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第二章 がまんできないっ

(17)がまんできないっ その5-2

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「いつも上手いですよねー。真奈美さん」

 素直に若野は感心する。真奈美は若野に微笑みかけると、ふぅーっ、と陰茎全体に息を吹きかけ、亀頭からキスを始める

 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……

 亀頭、雁首、竿、裏筋、陰嚢と軽く口づけ、舌を出して、陰嚢から裏筋、鈴口と舌先を這わせていく。鈴口を、ちろちろっ、と舌先で刺激し、裏筋、陰嚢と舌先を這わせる。真奈美がいやらしく陰茎を舐める様が若野にはたまらなく、さらに興奮を高める。裏筋舐めの往復を五回ほど繰り返し、最後に鈴口に唾液を垂らす。そして亀頭から一気に咥え込む。

 はむぅぅっ!

「んんんん!」

 口腔全体で陰茎をほおばると、喉から顔ををゆっくり動かし、舌を裏筋にピタッとあてながらうなずくような動きでゆっくりとストロークを始める。

「んっ、ん……、んっ……」

 若野はその光景に興奮が最高潮に高まり、思わず立ち上がって真奈美の頭を押さえてしまう。

「んんっ! んぐぅぅぅ……」

 真奈美は咽返りそうになる。顎と唾液をうまく使って空気を入れて吐き出さないようにするが、さすがに苦しくなって一旦陰茎から口を離す。

「ぷはっ! だめじゃない。いきなり立ち上がったら……」

「もう、真奈美さんったまらんですっ……」

「まったくもうっ。いい? 気持ちよくしてあげるからそのままでいなさい。あと、頭押さえるのはルール違反よっ」

「はいぃ」

 若野はうなだれながら仁王立ちになる。

「手は後ろに組んで。そう、いい子ね……」

 真奈美は子供をあやすような口調で若野をなだめながら、再び陰茎を口に含む。半勃ちになってしまったモノを舌先を使って優しく舐め上げ、あっという間に回復させる。

「ん、ん……、じゅぷっ、じゅぷっ……、じゅぷぷぷ……」

 全体を口に含み吸い込むように咥える。裏筋から亀頭、鈴口、竿と舌が絡まる。

「ん、じゅぷっ、じゅぷっ……じゅぷっ……」

 咥えながら右手の親指と人差し指、中指で竿をつかみながらストロークを繰り返し、左手の指を使って陰嚢を刺激する。

「んっ、真奈美さん、もう……」

 真奈美は指のストロークの速度を徐々に上げていく。舌先で鈴口から亀頭、雁首をチロチロ這わせていると、更に竿が膨張し陰嚢が上がってくる。真奈美は口を離し、更に左手のストロークのスピードを上げる。

「はぁ、はぁ……、イクっ、イキますっ!!」

 竿からせり上がってくるものを指で確認した真奈美は再び亀頭を口に咥える。咥えた瞬間、鈴口から勢い良く白濁液が真奈美の口腔に向かって飛び出す。

「んっ! んむぅぅっ……!」

 どくっ、どくっ、どくどくどくっ!

 放出された精液を真奈美は一滴残らず口内で受け止める。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 若野は呼吸を整え始めると、真奈美の口から陰茎を抜く。抜いた口元から少し精液が垂れる。真奈美は口を閉じ、喉を鳴らして一気に飲み干す。そして、若野に向かってべーと舌を出す。

「ごちそうさまっ! 今日もおいしかったよ」

 真奈美は満面の笑みを若野に向ける。

「はぁ。お粗末さまでした。じゃなくって!」

 若野は本題を思い出した。

「これとお隣さんとどういう関係が……?」

「ん。そのまま行ってみればわかると思うよ」

 真奈美はにこやかに悪びれもなく言う。

「え? このままですか?」

 若野は目を丸くする。

「そう、そのまま……。きっとあの子喜ぶから」

 そして若野がお隣に向かったあと、真奈美はシャワーを浴びる。

「んふふー。二回戦のはじまりぃー」
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