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魔王国ジズブと死神
最強と最強⑤
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前回のあらすじ
ラウンド2.......ファイ!!
ステータスが上がった死神は、先程とは比べ物にならないほどの速さで私を襲う。
繰り出された拳は、的確に私を捉える。
「よいしょっと」
頬を殴られた私だが、スライムボディにただの打撃は効かない。
怯むことなく、私は腕を掴んで背負い投げをする。
「かはっ」
地面が陥没する勢いで叩きつけられた死神は、肺の中にある空気を全て吐く。
魔力を込めて殴らなかったな?何かの魔術の発動条件か?それとも、単に忘れた?
理解できない行動というのは、私の思考を加速させる。
早めに決着をつけた方がいいな。
そう思い、寝転がる死神に向かって手刀を繰り出す。
しかし、その手刀は死神を捉えることは出来なかった。
体を強引にはね上げ、私の手刀を避けたのだ。
私でもあんな無茶な動き出来ないんだけど、君本当に私?
まぁ、いいや、避けたのなら追撃をするまで。
私は凍れを発動して、死神の足を止めようとする。
これは簡単に避けられてしまったが、本命は別だ。
「絡みつく鎖発動」
漆黒の鎖が死神を捉える。
手足に絡みつき、地面に強引に伏せさせようとする鎖と、それを拒否する死神の構図が出来上がった。
魔力を限界まで練り上げたこの鎖を、簡単に解くことは出来ない。
鎖に縛られたことによって出来た隙に、私は追撃を仕掛ける。
「竜撃流破砕拳、絶竜撃、鳳翔蓮華!!」
目にも留まらぬ速さで、連撃を放つ。
1秒弱の間に放たれた攻撃は、100以上。
その全てが、急所を捉えた必殺の一撃。
とてもでは無いが、まともに受けて無事では済まない。
口から血を流し、頭から血を流し、項垂れる。
私が私自身をフルボッコにするのは、いささか気分が悪いが、それでもやらなければ殺られる。
トドメを刺そうとしたその時だった。
「復讐者発動」
その声と共に、5発の不可視の攻撃が私を襲う。
しまった。
魔術を使うということは、これも使えるのだ。
「五神復讐女神降臨」
擬似的な女神が降臨する。
女神達は私がトドメを刺そうとするの止めるべく、総攻撃を仕掛けてくる。
これは面倒だ。
魔眼を使って何とかしないとな。
「記憶の彼方。我は常に傍観者。其の記憶を知るものは、世界にただ一人となる。記憶の欠片が落ちた時、我らが望む、記憶の再現。集え、記憶よ。出現せよ。かつての強者よ。儚き記憶の再現」
女神の対応をしていると、更に魔術を唱える。
マジかよ。
絶対神ゼウスまで来やがった。
ラウンド2.......ファイ!!
ステータスが上がった死神は、先程とは比べ物にならないほどの速さで私を襲う。
繰り出された拳は、的確に私を捉える。
「よいしょっと」
頬を殴られた私だが、スライムボディにただの打撃は効かない。
怯むことなく、私は腕を掴んで背負い投げをする。
「かはっ」
地面が陥没する勢いで叩きつけられた死神は、肺の中にある空気を全て吐く。
魔力を込めて殴らなかったな?何かの魔術の発動条件か?それとも、単に忘れた?
理解できない行動というのは、私の思考を加速させる。
早めに決着をつけた方がいいな。
そう思い、寝転がる死神に向かって手刀を繰り出す。
しかし、その手刀は死神を捉えることは出来なかった。
体を強引にはね上げ、私の手刀を避けたのだ。
私でもあんな無茶な動き出来ないんだけど、君本当に私?
まぁ、いいや、避けたのなら追撃をするまで。
私は凍れを発動して、死神の足を止めようとする。
これは簡単に避けられてしまったが、本命は別だ。
「絡みつく鎖発動」
漆黒の鎖が死神を捉える。
手足に絡みつき、地面に強引に伏せさせようとする鎖と、それを拒否する死神の構図が出来上がった。
魔力を限界まで練り上げたこの鎖を、簡単に解くことは出来ない。
鎖に縛られたことによって出来た隙に、私は追撃を仕掛ける。
「竜撃流破砕拳、絶竜撃、鳳翔蓮華!!」
目にも留まらぬ速さで、連撃を放つ。
1秒弱の間に放たれた攻撃は、100以上。
その全てが、急所を捉えた必殺の一撃。
とてもでは無いが、まともに受けて無事では済まない。
口から血を流し、頭から血を流し、項垂れる。
私が私自身をフルボッコにするのは、いささか気分が悪いが、それでもやらなければ殺られる。
トドメを刺そうとしたその時だった。
「復讐者発動」
その声と共に、5発の不可視の攻撃が私を襲う。
しまった。
魔術を使うということは、これも使えるのだ。
「五神復讐女神降臨」
擬似的な女神が降臨する。
女神達は私がトドメを刺そうとするの止めるべく、総攻撃を仕掛けてくる。
これは面倒だ。
魔眼を使って何とかしないとな。
「記憶の彼方。我は常に傍観者。其の記憶を知るものは、世界にただ一人となる。記憶の欠片が落ちた時、我らが望む、記憶の再現。集え、記憶よ。出現せよ。かつての強者よ。儚き記憶の再現」
女神の対応をしていると、更に魔術を唱える。
マジかよ。
絶対神ゼウスまで来やがった。
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