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獣王国サベレズと武道大会
マーリンとグララズフ②
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前回のあらすじ
衝撃波を出して壁壊すとかかっけぇー!!
「まだまだゆくぞぉ!!」
グララズフは容赦なく、マーリンを責め立てる.......が
『グララズフ選手、ものすごいラッシュだ!!正直、なんかいっぱい攻撃してることしか分からない!!グララズフ選手が拳を振る度に、闘技場がバキバキになっていく!!.........あれ?マーリン選手に攻撃が当たってない?!』
マーリンは、その全てのラッシュを左手1本で捌いていた。
しかも必要最低限の動きだけで捌いているためか、その場から殆ど動いていない。
マーリンは反撃できる隙があったにもかかわらず、一切反撃はしなかった。
「ふーん。これが今の破岩烈火拳か......1万年の月日ってのは長いねぇ.....」
マーリンは、グララズフのラッシュに合わせてカウンターを打つ。
しかし、カウンターがかなり遅い。
グララズフに余裕を持って避けられてしまった。
「破岩烈火拳はね......必要最低限の動きで、最大の力を引き出す為の拳法なんだよ。間違っても、むやみやたらにラッシュをするものじゃない」
マーリンはヒュッと軽く左パンチを打つ。
グララズフとは距離が離れている為、マーリンの拳は空を切るが......
パン!
何かが破裂したような音と共に、グララズフが吹き飛ぶ。
『一体何が起きたんだ!!マーリン選手が軽く左腕を振るったと思ったら、グララズフ選手が吹き飛んだ!!グララズフ選手大丈夫か?!』
すごいな。
グララズフが放った右と、同じレベルの威力だ。
下手したらそれよりも、威力があるかもしれない。
吹き飛ばされたグララズフは、壁に打ち付けられる寸前で何とか体制を建て直し、構え直す。
そのままマーリンに接近しようとした。
しかし、その接近を許すほど、マーリンは甘くなかった。
左の衝撃波の弾幕が、グララズフを襲う。
とんでもない速さで左を連射している為、マーリンの左腕がブレて見える。
「ぐぬぅ!!」
マーリンの弾幕をグララズフは、耐えることしか出来ないようだ。
「左で起点を作り、右は確実にやれる時のみ使う。有利でもない状況で、あんなラッシュなんてしないんだよ。そして、右はこう使うの........さ!!」
左の弾幕の合間に、マーリンの右が炸裂する。
もちろん拳自体は、グララズフに当たってない。
しかし、その衝撃波がとてつもなかった。
ドゴォン!!と、先程とは比べ物にならない程の音を立ててグララズフを吹き飛ばす。
壁に打ち付けられ、気を失う。
『き、決まったァァァ!!マーリン選手の右ストレートから放たれた衝撃波が、グララズフ選手の意識を断ちました!!勝者!!マーリン選手!!』
衝撃波を出して壁壊すとかかっけぇー!!
「まだまだゆくぞぉ!!」
グララズフは容赦なく、マーリンを責め立てる.......が
『グララズフ選手、ものすごいラッシュだ!!正直、なんかいっぱい攻撃してることしか分からない!!グララズフ選手が拳を振る度に、闘技場がバキバキになっていく!!.........あれ?マーリン選手に攻撃が当たってない?!』
マーリンは、その全てのラッシュを左手1本で捌いていた。
しかも必要最低限の動きだけで捌いているためか、その場から殆ど動いていない。
マーリンは反撃できる隙があったにもかかわらず、一切反撃はしなかった。
「ふーん。これが今の破岩烈火拳か......1万年の月日ってのは長いねぇ.....」
マーリンは、グララズフのラッシュに合わせてカウンターを打つ。
しかし、カウンターがかなり遅い。
グララズフに余裕を持って避けられてしまった。
「破岩烈火拳はね......必要最低限の動きで、最大の力を引き出す為の拳法なんだよ。間違っても、むやみやたらにラッシュをするものじゃない」
マーリンはヒュッと軽く左パンチを打つ。
グララズフとは距離が離れている為、マーリンの拳は空を切るが......
パン!
何かが破裂したような音と共に、グララズフが吹き飛ぶ。
『一体何が起きたんだ!!マーリン選手が軽く左腕を振るったと思ったら、グララズフ選手が吹き飛んだ!!グララズフ選手大丈夫か?!』
すごいな。
グララズフが放った右と、同じレベルの威力だ。
下手したらそれよりも、威力があるかもしれない。
吹き飛ばされたグララズフは、壁に打ち付けられる寸前で何とか体制を建て直し、構え直す。
そのままマーリンに接近しようとした。
しかし、その接近を許すほど、マーリンは甘くなかった。
左の衝撃波の弾幕が、グララズフを襲う。
とんでもない速さで左を連射している為、マーリンの左腕がブレて見える。
「ぐぬぅ!!」
マーリンの弾幕をグララズフは、耐えることしか出来ないようだ。
「左で起点を作り、右は確実にやれる時のみ使う。有利でもない状況で、あんなラッシュなんてしないんだよ。そして、右はこう使うの........さ!!」
左の弾幕の合間に、マーリンの右が炸裂する。
もちろん拳自体は、グララズフに当たってない。
しかし、その衝撃波がとてつもなかった。
ドゴォン!!と、先程とは比べ物にならない程の音を立ててグララズフを吹き飛ばす。
壁に打ち付けられ、気を失う。
『き、決まったァァァ!!マーリン選手の右ストレートから放たれた衝撃波が、グララズフ選手の意識を断ちました!!勝者!!マーリン選手!!』
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