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終焉と龍

終焉と龍⑤

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前回のあらすじ

作者「最近タバコを吸い始めた」
ノア「いや、前回のあらすじをちゃんとやれよ」





 その後も、私の契約魔物たちは好き勝手にデカい一撃をブッパなして行った。

 6体の精霊たちは、全員合わせて虹色のビームを放ってた。

 すごく綺麗だったよ。

バハムートは、月ぐらい大きい隕石をしていた。

 ここまで来ると、こんなにボッコボコにされている天界が未だに残っていることに感心する。

 1発1発が、大陸吹き飛ばすほどの威力なんですがねぇ......

 他にもセブンレイクスドラゴンが、その7つの口からレーザーを撃って天使達をかき消すわ、アキルブバスの魔力を含んだ咆哮で内側から天使達を爆発させるわ。

 最終的には、クグルガントが自身の魔力で具現化させた数千本の腕で天界を何度もたたきつぶしていた。

 どっかの会長が使いそうな技だなぁ......

 大丈夫?壱の手とか言ってたけど。

「ふむ。流石にここまでやると、熾天使風情も殆どの虫の息だな」

「全くだ。アキルブバス。もう少し手加減してくれても良かったんだぞ?」

「ふはは!!無理だな!!皆、久々に本気の一撃を放ちたかったのでな!!」

「肯定。マスターの庭では軽く身体を動かすのが限界でしたので」

 マキナ、お前もか。

 さては、じぶんがブッパしたいがために初手であの技を使ったな?

「OKよく分かった。今度は私と仲良く遊ぼうな。お前らの足腰が立たなくなるまで遊ばせてやるよ」

 全員の顔が面白いほどに引き攣る。

 大丈夫、大丈夫。

 2、3回三途の川を渡ろうとするだけだから。

 マキナとアキルブバスが、他の人契約魔物にボコられるのを見ながら私は天界を見つめる。

 天界は既に塵となっており、残っているのは若干数名の熾天使のみ。

「最初は、もっとカッコよくやるつもりだったんだが、まぁいいか。おい、お前達は殴りあってないで私から離れろ」

 魔力をゆっくりと練り上げながら、私は契約魔物達に逃げるように言う。

 それを聞いただけで、彼らは察し、私のそばを直ぐに離れていく。

「予定とはだいぶ違うが、これで終わらせるとしようか」

 それは、終焉を望む者が穿つ神殺しの禁忌。

 全てはラグナロクにおわり、そこには空気すらも残らない。

「お見せしよう。終焉者が唱える終焉を」

 

天使「ねぇ俺達のセリフとかないの?」
作者「ない!!」
天使「一応ラスボスなんだけど、あんなにカッコよく強そうに出てきたのに、この扱いは酷くない?」
作者「諦めろ。せめて両腕をサイコガンにして出直してこい」
天使「無茶言うな」
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