213 / 285
獣王国サベレズと武道大会
アヴェと模擬戦(本気)①
しおりを挟む
前回のあらすじ
オカン爆誕。
全員が帰ってきた。
優勝者と準優勝者がいない閉会式だったが、そこそこ盛り上がったらしい。
決勝戦の後、5位決定戦が行われ、4人のバトルロワイヤルたっだらしいが、リリーが瞬殺。
リリーの本戦出場が決まった。
本線出場者は私の身内5名となり、1ヶ月後に獣王国で開かれる武道大会本戦に出場する事になる。
私以外の4人は、それぞれの課題を見つけたらしく、日々鍛錬をしているようだ。
それで私はと言うと.........
「よろしくお願いします。ご主人様」
「ん、よろしく」
アヴェの鍛錬に付き合っていた。
あんなに泣きくじゃってたアヴェだが、ある程度時間が経って、いつもの調子に戻っている。
あの時以降、だいぶアヴェが素を出すようになっていた。
私としては、かなり嬉しい出来事である。
いつも淡々としていたアヴェが、表に感情を出してくれるのが嬉しすぎて、インに毎日語っていたらウザがられてしまったが........
「亜空間」
亜空間を生成して、私とアヴェはそこに入る。
ステータス1600万に慣れるための模擬戦だ。
元々のステータスが150万ぐらいのアヴェが、急激にステータス1600万まで跳ね上がるのだ。
動けばするが、完璧な制御ができていない。
更に他にも問題があり、絶望無き世界の始まりの詠唱だ。
あれだけ強力な効果をしている魔術だが、詠唱中一切動くことができないそうだ。
これはかなり致命的である。
私が詠唱を必要とする魔法である、深淵魔法や終焉魔法ですら動くことは出来た。
詠唱中他の魔法は一切使えなかったが......
「と、言うわけで、アヴェ。とりあえず相手を拘束できる魔術を作ろっか」
「えぇと.....何がと言うわけでかわかりませんが、分かりました」
若干困惑しながらも、頷くアヴェ。
「必要なのは、絶対的な拘束。そして、デメリットをなるべくメリットに変えるんだ」
魔術はメリットがあればデメリットがある。
それが明確で、アヴェの絶望無き世界の始まりはステータス250万上昇のメリットの代わりに、長ったらしい詠唱、詠唱中移動不可、持続自称ダメージの3つのデメリットだ。
「デメリットをメリットに.......」
「まぁ、一緒に考えてあげるから、ゆっくりだがやろう。時間はまだあるしね」
毎度の如く、インが獣王国に行ってきて転移できるようにしてある。
持つべきは優秀な眷属だね。
オカン爆誕。
全員が帰ってきた。
優勝者と準優勝者がいない閉会式だったが、そこそこ盛り上がったらしい。
決勝戦の後、5位決定戦が行われ、4人のバトルロワイヤルたっだらしいが、リリーが瞬殺。
リリーの本戦出場が決まった。
本線出場者は私の身内5名となり、1ヶ月後に獣王国で開かれる武道大会本戦に出場する事になる。
私以外の4人は、それぞれの課題を見つけたらしく、日々鍛錬をしているようだ。
それで私はと言うと.........
「よろしくお願いします。ご主人様」
「ん、よろしく」
アヴェの鍛錬に付き合っていた。
あんなに泣きくじゃってたアヴェだが、ある程度時間が経って、いつもの調子に戻っている。
あの時以降、だいぶアヴェが素を出すようになっていた。
私としては、かなり嬉しい出来事である。
いつも淡々としていたアヴェが、表に感情を出してくれるのが嬉しすぎて、インに毎日語っていたらウザがられてしまったが........
「亜空間」
亜空間を生成して、私とアヴェはそこに入る。
ステータス1600万に慣れるための模擬戦だ。
元々のステータスが150万ぐらいのアヴェが、急激にステータス1600万まで跳ね上がるのだ。
動けばするが、完璧な制御ができていない。
更に他にも問題があり、絶望無き世界の始まりの詠唱だ。
あれだけ強力な効果をしている魔術だが、詠唱中一切動くことができないそうだ。
これはかなり致命的である。
私が詠唱を必要とする魔法である、深淵魔法や終焉魔法ですら動くことは出来た。
詠唱中他の魔法は一切使えなかったが......
「と、言うわけで、アヴェ。とりあえず相手を拘束できる魔術を作ろっか」
「えぇと.....何がと言うわけでかわかりませんが、分かりました」
若干困惑しながらも、頷くアヴェ。
「必要なのは、絶対的な拘束。そして、デメリットをなるべくメリットに変えるんだ」
魔術はメリットがあればデメリットがある。
それが明確で、アヴェの絶望無き世界の始まりはステータス250万上昇のメリットの代わりに、長ったらしい詠唱、詠唱中移動不可、持続自称ダメージの3つのデメリットだ。
「デメリットをメリットに.......」
「まぁ、一緒に考えてあげるから、ゆっくりだがやろう。時間はまだあるしね」
毎度の如く、インが獣王国に行ってきて転移できるようにしてある。
持つべきは優秀な眷属だね。
26
お気に入りに追加
4,576
あなたにおすすめの小説
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
udonlevel2
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
udonlevel2
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる