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第十四話 シエル、その実力
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現在のシエルは『アークスケルトン』という個体と《神眼》が教えてくれる。これはスケルトンだったシエルをテイムした時に自動的に赤い骨の力で進化した為、アークの冠が付いている。
ただのスケルトンとは違うのは見た目からは分からない。だが実力は一目瞭然だ。魔力の刃による手刀はスケルトンだけではなく、レイスさえも引き裂いた。ゾンビなんてもう、鎧袖一触だ。
そんな調子で地下ダンジョンの探索も非常に効率良く行われていた。僕は蒸留聖水を撒くだけの簡単なお仕事だった。
しかしそれでもダンジョン内のモンスター一掃は難しかった。帰るまでの再出現は防げたが、一日経てばやはり多くのモンスター達が湧いていた。ダンジョンというのはそういうものなのだろう。だが逆に考えれば毎晩毎晩、シエルの進化の為の瘴気吸収が出来るということだ。
僕自身、戦闘経験が増えれば出来る事も増える。例えば、《墓守戦術(グレイブアーツ)》を鍛えたりだ。訓練中は教えられた事を学び、繰り返し、習得するだけだったが、使っていけば新しい技も身に付いたり、思い付いたりする。これが《スキル》というものらしい。
「《墓守戦術 一葬"骨喰み"》!!」
鋭い一撃による必殺の攻撃は、簡単に言えばダッシュ斬りだ。ただし、スキル効果による速度の上昇と正確無比な攻撃が、単純な技を必殺の技へと昇華してくれる。
こうしたスキル技を会得するのは実は非常に難しいらしい。墓守が戦闘職と呼ばれるだけある。その点、僕にも多少の才能があるようで実は楽しかったりする。
「ふぅ……出来ればシエルの進化に敵を残したいけれど、僕も鍛えないと足手まといになるからなぁ」
「っ、っ」
「あぁ、ありがとう」
気にせず倒してくれというシエルの気持ちに微笑みで返す。
「一緒に強くなろうな」
「っ!」
ギュッと拳を作って頷くシエルがとても可愛い。外見なんて関係ないな。人間、やっぱり内面だ。骨格にこそ美しさと可愛らしさはあるらしい。骨が可愛いと思えるなら、人はとても優しくなれるだろう。
「……、っ!」
「ん? どうした?」
シエル側に居たレイスを引き裂き、塵となる瘴気を吸ったシエルの混乱ともいえる感情が伝わってくる。振り向けば、自分を抱き締めるようにして膝をつシエルが見えた。
「シエル!」
「っ!」
バッと手の平を突き付けられ、拒絶の意思。どうにかしてやりたい。でもどうしたらいいのか分からない。僕に出来ることは見守るだけだった。幸い、周囲にモンスターは居ない。さっきのが最後だったらしく、周辺は静かなものだった。
「……、……」
大きく口を開き、肩を揺らす様は息を荒げているように見える。無意識に生前の動作を行っているのかは分からない。ただ、そんな動きをした場面を見たことがない僕としては心配だった。
だがシエルから伝わってくる感情は辛いとか苦しいという負の感情ではなかった。其処にあるのは混乱と戸惑いと……喜びだ。
「……っ!!」
ビクン、と跳ねる体。反った上半身がブルブルと震え、途端に溢れ出した黒い瘴気がシエルの全身を覆った。
「まさかこれは……進化か!?」
渦巻く瘴気は速度を増し、まるで竜巻のようだ。ダンジョンの地面と天井を繋ぐ程の瘴気の渦の中心に居るシエルが、ゆっくりと立ち上がる。すると瘴気は徐々にシエルの体内に吸収されていく。段々と渦の厚みがなくなり、シエル本体が見えてくる頃にはその異変に気が付いた。
「骨の色が……!」
一点の曇りもない白骨だったシエルの体が黒く染まっていく。闇夜のような漆黒。だが照り返すと暗い藍を映した。それはまるで夜空のような、美しい黒だった。
やがて瘴気は全てシエルの中に内包される。暴風が収まったシエルはゆっくりと此方を向いた。
「シエル……大丈夫か?」
「っ!」
コクンと元気に頷く。良かった、暴走とかそういうのはないらしい。力が溢れて制御出来ないとか、そういう展開はないようで安心した。
『……ぁ、……あ……』
「ん?」
声が聞こえた。僕とシエル以外の誰かが居るのかと辺りを見回すが、誰も居ない。
『ご……しゅ、じん……さま……?』
「誰だ? ご主人様って、誰の事だ?」
『え、っと……じゃあ、ナナヲ、さま?』
「……? 僕を知ってるのか……? ていうか、様って……」
気恥ずかしいな。それと同時に緊張する。企業の面接に行った時みたいな、そんな居心地の悪さを感じた。
『シエル、です』
「しえ……シエル!?」
驚いた。いや驚いたなんてもんじゃなかった。微かに聞こえた声の発信源は声帯の無いシエルからだった。ていうかご主人様って呼んでたのか……。
『あー、あー。あーー……。うん、よし。慣れた』
「いやどういう技ですかそれ……」
『魔力で疑似的な音の波形を作ってご主人様へ直通のラインを形成しました! これでお話出来ますね!』
「えぇ……なにそれやば……」
『ふっふーん。これが大魔導士ユーラシエル・アヴェスターの実力です! ま、今はアークスケルトンメイジですけどねっ』
ただのスケルトンとは違うのは見た目からは分からない。だが実力は一目瞭然だ。魔力の刃による手刀はスケルトンだけではなく、レイスさえも引き裂いた。ゾンビなんてもう、鎧袖一触だ。
そんな調子で地下ダンジョンの探索も非常に効率良く行われていた。僕は蒸留聖水を撒くだけの簡単なお仕事だった。
しかしそれでもダンジョン内のモンスター一掃は難しかった。帰るまでの再出現は防げたが、一日経てばやはり多くのモンスター達が湧いていた。ダンジョンというのはそういうものなのだろう。だが逆に考えれば毎晩毎晩、シエルの進化の為の瘴気吸収が出来るということだ。
僕自身、戦闘経験が増えれば出来る事も増える。例えば、《墓守戦術(グレイブアーツ)》を鍛えたりだ。訓練中は教えられた事を学び、繰り返し、習得するだけだったが、使っていけば新しい技も身に付いたり、思い付いたりする。これが《スキル》というものらしい。
「《墓守戦術 一葬"骨喰み"》!!」
鋭い一撃による必殺の攻撃は、簡単に言えばダッシュ斬りだ。ただし、スキル効果による速度の上昇と正確無比な攻撃が、単純な技を必殺の技へと昇華してくれる。
こうしたスキル技を会得するのは実は非常に難しいらしい。墓守が戦闘職と呼ばれるだけある。その点、僕にも多少の才能があるようで実は楽しかったりする。
「ふぅ……出来ればシエルの進化に敵を残したいけれど、僕も鍛えないと足手まといになるからなぁ」
「っ、っ」
「あぁ、ありがとう」
気にせず倒してくれというシエルの気持ちに微笑みで返す。
「一緒に強くなろうな」
「っ!」
ギュッと拳を作って頷くシエルがとても可愛い。外見なんて関係ないな。人間、やっぱり内面だ。骨格にこそ美しさと可愛らしさはあるらしい。骨が可愛いと思えるなら、人はとても優しくなれるだろう。
「……、っ!」
「ん? どうした?」
シエル側に居たレイスを引き裂き、塵となる瘴気を吸ったシエルの混乱ともいえる感情が伝わってくる。振り向けば、自分を抱き締めるようにして膝をつシエルが見えた。
「シエル!」
「っ!」
バッと手の平を突き付けられ、拒絶の意思。どうにかしてやりたい。でもどうしたらいいのか分からない。僕に出来ることは見守るだけだった。幸い、周囲にモンスターは居ない。さっきのが最後だったらしく、周辺は静かなものだった。
「……、……」
大きく口を開き、肩を揺らす様は息を荒げているように見える。無意識に生前の動作を行っているのかは分からない。ただ、そんな動きをした場面を見たことがない僕としては心配だった。
だがシエルから伝わってくる感情は辛いとか苦しいという負の感情ではなかった。其処にあるのは混乱と戸惑いと……喜びだ。
「……っ!!」
ビクン、と跳ねる体。反った上半身がブルブルと震え、途端に溢れ出した黒い瘴気がシエルの全身を覆った。
「まさかこれは……進化か!?」
渦巻く瘴気は速度を増し、まるで竜巻のようだ。ダンジョンの地面と天井を繋ぐ程の瘴気の渦の中心に居るシエルが、ゆっくりと立ち上がる。すると瘴気は徐々にシエルの体内に吸収されていく。段々と渦の厚みがなくなり、シエル本体が見えてくる頃にはその異変に気が付いた。
「骨の色が……!」
一点の曇りもない白骨だったシエルの体が黒く染まっていく。闇夜のような漆黒。だが照り返すと暗い藍を映した。それはまるで夜空のような、美しい黒だった。
やがて瘴気は全てシエルの中に内包される。暴風が収まったシエルはゆっくりと此方を向いた。
「シエル……大丈夫か?」
「っ!」
コクンと元気に頷く。良かった、暴走とかそういうのはないらしい。力が溢れて制御出来ないとか、そういう展開はないようで安心した。
『……ぁ、……あ……』
「ん?」
声が聞こえた。僕とシエル以外の誰かが居るのかと辺りを見回すが、誰も居ない。
『ご……しゅ、じん……さま……?』
「誰だ? ご主人様って、誰の事だ?」
『え、っと……じゃあ、ナナヲ、さま?』
「……? 僕を知ってるのか……? ていうか、様って……」
気恥ずかしいな。それと同時に緊張する。企業の面接に行った時みたいな、そんな居心地の悪さを感じた。
『シエル、です』
「しえ……シエル!?」
驚いた。いや驚いたなんてもんじゃなかった。微かに聞こえた声の発信源は声帯の無いシエルからだった。ていうかご主人様って呼んでたのか……。
『あー、あー。あーー……。うん、よし。慣れた』
「いやどういう技ですかそれ……」
『魔力で疑似的な音の波形を作ってご主人様へ直通のラインを形成しました! これでお話出来ますね!』
「えぇ……なにそれやば……」
『ふっふーん。これが大魔導士ユーラシエル・アヴェスターの実力です! ま、今はアークスケルトンメイジですけどねっ』
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