「んぅううう!?」
一気に根本まで彼の尻に収めていく。
未知の感覚にアルンは目を丸くして腹筋を震わせた。
「なんか……すごい、変な感覚です……」
「僕の力にあてられているんだろう。大丈夫だ、すぐに慣れる」
「はいっ……」
僕は中に沈めたばかりの陰茎を、今度は引き抜き、また中に突き入れた。
その動作を何度か繰り返すとアルンの方も慣れてきたのか、次第にうめき声が甘い嬌声に変わってきた。
「あっ……んっ……陛下ぁ……」
「どうした?」
「腰がズンズンってしてきて……頭がぼーっとしてきました……」
「その調子でがんばれ」
「はいぃ……」
喘ぐアルンの尻を何度も掘っているうちに、彼の締め付けがどんどん強くなっていった。
それに煽られて、僕の陰茎もますます大きくなる。
「中に出すぞ、アルン」
「はぁっ……陛下……私……死んじゃいそうです……」
「死なないから、安心してイけ」
「いやっ……うぅぅうう!」
アルンは腰を震わせて前から白濁をこぼした。
彼に合わせて僕も突き上げを深くし、中に精液を注ぎ込んだ。
「ここにたくさん僕の力が注がれているんだ、わかるか」
「はいぃ……陛下のお力が私の中にたくさん入ってきます……」
僕は彼の硬い腹筋を撫でながら、陰茎を引き抜いた。
栓を失った白濁液が穴から溢れ出て尻を伝い落ちる。
それに気付いたアルンは慌てて指でそこを抑えた。
「あっ……陛下のお力が……」
本気で言ってそうなお馬鹿な彼が、僕には一層愛おしく見えた。
「ふふっ、アルン」
「はい」
尻を指で抑えている間抜けな格好のアルンの唇に、僕は口づけた。
「愛している、僕の竜騎士」
「私も陛下を敬愛しております」
こいつは意味を分かった上でそう言っているのか。
一瞬殴りたくなったが、彼のへにゃりとした笑みをみるとすべてがどうでも良くなってしまう。
「もう寝よう」
「はい!」
そして体を軽く拭いて整えた二人は並んで布団に入った。
アルンは今日も、僕の背中を撫でて寝かしつけた。
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