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第五章 愛のカタチ

(42)愛のカタチ その3-1

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 愛子は克也の横で精液で汚れた左手の指を股間にあてて、もぞもぞと動かし始める。

「んっ……、んんっ……」

 既に愛子の秘部は潤いを帯びており、指を動かすたびにくちゅくちゅっと淫音を立てる。

「克也さんは、休んでて、いいよぉ。わたし、ひとりで、いじって……る、から……、あっ」

 左手の中指が不意に肉芽を刺激し、愛子は反応する。

「愛子、そんなに、感じて……」

 放出したばかりの克也の肉棒が愛子の艶戯に刺激されて、復活しようとする。自然と克也も右手を股間に持っていって肉棒を掴んでいた。

「んんっ、このまま、見せあいっこ、しよっか……」

「はぁ、はぁ……、いいね……」

 愛子はベッドから上体を起こすと、枕のある方に腰を移動し、克也に股間がよく見えるように脚を大きく開く。

「ね、よく見えるでしょ? んんっ」

 中指と薬指で陰唇をかき分け、膣口の奥が見えるくらいにぱっくりと開く。克也の目に膣口の奥で蠢くピンク色の無数の肉襞が飛び込む。

「愛子、こんなに……、いやらしい……」

「んんっ、あと……ね、最近は、こんなの、使ってる……」

 愛子は枕元の引き出しを右手で開けて、中から妖艶な形をしたピンク色のバイブを取り出す。

「雄哉くんに、もらったんだけど、癖になりそうで、あまり使わないんだけど……」

 愛子はバイブの先を一度口に含ませ、唾液をつけてから股間にあてる。

「んんっ、スイッチ、入れちゃうね……」

 愛子が根元のスイッチを入れると亀頭部がくるくると回転し、子機の部分が、ぶぅーん、と、うなりをあげて振動をはじめる。

「あああん、我慢、できないから……、もう、いれちゃうね……」

 バイブを割れ目に滑り込ませ、ゆっくりと膣口に持っていくと亀頭部を回転させながら秘部の奥深くへと挿入させていく。

「あああん! きたぁっ……。なかで……、なかで、ぐるぐるって……」

 バイブが愛子の中で蠢く様子があまりにも淫靡で克也は興奮し、右手に力を入れて強く肉棒を擦り上げている。

「はぁ、はぁ……。なんていやらしい。びしょびしょだよ……」

「克也さん……、克也さんのも、もっと見せて……」

 愛子は上体をベッドの後方へ倒し克也の股間が見える位置に顔を寄せる。

「克也さん、もうそんなにして……。ああっ、すごい……」

「愛子っ。すごいよ。飲み込んでる……、いやらしい……」

「ね、克也さん、もう私、わたし……」

「見せて……、愛子がイクとこ……、いやらしいバイブでイクとこ……」

「イク……、イッちゃうのっ……、見て……、見ててっ……、ああああっ!」

 ビクビクっと上体をのけぞらせながら愛子は一回目の絶頂に達する。

「あああっ……、あっ……、あっ……」

 激しく身体を痙攣させ、しばらく愛子は身動きできない。

「愛子……」

 克也は右手の動きを止め、そっと愛子の身体を抱き寄せる。痙攣がおさまって呼吸を整え始めるまで克也は愛子を優しく抱いていた。

「はぁ、はぁ……、はぁ……、まだ……、入ってる……」

 我を取り戻した愛子は肩で息をしながらそっとバイブを抜いて克也に見せる。

「すごいでしょ……、これ……」

「うん……、濡れて光って……、ぐるぐるして……、いやらしい……」

「今度は……、克也くんが……、これ……、使っていいよ……」

 愛子はバイブを克也に手渡す。克也は手に取ったバイブを触ったりスイッチを入れたり切ったりしながら目を輝かせる。

「これは……、良いものだ」

「私は、これを……、しゃぶってあげる……」

 愛子は左手でそっと克也の淫棒を包み込む。


「はぁ……、はぁ……、もうこんなに大きくなってる……」

 愛子は横に寝たまま前屈して顔を股間に寄せ、左手の中指と人差し指で克也の淫棒の根元を搾るように握ったまま、亀頭の先に鼻を近づける。

 すん……、すん……、すぅーーっ…………

「すごいよぉ……、克也さん、すごい……」

 一番匂いの集中する部分の匂いを思い切り吸引する。脳髄まで克也の匂いで犯される。

「ああっ、もう止まらない……」

 愛子は舌を出したまま大きく口を開け、亀頭に唾液を垂らしたかと思うと、一気に根元まで咥え込んだ。

「あぁーーむぅっ、んんんっ……、ん……」

「あぁ、愛子……」

 喉元まで克也の肉棒で犯される。唾液を出しながら愛子は淫棒の根元から裏筋、鈴口をゆっくり舐め上げていく。

「んんんんんっ……。ぷはぁ……、はぁ、はぁ……」

 口に含んでいた唾液が淫棒をつたって零れ落ちていくこぼれた唾液を舐めとるように再び愛子は淫棒を咥え込む。

「んむっ、んむ、じゅりゅっ、じゅるっ……」

「はぁ、はぁ……。愛子……」

 克也も目の前にある愛子の陰部に顔を近づける。両手の指を使って陰唇を広げると、中から透明な液体が滴り落ちてくる。

「とろとろだ……。いやらしい液が止まらない」

 克也は愛子に渡されたサーモンピンクのバイブにスイッチを入れる。ヴぅーーん、と、子機が唸りをあげて振動を始める。それを克也は愛子の肛門へとあてがう。そして徐々に、ゆっくりと、陰唇を広げるように膣口、赤くぷっくりした淫芽の先へと這わせる。

「んんんっ! んむぅ! んんん!」

 陰部に襲ってきた予想外の振動が全身に強烈なアクメをもたらした。

「んんんっ!!!」

 必死で淫棒にむしゃぶりつきながら愛子は全身を震わせて絶頂を味わう。

「んむっ、んむっ、んんん……」

 肩で息をしながらも愛子は克也の陰棒を口から離さず、そのまましゃぶり続ける。

 次は克也の番とばかりに左の指のストロークのスピードを上げて絞り上げてゆく。

「あああっ」

 克也も応えるようにバイブを横に置き、愛子の秘部に顔を近づけ、陰唇を舌でかき分けながら膣口の入り口から淫芽を舌先で刺激する。

「んんっ、んんっ!! ……」

 ぴちゃっ、ぴちゃっ、ちゅくっ、じゅるっ、ジュるジュるっ……

 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷじゅぷじゅぷっ……

 ふたりが舐める淫音がまるで会話するように呼応しながら激しく、淫靡な音を立て続ける。

「んんっ、ぷはっ、か……克也さん、もぅ、私……」

「んん……、ぷはぁっ……、愛子……、はぁ……、はぁ……」

 愛子はもう限界とばかりに口から淫棒を離し、克也に潤んだ目で訴える。

「はぁ……、はぁ……、欲しいっ……、中に欲しいの……、早く……」

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