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一章 辺境の街の女達

十五話 オリビアの旦那様 ♡

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「オリビア。助けてくれてありがとう」

「あたい。カルマを助けられなかった」

 ベッドの上で正面から抱きしめ、優しくそっと頭を撫でながら、なんて声をかけようか迷う。頑張ったとか、よくやっていたとか言ったところで、オリビアには届かないだろう。俺は目を閉じて考えるが、得てしてこういう時は、思ったことをそのまま伝えるのが一番伝わるのだ。

「俺はオリビアに救われたよ。どんなに痛めつけられても、君は俺を見つめて、俺の事を心配してくれていた。そんな君の姿に、俺の心は折れずに立ち向かえたんだ。相手が女だったから、一人なら何とかなったけど、オリビアがいなければ、俺は連れ攫われていただろう」

 一音一音が彼女に響くように願いながら。

 彼女の傷ついた心を癒せるように祈りながら言葉を紡ぐ。

「――あの時、俺は君に救われたんだよ」

「カルマァ……」

 下ろされたままだった彼女の腕が次第にあがり、しかと俺を抱きしめる。そこにはどんな気持ちが込められているのだろうか。守れたという実感?守れなかったという後悔?少しでも前向きな気持ちだと良いな。

 今回オリビアは、いくつか失敗ミスをしている。俺の噂が街に広まりつつあるのは知っていたのに、ギルドから出るときに一緒に行くのは護衛の意味があるのに、俺と二人っきりということに期待して武器も持たずに来てしまった。もちろん、注意しない俺も油断していたのだろう。防具を着け、武器を持っていれば街娘三人だけでは、あのような強行は出来なかっただろう。

「あの時のカルマの言葉。あたい嬉しかった。戦えって、嬉しかった。それに……あの……行くぞって、手を引かれたり……その、命令されるの嬉しかった」

 ……ん?なんか雲行きが……

「カルマ……次は絶対に守るから。あたいがご主人様の盾になるから――あたいの旦那様になって下さい」

「えっと……それは結婚ってこと?」

「違う。もちろん旦那様の嫁の一人にしてもらえるなら嬉しいけど……これは忠誠の証。でもあたいは、ご主人様より旦那様と呼びたい」

 そういえばオリビアのステータスには主従願望って称号があったな。オリビアみたいな美人に愛されるなんて勿論嬉しいが、聞き逃せない言葉があった。

「嫁の一人ってどういう意味かな?」

「この世界は男の方が少ない。複数の嫁を持って嫁に養わせるのは当然。あたいも旦那様の為に働く。妾でもいい」

 この世界の男はヒモじゃねぇか!!

「……わかった。とりあえず俺がオリビアの主になるのはいいよ。嫁というのは待ってほしいけど前向きに考える。でも一番には選んであげられないかもしれない」

「いいと言った。……旦那様好き。大好き……ちゅっ♡」

「オリビア愛しているぞ。ちゅっ……ちゅる」

「んぁっ♡嬉しい♡嬉しいよ♡旦那様♡」

 オリビア強く強く抱きしめる。それに答えるようにオリビアも強く抱きしめ返してくる。互いに、互いを求めていると伝える為に。あぁ……久しぶりだな。これほど女性を愛おしく思うなんて、もうないと思っていたのに。

 ベッドに倒れ込み、はだけたスカートの中へ手をいれて下着の上から秘部に触れる。同時にオリビアの、しなやかな指が俺の股間を撫でる。俺の息子も準備万端だったが、オリビアのおまんこも待ちきれないと言わんばかりに、ぐっしょり濡れていた。

「んちゅ♡……はぁあ♡……気持ちいいよ♡旦那様の指、好き♡ちゅる♡」

 舌と舌を絡めながら、オリビアの秘部を指で愛撫する。彼女は太ももを擦り合わせ快感に悶えていた。俺もズボン越しに撫でる彼女の手が気持ちよくも刺激が足りなくてもどかしく感じていた。今俺たちは同様に互いを求め、同様に刺激が足りず、同様に先へ進みたがっている。心が通じ合う、その快感が背を昇り、脳内麻薬がじわじわと分泌されている。

「……オリビア」

「きて……旦那様♡」

 碌な前戯もしていないがそれでいい。今は互いを求める衝動に正直でいよう。素早くズボンを脱ぐと、オリビアも下着を脱ぎ、股を開き待ち構えていた。導かれるままに膣口にちんぽを宛がい、再びキスをしながら、ドロドロに発情した膣内に侵入していく。

「んんっ……♡ちゅる……♡ふぁああ♡旦那様♡旦那様っ♡」

 両手両足で抱き着いてくるオリビアを離すまいと、首と腰に腕を回し、負けじと抱きしめる。まだ腰を振っていないのに、火傷しそうなほど熱を持ったヒダのひとつひとつが吸い付いてくる。

「イックぅ♡きもひいい♡旦那様しゅき♡旦那様のおっきいおちんぽもしゅきぃ♡」

 このまま二人で一つに溶け合って……そう思えるほどに健康的で若々しい彼女の汗ばんだ肌が心地よくて。俺の胸に押し潰されたオリビアの形の良いCカップの胸の柔らかさが心地よくて。鼻と鼻が触れ合うほどの至近距離で喘ぐ彼女の吐息が愛おしくて、快楽の渦の中で抱き着いてくる彼女の弱々しい手足に愛を感じる。

 ゆっくりと腰を引いてストロークを始めると、オリビアのおまんこは待っていましたとばかりに、きゅんきゅん締め付けながら奥へ奥へと引きずり込もうとしてくる。奥まで来てと甘えてくる。室内にじゅぷっじゅぷっと、いやらしい音が響く中でゆっくりと味わうように腰を前後させた。

「んんんっあああ♡旦那様だめ♡ゆっくりなのにきもひぃい♡おまんこ馬鹿になっちゃった♡イック……♡イックぅぅううう♡おおおお♡待っへ♡今だめなの♡絶頂ったばかり♡なのに♡腰だめ♡ぁああ♡またイック♡イック♡イッグぅうう♡」

「ぁあ!いっぱい絶頂けオリビア!俺ももうすぐ射精すから!」

 一度体を起こしオリビアの手を握る。両手で恋人繋ぎをして彼女の頭の横に手を持っていく。再び覆いかぶさり唇を塞ぎながらラストスパートをかけた。

「んちゅ♡これだめ♡幸せすぎて♡んんんっ♡またイク♡んひぃい♡絶頂った♡絶頂ったのに♡おちんぽちゅよい♡また絶頂かされちゃう♡旦那様のおちんぽ♡はぁああ♡容赦なさすぎぃ♡んんっほおおお♡凄いのクル……♡絶対凄いのきちゃう♡」

射精すぞ!!オリビア!!」

 繋いだ手をぎゅっと握られた。息も絶え絶えなオリビアの必死の返事だった。子宮口に狙いを定め最後の一突きを打ち込み果てる。

――ドクンッ!ドゥルルルルルッ!!

「んぉおおお゛お゛♡イッぐぅううう゛う゛♡お゛お゛お゛お゛お゛お゛!♡」

 生殖器強化の射精量は3まで強化されている。常人とは比べられないほどの量の精子をポルチオに向け叩きつけていく。ゼリー状の熱々の精子をポルチオに感じオリビアの体中を快感が突き抜けていった。

「ぷぎゅぅお゛お゛お゛お゛お゛♡」

 繋いだ手から力が抜けていく。手をほどき彼女を抱きしめてあげる。

「旦那しゃまのSEX♡しゅごぃ……♡」

 オリビアの瞼がゆっくりと閉じられ意識が闇へと落ちていった。
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