【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪

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絶対不可侵中立国アルカンと第一次勇者戦争

戦争開始と圧倒的蹂躙②

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前回のあらすじ

 戦争開始!!お前ら全員地獄行きじゃぁ!!



 私は1人で戦場へと足を運ぶ。

 インもアヴェと一緒に置いてきた。

 いつもの通り『凍れアイス』で凍らせてもいいのだが、それでは芸がない。

 私は『終焉刀 菊一文字継千きくいちもんじついのせん』に手を掛ける。

 今回は一瞬で決めるのではなく、大暴れしようと思った。

「15万対1。結構楽しみだねぇ」

 接敵まで残り約200mここで私は立ち止まり、腰を落として抜刀をする構えをする。

 接敵まで残り約100m。

 残り10、9、8、6、5、4、3、2、1......

 戦闘開始だ。

 私は『終焉刀』を抜刀しながら『空間拡張』を使用。

 空間を自由に拡張できる魔法だ。

 それを使い、射程を広げる。

 更に『終焉刀』のスキル『一刀万研いっとうばんけん』を使用。

ヒュッ(抜刀した時の音)

 次の瞬間、私を中心に半径500m以内の兵士達はミンチになった。

 一刀で1万回も斬られるのだ。

 ミンチになるのは必然だった。

「大体5000ちょいかな?いや、もうちょい行ってるか」

 血の海と細かく飛び散った肉片を見ながら呟く。

「ひ、ひぃ!!」

ギリギリ射程外だった兵士達が悲鳴を上げて逃げ出そうとするが、後ろにはまだこの有様を見ていない兵士が沢山いる。

 押し出されるような形で前進してくる。

 ちょっと可哀想な感じもするがここは戦場だ。

 情けなどない。

 私は『絶対零度の剣・無限アブソリュートゼロ・インフィニティ』を発動。

 人間サイズの氷の剣が無数に現れる。

 .....ちょっと格好つけちゃお。

 私は手を大きく上げてゆっくりと手を振り下ろす。

 それに合わせて氷の剣を射出した。

 グサグサグサグサ!!

 あっという間に剣山の出来上がりだ。

 あっ、でも山ではないか。

 この時点で敵兵士は1/3減っている。

 何人か逃げだしているヤツらもいるしな。

 逃げたいが足がすくんで動けなかったり、お国のためにー!!とか叫んでる奴もいる。

 見てて物凄くカオスだ。

 それじゃぁ、大技を撃つかな。

 私は素早く地面に魔法陣を書く。

 分類は『氷結魔法』なのだが、この魔法は魔法陣がないと発動出来ない。

 素早く魔法陣を書き上げるとそこに魔力を流す。

「出てこい、氷の化身『氷像の殲滅兵達アイスホロコースト』」

 魔法陣から氷の巨人が出てくる。

 大体10m程の高さだ。

 それが10体。

 後はこの子達にモブの処理は任せるとするか。

 私はかつての同郷に会いに行きますかね。

 さーて、どうやって殺そうかな?
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