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終焉と龍
終焉と龍⑥
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前回のあらすじ
お見せしよう。終焉を。天使の落ちる姿を。
私は、その膨大な魔力をゆっくりと練り上げる。
先程契約魔物達が放った一撃も、とんでもないほどの魔力を含んでいたが、私が練り上げている魔力はそれの比では無い。
なんてったって私の持つ魔力全てに、体力も半分近く持っていかれているからな!!
尚、この終焉魔法は周りを巻き込みまくるので、契約魔物達には避難してもらっている。
「パンドラに結界を張ってもらって良かったな。結界がなかったら終焉魔法は打てないからな」
終焉魔法はその世界全てを終わらせる。
次元が変わっていても逃げることは出来ないが、世界が違えば滅ぶことは無い。
知らなければどうしようもないけどね。
さて、魔力は練りあがった。
詠唱を始めるとしよう。
「我らは終焉を望みし者。神々の最終戦争を生き残りし者。その世界には何も残ることは無く、ただそこに顕在する死の幻想。我らは常にここに。終焉をただ見つめる。そのに立つものは我らは終焉者のみ。何も残らぬその地にて、我らは神をも超えし虚像。ならばこそ、終わりの鎮魂歌を奏でよう。永遠に終わる凍てつき世界を」
詠唱を終えた私は、その魔力を爆発させる。
その名ともに。
「終焉ヲ望ム者ノ鎮魂歌」
刹那、その世界は死んだ。
僅かに残った天界の大地は塵となり、空気はその世界から消え去る。
何とか生き残っていた天使達は指先から崩れ落ち、その姿は徐々に消えてゆく。
その光景はまさに、神々の最終戦争の成れ果て。
全ての世界がたどり着く終焉の地。
この世界はその成れ果てに辿り着き、その世界は終わりを迎える。
魂の一遍すらも残すことなく、その輪廻に帰ることなく、ただひたすらに崩壊の道を辿る。
「いつ見ても壮観だな。終焉には何も残らないのがよく分かる」
私は、自分の終わらせたその光景を見つめながら静かに呟いた。
終焉は二度とその姿を元に戻すことはない。
つまり、天使共はどのような手を使おうとも、生き返ることは無い。
完全なる決着。
私達の勝ちだ。
まぁ、契約魔物達のストレス発散ブッパ大会をしていただけだから全く戦ってる感じしなかったけどね。
「後はfourth fiveが帰ってくるのを待つか。おい!!お前ら!!帰るぞ!!」
凱旋だ。
堂々と行くとしよう。
お見せしよう。終焉を。天使の落ちる姿を。
私は、その膨大な魔力をゆっくりと練り上げる。
先程契約魔物達が放った一撃も、とんでもないほどの魔力を含んでいたが、私が練り上げている魔力はそれの比では無い。
なんてったって私の持つ魔力全てに、体力も半分近く持っていかれているからな!!
尚、この終焉魔法は周りを巻き込みまくるので、契約魔物達には避難してもらっている。
「パンドラに結界を張ってもらって良かったな。結界がなかったら終焉魔法は打てないからな」
終焉魔法はその世界全てを終わらせる。
次元が変わっていても逃げることは出来ないが、世界が違えば滅ぶことは無い。
知らなければどうしようもないけどね。
さて、魔力は練りあがった。
詠唱を始めるとしよう。
「我らは終焉を望みし者。神々の最終戦争を生き残りし者。その世界には何も残ることは無く、ただそこに顕在する死の幻想。我らは常にここに。終焉をただ見つめる。そのに立つものは我らは終焉者のみ。何も残らぬその地にて、我らは神をも超えし虚像。ならばこそ、終わりの鎮魂歌を奏でよう。永遠に終わる凍てつき世界を」
詠唱を終えた私は、その魔力を爆発させる。
その名ともに。
「終焉ヲ望ム者ノ鎮魂歌」
刹那、その世界は死んだ。
僅かに残った天界の大地は塵となり、空気はその世界から消え去る。
何とか生き残っていた天使達は指先から崩れ落ち、その姿は徐々に消えてゆく。
その光景はまさに、神々の最終戦争の成れ果て。
全ての世界がたどり着く終焉の地。
この世界はその成れ果てに辿り着き、その世界は終わりを迎える。
魂の一遍すらも残すことなく、その輪廻に帰ることなく、ただひたすらに崩壊の道を辿る。
「いつ見ても壮観だな。終焉には何も残らないのがよく分かる」
私は、自分の終わらせたその光景を見つめながら静かに呟いた。
終焉は二度とその姿を元に戻すことはない。
つまり、天使共はどのような手を使おうとも、生き返ることは無い。
完全なる決着。
私達の勝ちだ。
まぁ、契約魔物達のストレス発散ブッパ大会をしていただけだから全く戦ってる感じしなかったけどね。
「後はfourth fiveが帰ってくるのを待つか。おい!!お前ら!!帰るぞ!!」
凱旋だ。
堂々と行くとしよう。
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