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October
03
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クラスの手伝いを少しした後、図書室に向かえばカウンターには大量の本が入ったダンボール積み重なっていた。
恐らく中身は図書委員会は文化祭でやる予定の古本市で集まった本達。
こんなに集まるとは思ってなかったので驚きながら、とりあえずここにあっても邪魔なだけなので司書室の中へと運ぶ。周りで見ていた他の生徒に手伝ってもらいながらと部屋の空いているスペースに置いておくことにした。
(結構な量だな…これ…)
確かに本が沢山集まるのはいい事なのだが中身の状態や内容を全部チェックするのは俺。
気が遠くなるような作業に少し憂鬱になっていると更に憂鬱なことが起きた。
「橘、どういうこと!?!」
「…あんまり大声出さないでくださいよ」
勢いよく扉を開けて入ってきたのは久我先輩。
その姿に一昨日くらいからしつこいくらい連絡が来ていたのだが面倒臭かったのと何を言われるか大体分かっていたので全部無視していたことを思い出す。
そろそろ直接来る頃だなと覚悟していたが、来るならせめて一般生徒が帰った後にして欲しい。扉の向こうから少しザワつく声がして、頭が痛くなってきた。
「なんで白木と会長が付き合ってんねん」
「本人に聞いたらどうですか」
「アホ!俺だってそうしたいわ!」
そう言って、図々しくも久我先輩は我が物顔で客人用のコップに勝手にコーヒーを淹れ始めると勝手にソファーに座って脚を組んだ。先輩じゃなければここでつまみ出していたところである。だれがアホじゃ。
「会長から聞くなってオーラめちゃくちゃ出てんねやもん」
「それ俺からも出てるの見えません?」
「見えへん」
「眼科行け、眼科」
俺だってもう500回は聞いたような話聞きたくねーわ。
追い出してやろうかと思ったが追い出してもどうせ明日また来そうなので、久我先輩の向かいの席に座って早くこの人を追い出すために話を聞くことにした。
「…なぁ、なんで別れたん?」
「またその話ですか」
この人は何回同じ質問する気なんだろうか。
いっそ適当に嘘を言ってしまおうと思ったが、俺が何言ったところで嘘だとかなんだとか喚く姿が目に浮かぶ。
それならいっそ本当のことを正直に言ってしまえばいいのかもしれない。
(…そうだ、別に隠す必要ないじゃん)
よく考えたら多少問い詰められるだろうが、嘘だったとバラしたところで特に不味いことはない。
今更だがそんなことに気がついた。
「そもそも付き合ってませんから」
「…は?」
「元々付き合ってないんですよ、俺たち。ただ色々あってそういう嘘ついてただけで」
事実を述べると久我先輩ぽかんと口を開けたまま、動かない。黙ってくれたお陰で先程まで騒がしかった室内は静かになった。
暫くは眉を顰めたり、目を伏せたり、腕を組んだりと色々考える仕草をして、ようやく次に言いたい言葉が見つかったらしい。久我先輩はいつものようにヘラリと笑って口を開く。
「またまた冗談言うて~」
「いや、冗談ではなく」
即答すると今度は目を見開いて、口を塞ぐように手を当てて久我先輩は少し身を乗り出した。
「…マジ?」
「マジです」
「あんな雰囲気出しといて?」
「どんなだよ」
俺が嘘をついていないと確認し、そこでやっと信じる気になったのか唸りながら何かブツブツと独り言を呟く。信じる気にはなったがどうやら納得はしていない様子で、当分は腕を組んでいたのだがあまり長居されても困るので俺は久我先輩に問い掛けた。
「そんなに納得出来ません?」
「や…だって、会長は橘のこと好きやん。
橘もそう思ったことあるやろ?」
「…そんなの…」
思ったことがない、と言えば嘘になる。
体育祭が終わった後、怪我を心配された時ほんの一瞬そんな考えが過ぎったし、紫さんの件でキスされた時だって過ぎった。
でもそれは何事もなかったことにされる前の話。
いくら久我先輩の洞察力が鋭いと言っても1番信憑性が高いのは本人である会長の言葉と行動で。
俺達がいくらそう思ったところで本人が違うと示せばそれまでな訳だ。
「…思ったことないです」
「ほんまに?」
「はい」
「…相変わらず嘘下手やなぁ」
久我先輩は笑って自分で淹れたコーヒーを一気飲みし、突然立ち上がると今度は携帯を取り出して一生懸命画面を操作し始める。
「…何してるんですか」
「会長に電話しよ思って」
「はぁ!?やめてくださいよ!!」
「白木と付き合った理由も気になるやろ?答えてくれへんかもしれんけど、本人に聞けば…」
思わず、身を乗り出して久我先輩の腕を掴み、携帯を奪い取ろうとした所で司書室の扉が静かに空いた。
その音に久我先輩も画面の操作をやめて、俺と一緒に扉の方に視線を向ける。
「…あれ、久我くん来てたの?」
「要、先輩…早かったですね…」
「うん、クラスの手伝い早く終わったから」
要先輩の笑顔のお陰で一気に室内は穏やかな空気が流れる。目の前の男とは大違いだ。
流石に要先輩の前で色々言う気は無いのか、久我先輩は口を尖らせて露骨に不満そうな顔をすると携帯をポケットにしまった。
「ちぇ~、お邪魔虫は帰るわ」
「ちゃんと仕事してくださいよ」
「へいへい。要くんもまたな~」
要先輩、ありがとう。
やっと退散してくれた久我先輩の背中を見ながら、そう大声で叫びたくなるくらい感謝しかない。
賑やかすぎた室内はいつも通り静かになり、先程久我先輩が座っていた席に今度は要先輩が座った。
「何話してたの?」
「まあ、色々と」
話していた内容を言う訳にもいかないので要先輩の分のコーヒーを淹れながら適当に誤魔化したが、妙に鋭い要先輩を誤魔化すことは出来なかったらしい。
少し瞬きした後に「白木と会長の話?」と尋ねられ、濁しながら曖昧に肯定すると要先輩は深く溜息を吐いて、ソファーの背もたれにもたれかかる。
「…やっぱり勉強教えてあげてなんて、頼むんじゃなかったな…」
「…え?」
そう小さく呟いて、身体を起こし立ち上がるとコーヒーを淹れていた俺の方にゆっくりと近付く。
この間のこともあるので少し警戒して、後ろに退ろうとしたが数歩歩けばすぐ壁にぶつかり、向かってくる要先輩をただ見つめることしか出来ない。
「要先輩、近いです…」
「ドキドキする?」
「し、ますよ…だって…」
あんなことされた後なのに平常心でいられる訳が無い。
顔を近づけたまま、そっと手を撫でるように握られたらこれから何をされるのかなんとなく予想がついた。抵抗したいが、相手が要先輩だからかなんとなく抵抗しづらい。
(ーーー、どうしたら…)
頬に触れられて、覚悟した瞬間。
それはノック音の後にすぐ様空いた扉と驚いた顔の男子生徒のお陰でなんとか押しとどめることが出来た。
「あ、あの、…文化祭のことでわかんないことが…あったんですけど…」
「や…えっと、これは…」
突然入ってきた人から見ても今からキスをする雰囲気というのは明らか。
真っ赤な顔で慌てて、口をパクパクさせながら震えている同じ委員会の生徒を見ながら俺は焦りを感じつつもどこかホッとしていた。
「ごめん、今の内緒にしておいてくれるかな」
「は、はい!!!失礼しました!!!!」
何も話せない俺に対して、要先輩はいつも通りの優しい笑みでその子にそう伝えるとそれを合図に扉を閉めてバタバタと大きな足音を立てて消えていく。
いつの間にか握られていた手は解かれて、あれだけ近かった距離は通常時くらいに戻っていたが、何を言ったら分からず、目の前の綺麗な横顔をじっと見つめる。
そして暫く沈黙が流れた後。
要先輩は思い出したように小さく声を上げた。
「…あ、やっちゃった」
「な、なんですか…」
「外堀から埋めていくのもアリだったなって」
本気なのか冗談なのか。
いや、要先輩の場合だと本気だな。
噂を流してもらえばよかったと本気で後悔している要先輩に俺は苦笑しながら途中だったコーヒーを注ぐと机の上に置く。
そこからはいつものような放課後で2人で文化祭のために集められた古本をチェックしているといつの間にか下校時間になっていた。
恐らく中身は図書委員会は文化祭でやる予定の古本市で集まった本達。
こんなに集まるとは思ってなかったので驚きながら、とりあえずここにあっても邪魔なだけなので司書室の中へと運ぶ。周りで見ていた他の生徒に手伝ってもらいながらと部屋の空いているスペースに置いておくことにした。
(結構な量だな…これ…)
確かに本が沢山集まるのはいい事なのだが中身の状態や内容を全部チェックするのは俺。
気が遠くなるような作業に少し憂鬱になっていると更に憂鬱なことが起きた。
「橘、どういうこと!?!」
「…あんまり大声出さないでくださいよ」
勢いよく扉を開けて入ってきたのは久我先輩。
その姿に一昨日くらいからしつこいくらい連絡が来ていたのだが面倒臭かったのと何を言われるか大体分かっていたので全部無視していたことを思い出す。
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「なんで白木と会長が付き合ってんねん」
「本人に聞いたらどうですか」
「アホ!俺だってそうしたいわ!」
そう言って、図々しくも久我先輩は我が物顔で客人用のコップに勝手にコーヒーを淹れ始めると勝手にソファーに座って脚を組んだ。先輩じゃなければここでつまみ出していたところである。だれがアホじゃ。
「会長から聞くなってオーラめちゃくちゃ出てんねやもん」
「それ俺からも出てるの見えません?」
「見えへん」
「眼科行け、眼科」
俺だってもう500回は聞いたような話聞きたくねーわ。
追い出してやろうかと思ったが追い出してもどうせ明日また来そうなので、久我先輩の向かいの席に座って早くこの人を追い出すために話を聞くことにした。
「…なぁ、なんで別れたん?」
「またその話ですか」
この人は何回同じ質問する気なんだろうか。
いっそ適当に嘘を言ってしまおうと思ったが、俺が何言ったところで嘘だとかなんだとか喚く姿が目に浮かぶ。
それならいっそ本当のことを正直に言ってしまえばいいのかもしれない。
(…そうだ、別に隠す必要ないじゃん)
よく考えたら多少問い詰められるだろうが、嘘だったとバラしたところで特に不味いことはない。
今更だがそんなことに気がついた。
「そもそも付き合ってませんから」
「…は?」
「元々付き合ってないんですよ、俺たち。ただ色々あってそういう嘘ついてただけで」
事実を述べると久我先輩ぽかんと口を開けたまま、動かない。黙ってくれたお陰で先程まで騒がしかった室内は静かになった。
暫くは眉を顰めたり、目を伏せたり、腕を組んだりと色々考える仕草をして、ようやく次に言いたい言葉が見つかったらしい。久我先輩はいつものようにヘラリと笑って口を開く。
「またまた冗談言うて~」
「いや、冗談ではなく」
即答すると今度は目を見開いて、口を塞ぐように手を当てて久我先輩は少し身を乗り出した。
「…マジ?」
「マジです」
「あんな雰囲気出しといて?」
「どんなだよ」
俺が嘘をついていないと確認し、そこでやっと信じる気になったのか唸りながら何かブツブツと独り言を呟く。信じる気にはなったがどうやら納得はしていない様子で、当分は腕を組んでいたのだがあまり長居されても困るので俺は久我先輩に問い掛けた。
「そんなに納得出来ません?」
「や…だって、会長は橘のこと好きやん。
橘もそう思ったことあるやろ?」
「…そんなの…」
思ったことがない、と言えば嘘になる。
体育祭が終わった後、怪我を心配された時ほんの一瞬そんな考えが過ぎったし、紫さんの件でキスされた時だって過ぎった。
でもそれは何事もなかったことにされる前の話。
いくら久我先輩の洞察力が鋭いと言っても1番信憑性が高いのは本人である会長の言葉と行動で。
俺達がいくらそう思ったところで本人が違うと示せばそれまでな訳だ。
「…思ったことないです」
「ほんまに?」
「はい」
「…相変わらず嘘下手やなぁ」
久我先輩は笑って自分で淹れたコーヒーを一気飲みし、突然立ち上がると今度は携帯を取り出して一生懸命画面を操作し始める。
「…何してるんですか」
「会長に電話しよ思って」
「はぁ!?やめてくださいよ!!」
「白木と付き合った理由も気になるやろ?答えてくれへんかもしれんけど、本人に聞けば…」
思わず、身を乗り出して久我先輩の腕を掴み、携帯を奪い取ろうとした所で司書室の扉が静かに空いた。
その音に久我先輩も画面の操作をやめて、俺と一緒に扉の方に視線を向ける。
「…あれ、久我くん来てたの?」
「要、先輩…早かったですね…」
「うん、クラスの手伝い早く終わったから」
要先輩の笑顔のお陰で一気に室内は穏やかな空気が流れる。目の前の男とは大違いだ。
流石に要先輩の前で色々言う気は無いのか、久我先輩は口を尖らせて露骨に不満そうな顔をすると携帯をポケットにしまった。
「ちぇ~、お邪魔虫は帰るわ」
「ちゃんと仕事してくださいよ」
「へいへい。要くんもまたな~」
要先輩、ありがとう。
やっと退散してくれた久我先輩の背中を見ながら、そう大声で叫びたくなるくらい感謝しかない。
賑やかすぎた室内はいつも通り静かになり、先程久我先輩が座っていた席に今度は要先輩が座った。
「何話してたの?」
「まあ、色々と」
話していた内容を言う訳にもいかないので要先輩の分のコーヒーを淹れながら適当に誤魔化したが、妙に鋭い要先輩を誤魔化すことは出来なかったらしい。
少し瞬きした後に「白木と会長の話?」と尋ねられ、濁しながら曖昧に肯定すると要先輩は深く溜息を吐いて、ソファーの背もたれにもたれかかる。
「…やっぱり勉強教えてあげてなんて、頼むんじゃなかったな…」
「…え?」
そう小さく呟いて、身体を起こし立ち上がるとコーヒーを淹れていた俺の方にゆっくりと近付く。
この間のこともあるので少し警戒して、後ろに退ろうとしたが数歩歩けばすぐ壁にぶつかり、向かってくる要先輩をただ見つめることしか出来ない。
「要先輩、近いです…」
「ドキドキする?」
「し、ますよ…だって…」
あんなことされた後なのに平常心でいられる訳が無い。
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(ーーー、どうしたら…)
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それはノック音の後にすぐ様空いた扉と驚いた顔の男子生徒のお陰でなんとか押しとどめることが出来た。
「あ、あの、…文化祭のことでわかんないことが…あったんですけど…」
「や…えっと、これは…」
突然入ってきた人から見ても今からキスをする雰囲気というのは明らか。
真っ赤な顔で慌てて、口をパクパクさせながら震えている同じ委員会の生徒を見ながら俺は焦りを感じつつもどこかホッとしていた。
「ごめん、今の内緒にしておいてくれるかな」
「は、はい!!!失礼しました!!!!」
何も話せない俺に対して、要先輩はいつも通りの優しい笑みでその子にそう伝えるとそれを合図に扉を閉めてバタバタと大きな足音を立てて消えていく。
いつの間にか握られていた手は解かれて、あれだけ近かった距離は通常時くらいに戻っていたが、何を言ったら分からず、目の前の綺麗な横顔をじっと見つめる。
そして暫く沈黙が流れた後。
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「…あ、やっちゃった」
「な、なんですか…」
「外堀から埋めていくのもアリだったなって」
本気なのか冗談なのか。
いや、要先輩の場合だと本気だな。
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