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エルフ国リナルドと暴風龍テンペスト

fourth fiveとクソまず飯①

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 前回のあらすじ

 泣きながら土下座されるとちょっと悪い事した感じになっるね。



 ガビルさんが私の力を認識したので、宿に戻る。

 契約魔物達からはブーブー言われたが、帰ってきたらしばらく我儘聞いてやると言ったら大人しく引き下がった。

 そういう所はほんと可愛い奴らだ。

 ガビルさんとクランさんに散々謝られた後、部屋に戻り思い思いの時間を過ごす。

 もう日が沈んでいるので観光は明日になった。

 のんびり過ごしていると、部屋の中に転移してくる者が1人。

 部屋にいた全員が一瞬で戦闘体制に入る。

 もしもの為にこのような状況でも即座に対応出来るように訓練をしてある。

 クリスさんとシルクさんは素早く距離をとると、スライムちゃんを呼び出す。

 リリーとセバスチャンは私達4人の前に立ち、臨戦態勢に。

 インは完全に気配を断ち、転移してくる者の死角に入って隙を伺う。

 アヴェは殺気全開で今にも飛びかかりそうな感じだ。

 え?私?ベットに寝転がってたよ?ただし即転移して逃げれるようにしてたけど。

 私達はあっちこっちで暴れたりしてたからどこで恨みを買っているか分からない。

 みんなかなり強くなってはいるが、念には念を入れた方がいいと思って偶に色々な状況に備えて訓練している。

 今回が初めて実践での動きだったがしっかり動けていただろう。

 まぁ、ここに転移して来たのがガッツリ身内だったけど。

「ノア様~!!出来ました!!.......あり?なぜに皆さん殺気立っているんです?」

 転移して来たのはfourth fiveだった。

 この世界で転移できる人ってかなり少いみたいだし、身内の可能性の方が高いからな。

 こんな事だろうとは予想していた。

「fourth five、転移して来るのは構わないけど急に来るなよ。全員臨戦態勢に入ってたぞ?」

「あっ、すいません。だから全員殺気立っていたんですね。一言言ってから転移した方が良かったですか。次からはそうしますね」

 ぺこりと頭を下げるfourth five。

 反省しているので良しとしよう。

 こっちとしても、特にシルクさんとクリスさんに取ってはいい経験になっただろう。

 今は安心してスライムちゃんをぷにぷにして可愛がっているけど.....

 1番弱いのはシルクさんとクリスさんだから、2人が動揺なく対応出来るのが分かっただけ十分だ。

「それで?私になんの用だ?」

「そうです!!そうです!!次のが出来たんで来て貰えますか?」

 私の袖をぐいぐい引っ張りながら転移の準備をするfourth five。

 大体察したけど行きたくねぇ.......
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