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絶対不可侵中立国アルカンと第二次勇者戦争
国王訪問と依頼②
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前回のあらすじ
国王さんと騎士団長さんが我が家に来たけど、すっげー警戒されてる感じがするな。
「.....何時から気づいていた?」
影から身長180cm程の男が出てくる。
彼が使っていたのは恐らく闇魔法の『影潜』だ。
自分が触れている影に入ることができる隠れんぼで使えたら最強の魔法だ。
まぁ、私達には意味無いけどね。
「最初からさ。私だけじゃない、ここにいる全員が気づいていたはずだぞ?」
我が家では最低限自分の身を守れるように基礎ステータス上げと戦闘訓練をやっている。
1番弱いのはシルクさんで全ステータス平均2000程だ。
シルクさんこの前「冒険者さん達のいざこざをねじ伏せれました!!」と喜んでいたなぁ~。
訓練方法はアヴェがやったやつよりももっと簡単にしたものだ。
流石にアヴェがやったやつをやらせたら死んじゃうかもしれないからね。
ちなみにクリスさんは全ステータス6000程、リリーは10000程だ。
リリーは自分の親を盗賊に殺されていることもあって、訓練が少し....大分厳しめになっているが、怪我したり死なないようにセバスチャンが調整している。
セバスチャンは全ステータス9000程だが、こいつとマーリンは色々と反則なので問題ない。
魔術ってすごいよね。
リリーもアヴェも魔術を覚えて、自分の戦闘スタイルにあった魔術を開発中らしい。
私?もう開発したぞ。
「ば、バカを言うな!!俺の魔法をこんな子供が見破れる訳がない!!」
そう言って男は叫ぶ。
これは私に言っているんじゃなくてリリーとマーリンに言っているな。
「....あんな魔法如き見破れないようではこの家ではやっていけないよ」
ボソッとマーリンが呟く。
「なんだと?!」
どうやら聞こえてしまったようだ。
「あっ、聞こえちゃった?ごめんごめん。いや別にあなたを貶してる訳じゃないよ?この家ではそんなクソカスみたいな魔法でイキってたらただただ可哀想な奴だな~と思っただけだよ」
それを貶してるって言うんだよ!!
マーリンの奴分かってて言ってるな?だってちょっと楽しそうだもん。
「貴様ぁ!!」
「そこまでだ、グレイ。今回は俺達が頭下げてお願いに来てんだ。これ以上騒ぐな」
国王が止めに入る。
「しかし、国王様!!」
「騒ぐなと言ったんだ。聞こえなかったか?」
さすが国王。
声に貫禄を感じる。
「私の護衛が失礼なことをした。この通りだ。これでこの場は収めて貰えないだろうか?」
国王が頭を下げる。
私の中でこの国王の評価は爆上がりしていた。
部下の....この場合は護衛だけど不始末を頭を下げれる国王ってあんまりいないんじゃない?まぁこの世界で会った偉い人って後は王国の豚ぐらいだけど.....
国王さんと騎士団長さんが我が家に来たけど、すっげー警戒されてる感じがするな。
「.....何時から気づいていた?」
影から身長180cm程の男が出てくる。
彼が使っていたのは恐らく闇魔法の『影潜』だ。
自分が触れている影に入ることができる隠れんぼで使えたら最強の魔法だ。
まぁ、私達には意味無いけどね。
「最初からさ。私だけじゃない、ここにいる全員が気づいていたはずだぞ?」
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訓練方法はアヴェがやったやつよりももっと簡単にしたものだ。
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セバスチャンは全ステータス9000程だが、こいつとマーリンは色々と反則なので問題ない。
魔術ってすごいよね。
リリーもアヴェも魔術を覚えて、自分の戦闘スタイルにあった魔術を開発中らしい。
私?もう開発したぞ。
「ば、バカを言うな!!俺の魔法をこんな子供が見破れる訳がない!!」
そう言って男は叫ぶ。
これは私に言っているんじゃなくてリリーとマーリンに言っているな。
「....あんな魔法如き見破れないようではこの家ではやっていけないよ」
ボソッとマーリンが呟く。
「なんだと?!」
どうやら聞こえてしまったようだ。
「あっ、聞こえちゃった?ごめんごめん。いや別にあなたを貶してる訳じゃないよ?この家ではそんなクソカスみたいな魔法でイキってたらただただ可哀想な奴だな~と思っただけだよ」
それを貶してるって言うんだよ!!
マーリンの奴分かってて言ってるな?だってちょっと楽しそうだもん。
「貴様ぁ!!」
「そこまでだ、グレイ。今回は俺達が頭下げてお願いに来てんだ。これ以上騒ぐな」
国王が止めに入る。
「しかし、国王様!!」
「騒ぐなと言ったんだ。聞こえなかったか?」
さすが国王。
声に貫禄を感じる。
「私の護衛が失礼なことをした。この通りだ。これでこの場は収めて貰えないだろうか?」
国王が頭を下げる。
私の中でこの国王の評価は爆上がりしていた。
部下の....この場合は護衛だけど不始末を頭を下げれる国王ってあんまりいないんじゃない?まぁこの世界で会った偉い人って後は王国の豚ぐらいだけど.....
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