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終焉と龍
終焉と龍②
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前回のあらすじ
核爆弾の皇帝は、実在する爆弾って知ってた?威力はなんと、広島型原爆の3300倍。ヤバすぎ。
ドォォォォン!!
世界をも揺らす爆音が響き渡る。
流石は、皇帝の名をもつ核爆弾だ。
その威力は、下手な魔法を使うよりも絶大。
こちらへ向かってくる天使達は、その爆風に吹き飛ばされ、天界を覆っていた結界は砕け散る。
「たーまやー」
私は吹き上がるキノコ雲を見ながら、ぽつりとそう呟いた。
「では、わっちも初撃はでかいのを、打たせてもらうでありんす」
マキナに続いたのは、デスサイズだ。
フードの中から覗かせた深紅の瞳は、その死神の名にふさわしい鋭さを放っている。
「嘆きなさい。死神の鎌。その悲鳴は死者たちが堕ちた絶望の理想郷。彼ノ彼方へと轟く死の調律。旋律は常に満ちている」
『ぴぃぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
デスサイズが詠唱を終えると、その持っていた鎌から口が幾つも出てきて悲鳴の旋律を奏でる。
いつ見ても気持ち悪い光景だ。
集合体恐怖症の人が見たら、失神物だぞ。
「悲鳴に奏でられた死の旋律」
悲鳴を上げながら振られた鎌は、音の斬撃を生み出し、吹き飛ばされてきた天使達を食いちぎる。
この音一つ一つが死へと誘う死神の旋律であり、それを聞いたもの達は魂までもご喰われるのだ。
正に死神にふさわしい一撃。
まぁ、これ初見殺しがすぎるだけで、耳を塞ぐと効果がない欠陥品だったりする。
「まぁまぁ喰えたでありんすねぇ。マキナの爆弾に比べれば劣るけど、よしとしますかぇ」
天使たちを食い荒らしたデスサイズは、少し満足気に鎌の悲鳴を収める。
「さて、これで雑魚どもの数は減らせただろ。流石に熾天使クラスはまだ生きてると思うが、下位天使達の殆どは死んでるはずだ」
神を殺しうるもの達の大技を2発も打ったのだ。
ただの天使風情に耐えられるわけが無い。
残ったのは、特殊な天使達だけのはず。
「主よ」
「ん?どうしたの?ディアボロ」
「後ろを見てみるといい。ワシも同じだが、皆デカいのを撃ちたいようだぞ」
確かに、後ろを見るとみんな痛いし多様な目でこちらを見てくる。
「........ぶっぱなしたい?」
「「「「「「(コクコク)」」」」」」
まぁ、コイツらが全力でぶっぱなしても何体か残るだろ。
「順番に撃っていいよ。ただし、喧嘩はしないでね」
これ上位熾天使以外全員死ぬんじゃないのか?
核爆弾の皇帝は、実在する爆弾って知ってた?威力はなんと、広島型原爆の3300倍。ヤバすぎ。
ドォォォォン!!
世界をも揺らす爆音が響き渡る。
流石は、皇帝の名をもつ核爆弾だ。
その威力は、下手な魔法を使うよりも絶大。
こちらへ向かってくる天使達は、その爆風に吹き飛ばされ、天界を覆っていた結界は砕け散る。
「たーまやー」
私は吹き上がるキノコ雲を見ながら、ぽつりとそう呟いた。
「では、わっちも初撃はでかいのを、打たせてもらうでありんす」
マキナに続いたのは、デスサイズだ。
フードの中から覗かせた深紅の瞳は、その死神の名にふさわしい鋭さを放っている。
「嘆きなさい。死神の鎌。その悲鳴は死者たちが堕ちた絶望の理想郷。彼ノ彼方へと轟く死の調律。旋律は常に満ちている」
『ぴぃぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
デスサイズが詠唱を終えると、その持っていた鎌から口が幾つも出てきて悲鳴の旋律を奏でる。
いつ見ても気持ち悪い光景だ。
集合体恐怖症の人が見たら、失神物だぞ。
「悲鳴に奏でられた死の旋律」
悲鳴を上げながら振られた鎌は、音の斬撃を生み出し、吹き飛ばされてきた天使達を食いちぎる。
この音一つ一つが死へと誘う死神の旋律であり、それを聞いたもの達は魂までもご喰われるのだ。
正に死神にふさわしい一撃。
まぁ、これ初見殺しがすぎるだけで、耳を塞ぐと効果がない欠陥品だったりする。
「まぁまぁ喰えたでありんすねぇ。マキナの爆弾に比べれば劣るけど、よしとしますかぇ」
天使たちを食い荒らしたデスサイズは、少し満足気に鎌の悲鳴を収める。
「さて、これで雑魚どもの数は減らせただろ。流石に熾天使クラスはまだ生きてると思うが、下位天使達の殆どは死んでるはずだ」
神を殺しうるもの達の大技を2発も打ったのだ。
ただの天使風情に耐えられるわけが無い。
残ったのは、特殊な天使達だけのはず。
「主よ」
「ん?どうしたの?ディアボロ」
「後ろを見てみるといい。ワシも同じだが、皆デカいのを撃ちたいようだぞ」
確かに、後ろを見るとみんな痛いし多様な目でこちらを見てくる。
「........ぶっぱなしたい?」
「「「「「「(コクコク)」」」」」」
まぁ、コイツらが全力でぶっぱなしても何体か残るだろ。
「順番に撃っていいよ。ただし、喧嘩はしないでね」
これ上位熾天使以外全員死ぬんじゃないのか?
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