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絶対不可侵中立国アルカンと第二次勇者戦争

再び戦争と頭のイカれた殺人鬼⑦

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前回のあらすじ

 悲報、知らない間に信仰の対象になっていた。柊茜教ってなんだよ、普通に怖ぇよ。



 ヤバいわこいつら。

 普通男女を信仰する奴がいるか?少なくとも私は嫌なんだけど。

 と言うかなぜに宗教っぽくなってるんだよ。

 ファンクラブで良くね?まだそれなら分かるけどなぜに柊茜教なの?

「ちなみになんで柊茜教なんだ?ファンクラブでいいじゃねぇか」

 思わず聞いてしまった。

 凄く地雷臭がするけど聞いてしまった。

「何を言うのですか茜様。私たちは信徒それ以外の何者でもないからです」

 あれれ?同じ言葉を話しているはずなのに会話が通じてないぞ?私はなんで柊茜教なんだって聞いてるのに信徒だからって答えになってないだろうが。

「ちなみに何人いるんだ?その信徒ってのは」

「大体100人ほどです」

 すげぇ学校の約1/10の人数が信者なのかよ。

 とりあえずこのヤバそうな奴らは瞬殺しよう。

 ものすごく鳥肌が立つわ。

「それでなぜ柊茜様がここにいらしておられるのですか?追放されたと聞いたのですが....」

 ワタルが疑問に思ったのか聞いてくる。

 追放されたことは知ってるのな、てっきり知らないと思ってたわ。

「なんでって決まってだろ?今ここは戦場私はアルカンの兵士として戦いに来たんだよ。......こんなふうにな!!」

 今回は魔術の起動実験も兼ねているので魔術主体の戦い方だ。

 素早く魔術を発動させてワタルの股下に魔法陣を展開。

「なっ、」

 どうやら魔法陣に気づいたようだがもう遅い。

「『絶対零度の断罪十字架アブソリュート・リッヒンテンクロイツ』!!」

 魔法陣から氷柱(縦20cm横40cm)が出てくる。

 先端は尖っているため、股下から頭にかけて貫く。

 途中に返しがついているため、今ワタルは氷柱の真ん中より少し上らへんで串刺しになっている状態だ。

 更に貫いた氷柱から十字架になるように氷が突き出す。

 両肩から手首にかけて氷が貫く。

 ワタルは貫かれて十字架に貼り付けられた。

 魔術発動からここまで約0.32秒。

 実践で使うには遅いがこれは見せしめ殺す為の魔術なので問題ない。

 ちゃんと組んだ通りに魔術は発動したな。

 これ作るのに丸2日かかってるんだよね。

 結構難しかったからなぁ。

 技名は自分で考えた。

 本当は叫ばなくてもいいんだけどやっぱり技を撃つなら技名は叫ぶべきだよね!!

「いやぁァァァァァァァァ!!」

「ひぃ!!」

 あちこちから悲鳴が上がる。

 さて、大分グダってしまったけど今から殲滅開始だ。


イン:技名血界○線に似てない?
作者:リリーの使う魔術はもっとアウトなので問題ない。
イン:えぇ....
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