上 下
52 / 285
ラグーン帝国とダンジョン都市レーレン

旅と盗賊②

しおりを挟む
前回のあらすじ

 盗賊が現れた!!アジトの場所聞いて、溜め込んでるお宝を奪っていこう!!



 盗賊達を殺した後、アジトの場所であるらしい洞窟へ足を運んだ。

「ここだな」

(そのようですな!!見張りが2人。中の気配からして30人ぐらいですかな)

「私がやりましょうか?ご主人様」

 アヴェが『絶対不可視の殺短剣アサシネイトダガー』を構える。

 殺るき満々だ。

「いや、私が行く。『終焉刀 菊一文字継千』もたまには使いたいからな」

 そう言って堂々と、洞窟の入口へ歩いていった。

(わたし達は、洞窟の外で待ってますぞ~)

「お気をつけてご主人様」

 見送る2人にひらひらと手を振る。

「誰だ!!おまえ────」

 私に気づいた監視役の2人の首を素早く撥ねる。

 いいねぇ、この感じ。

 楽しくなってきたな。

 ~数分後~

「後は、親分だっけ?君だけだね」

 私の周りには死体となった男達が血溜まりを作っていた。

 ちょっと楽しみすぎたな。

 両腕両足を切り落として放置したり、目をえぐり、耳と鼻を削ぎ落とし、痛みに悶える中で火にかけたり。

 久々に刀を振るったせいか、ヒャッハーしてしまった。

「な、何者だ!!こんな強い奴なんてここら辺にはいなかったはずだぞ!!」

 叫ぶ親分の言葉を無視して

「ねぇねぇ~溜め込んだ宝全部出せ。今すぐにだ」

「う、うるせぇ今聞いてんのは俺だ───ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 親分の右腕を切り落とす。

「はーい、後10秒たって言わなかったら次は左腕ね。10、9、8、7....」

「分かった!!分かったから待ってくれ!!」

「で?場所は?」

「この奥に行くと、隠し扉がある。そこに奪った金とか────」

 私は最後まで聞かずに親分の首を撥ねた。

 場所が分かれば用済みだから問題ナッシング!!

 お宝は問題なく回収出来た。

 結構いい額溜め込んであったし、マジックアイテムらしき物もあった。

 マジックアイテムとは、魔力を流すことで火を起こせたり、水を出せたり、と魔力があれば誰でも使える道具だ。

 量産があまり出来ないため、希少価値が高い。

 返り血が酷かったので自分に『浄化クリーン』をかけて洞窟を出る。

(中々にヒャッハーしてましたな!!我が主!!)

「ちょっと楽しくなっちゃってね」

「お疲れ様です。ご主人様」

「ただいま、アヴェ」

 そう言って私はアヴェの頭を撫でる。

 可愛いなぁ~癒される。

(盗賊に襲われるのは、ちょっと新鮮でしたな!!)

「そうだな。異世界って感じがする。さっ、ダンジョン目指してしゅっぱーつ!!」

 
ノアが盗賊を殲滅してる裏で

イン: めっちゃ我が主、笑ってますな(笑)

アヴェ: ご主人様って結構サイコパスですよね

イン: それな
しおりを挟む
感想 369

あなたにおすすめの小説

石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!

うどん五段
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。 皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。 この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。 召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。 確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!? 「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」 気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。 ★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします! ★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。 中国でコピーされていたので自衛です。 「天安門事件」

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした

桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~

大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」  唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。  そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。 「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」 「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」  一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。  これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。 ※小説家になろう様でも連載しております。 2021/02/12日、完結しました。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

巻添え召喚されたので、引きこもりスローライフを希望します!

あきづきみなと
ファンタジー
階段から女の子が降ってきた!? 資料を抱えて歩いていた紗江は、階段から飛び下りてきた転校生に巻き込まれて転倒する。気がついたらその彼女と二人、全く知らない場所にいた。 そしてその場にいた人達は、聖女を召喚したのだという。 どちらが『聖女』なのか、と問われる前に転校生の少女が声をあげる。 「私、ガンバる!」 だったら私は帰してもらえない?ダメ? 聖女の扱いを他所に、巻き込まれた紗江が『食』を元に自分の居場所を見つける話。 スローライフまでは到達しなかったよ……。 緩いざまああり。 注意 いわゆる『キラキラネーム』への苦言というか、マイナス感情の描写があります。気にされる方には申し訳ありませんが、作中人物の説明には必要と考えました。

処理中です...