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第六章 ケモノたちの宴
(47)ケモノたちの宴 その2-3
しおりを挟む高速を出てすぐのコンビニに立ち寄り、各々飲み物を買いに行ったりトイレに行ったりする。兄は孝と一服。美味しそうに煙草をふかす。
「久々の車移動だよー」
「撮影とか取材でも車で遠出って滅多にないし。お疲れっす」
「まぁ今回は特別ってところもあるし。何より楽しみだよ。ところで昨晩は愛子ちゃんたちと例の店だったんだろ? どうだったの?」
「いや、軽く飲んでちゃんと帰ったよ。今日からが本番だろ?」
「それで正解」
ふたりが笑いながら話してると買い物を終えた四人が出てくるのが見えた。
「さて、もうひとっ走り行きますか」
休憩を終えて出発してからすぐに車が渋滞しだし、車内に気だるい空気が流れる。
「んー、なーんか手持ちぶさたよねぇ」
真奈美が甘ったるい声で後ろを向きながら言う。優菜と愛子がその表情を見て何かを察した。
「んー。お手々とお口がさみしいのよねぇ」
優菜が人差し指と中指を舌先で舐める仕草をする。
孝がギクッとしながら、
「こら、運転中」
眉間にしわを寄せてたしなめようとするが、真奈美の左手は既に孝の股間。そして手のひらで優しく擦りながら甘い声で孝の耳元で囁く。
「んー、だってここからおいしそうな匂いがするんだもん」
「もう仕方ないなぁ」
こうなると孝は苦笑しかできない。しばらくすると渋滞を抜けたので、近くにあったショッピングモールのパーキングに車を入れ、人通りが少ない場所を選んで車を止める。
「男性陣は一応外気を付けててね。スモーク貼ってあるけど」
真奈美がこうなると止まらないのを全員が理解していたので、後は流れるだけだった。
「うふふっ。じゃぁ、いただいちゃいましょう」
真奈美は孝のベルトに手をかけ、ズボンとブリーフを膝まで下げると、顔を股間に近づける。ほぼ同じタイミングで優菜も兄の股間に左手を伸ばし、真奈美たちと同じ態勢になる。それから数秒しないうちに車内に外の穏やかな天気とは全く無縁の淫靡な音が響き、漢の匂いが立ち込め始める。
「ん……、ん……、ちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……」
「くちゅっ、くちゅっ、んんっ、じゅぷっ、じゅぷっ……」
一番後ろの愛子と克也は呆気にとられながらも、お互いの股間を触りあっていた。
「ね、ね……、わたしたちも」
愛子が甘い声で克也に囁く。
「そうだね」
愛子も前のふた組にならって克也の下半身を露わにし、股間に顔を近づけて左手でイチモツを探る。漢の匂いが三倍以上に増幅され車内が淫靡な匂いと卑猥な音で満たされる。
「んんっ、やっぱり克也くんはすごいねぇ。匂いだけでイッちゃいそうになるよぉ」
真奈美が切なそうに声をあげる。
「んっ、んんっ、私は……、ちょっとイっちゃってるかも……」
優菜は身体を小刻みに震わせながら懸命に兄の股間にしゃぶりついている。
「おにいちゃん、激しくいくよ……」
たまらなくなった優菜が上半身全体を上下に激しく揺らし、左手でつかんだ陰茎を中指と人差し指で根元から擦り上げ亀頭を頬張りながら舌先で鈴口を刺激する。
「優菜っ、早い! ヤバい……! あっ」
不意な攻撃にびっくりした兄はたまらずに白濁液を優菜の口内に放出する。
それを見ていた孝と克也も五感すべてを快楽に奪われ、ほぼ同時にたまらずに放出する。
「んっ、やばいっ……!」
「イクッ、真奈美っ……!」
真奈美も愛子もほぼ同時に白濁液を口内で受け止める。
「はぁ、はぁ……、すごい……」
「やばいな……。これ、癖になる」
各々が息を整えながら回復を待つ。そして真奈美も優菜も愛子も、男の太腿に頭を乗せ、恍惚に浸りながら男にむかって笑みを浮かべるのだった。
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