365 / 453
BACK TO THE ・・・・・・
41話「寝起きドッキリで邪竜さんがブチ切れたようです」
しおりを挟む
「あの、賢者の石さん。」
<なんや?>
バキッと純魔晶の砕けた音が耳に届く。もちろん、俺たちが引き起こした音ではない。
「あの邪竜、なんか唸り声上げてない?」
<奇遇やな、ウチもそんな気がしとってん。>
破砕音と共に透明な壁に亀裂が走り、砕け、邪竜を封じている壁が崩れていく。
そして邪竜の顎が開いていき、太くて鋭い牙がギラリと顔を覗かせた。
「グゥワァァァァァオォォォォ!!!!」
邪竜の咆哮が響き、分厚い純魔晶の壁越しでもビリビリと振動が突き抜け、山を揺らす。
触手で身体を固定していたお陰で尻もちを着かずに済んだのは幸運だった。
「ちょおおおお! アイツ死んでたんじゃないの!?」
<知らんがな! アンタこそ魔物の気配分かるんとちゃうの!?>
「魔力を感知出来るってだけだよ! あんな濃い魔力の中にいたら感知もクソも無いって! それよりどうすんのさ、アレ!」
<落ち着きいや。やることは変わらへん。光の剣で邪竜をぶった斬るだけや!>
それもそうだ。少々不意をつかれたように感じてしまったが、むしろノーリスクで光の剣を起動出来たのだから当初に想定していたよりも状況としてはずっと良い。
とはいえ――
「・・・・・・あんなの、本当に倒せるの?」
あの邪竜は俺が今まで見た中で断トツに強い魔物だ。六本脚でさえ赤子どころか蟻んこ同然だろう。
それを巫女たちの支援があるとはいえ、俺一人と剣一本でどうにか出来るのか。
<さてな。言うたかもしれんけど、ここまで全部ぶっつけ本番なんや。それでもウチはウチに作れる最高の武器を作ったつもりや。>
確かに使い勝手はどうあれ、これだけの威力を発揮する武器は魔女の武器庫をひっくり返しても拝めないだろう。
<せやけど・・・・・・これでもちと足りひんか? なんちゅーバケモンや。>
そう、これでは威力が足りない。アイツにとってはいいとこ爪楊枝くらいにしかならなさそうだ。
・・・・・・ちょっと足りない、どころじゃ無いな。
「ならどうするの? 逃げるなら今だよ?」
<アホ言いな! やり直しはもう利かんのや!>
「分かってるよ、言ってみただけ。で・・・・・・何か案は無いの、賢者さん?」
<ちょい待ち・・・・・・考える!>
「なるべく早くお願いね・・・・・・こっちは暴れる光の剣を押さえこむだけで精いっぱいだから!」
会話している間にも巫女たちから送られる魔力を喰らい、刃を伸ばしていく光の剣。
しかしこのままでは光の刃が邪竜へ届く前にアイツが動き出してしまいそうだ。
<それや! 暴れさすんや!>
「そんなことしたら余計に手が付けられなくなるよ!?」
<構へん! 光の剣は魔力を注ぎ込めば注ぎ込むほど威力が上がり続けるんや・・・・・・理論上はな!>
「それはそうなんだろうけど・・・・・・。」
暴れる光の刃は今以上に純魔晶を砕き、更に魔力を溢れさせるだろう。
そしてその魔力を吸い、光の剣は威力を増す。ただし、制御も困難になっていくのだ。
今でも触手を複数本使って光の剣と自分の身体をぐるぐる巻きにし、触手の先端を地面に深く突き刺して固定している状態だというのに、これ以上暴れられたら吹き飛ばされる可能性もある。
「私が制御できる保証は無いよ?」
<そこは根性でなんとかせえ! アイツに剣を振り下ろす一瞬だけ制御出来たらそれでええんや! アイツが動き出したらそれこそもう手ぇ付けられへんで?>
今でも触手をフルに使っていっぱいいっぱいの状況だってのに無茶を言ってくれる。
けれどもその無茶を通さなければならない状況でもあるのは間違いない。
空を飛ばれでもしたら邪竜を倒す可能性はグンと下がってしまうだろう。
覚悟を決めるしかないのだ。
「・・・・・・分かったよ。クアナたちは大丈夫?」
(っ・・・・・・はい! 任せて下さい、御使い様!)
苦しそうなクアナの声が頭の中に響く。彼女たちも限界が近いのかもしれない。
<ハハハッ、どっかの御使い様とは根性の入り方がちゃうな!>
「うるさいよ! それじゃあいくよ、皆!」
邪竜に真っすぐ向けていた刃先を切り上げるように動かした。
光の刃と純魔晶が触れ、ギギィと悲鳴を上げる。純魔晶が砕け、溢れた魔力が光の剣へと吸収されて光の刃の威力が増す。
そして制御の利かなくなってきた光の刃が右へ左へ、上へ下へと暴れて更に純魔晶を砕き、加速度的に魔力が増えていく。
「うわぁ・・・・・・っ! これ・・・・・・止まらないっ!」
触手だけで支えるのはもう無理だ!
もっと物理的な何かで・・・・・・!
「そうだ!」
地面に突き刺した触手から、触手の中に土を取り込み固めていく。
あっという間に俺の身体を覆う土の触手が出来上がった。
魔力で強度を上げた土の触手がギリギリと締め上げ、俺の身体と光の剣を支える。
<よっしゃ! これならいけるで!>
光の刃が鞭のようにうねり、純魔晶を破壊していく。
数十倍に膨れ上がった魔力はもう殆ど制御出来ていない。
暴走に近い状態で光の刃は膨張を続け、遂に邪竜の喉元に届くまで成長した。
<今や! 振り下ろすんや!>
「言われなくても・・・・・・っ! ハァァァッ!!!」
ガチガチに固めた土の触手を操作し、振り下ろす。
しかし無理矢理動かしたせいで触手を巻き付けていた腕からボキリという嫌な感触と、激痛が襲ってきた。
「ぐぁ・・・・・・っ!!」
反射的に刃先がズレ、僅かに狙いが逸れる。
振り下ろされた光の刃は、邪竜の片腕をバターのように切り飛ばした。
痛みを感じたのか、邪竜が一際大きな咆哮を上げる。
「グギャアァァァァァァッ!!!」
<アカンもう一回・・・・・・なんや!?>
邪竜が翼を大きく広げて羽ばたかせると、ヤツを覆っていた純魔晶の壁が弾け飛んだ。
今の痛みで邪竜が完全に覚醒してしまったようだ。
純魔晶の檻から解き放たれた邪竜はゆっくりと空へ浮かび上がっていく。
ギョロリと濁った眼球が動き、俺の姿を捉えた。
「グルァァァァァァァァァオ!!!!!!」
「えー、おはようございます・・・・・・じゃないよね?」
寝起きにぶん殴られて怒り心頭・・・・・・といったところか。
<なんや?>
バキッと純魔晶の砕けた音が耳に届く。もちろん、俺たちが引き起こした音ではない。
「あの邪竜、なんか唸り声上げてない?」
<奇遇やな、ウチもそんな気がしとってん。>
破砕音と共に透明な壁に亀裂が走り、砕け、邪竜を封じている壁が崩れていく。
そして邪竜の顎が開いていき、太くて鋭い牙がギラリと顔を覗かせた。
「グゥワァァァァァオォォォォ!!!!」
邪竜の咆哮が響き、分厚い純魔晶の壁越しでもビリビリと振動が突き抜け、山を揺らす。
触手で身体を固定していたお陰で尻もちを着かずに済んだのは幸運だった。
「ちょおおおお! アイツ死んでたんじゃないの!?」
<知らんがな! アンタこそ魔物の気配分かるんとちゃうの!?>
「魔力を感知出来るってだけだよ! あんな濃い魔力の中にいたら感知もクソも無いって! それよりどうすんのさ、アレ!」
<落ち着きいや。やることは変わらへん。光の剣で邪竜をぶった斬るだけや!>
それもそうだ。少々不意をつかれたように感じてしまったが、むしろノーリスクで光の剣を起動出来たのだから当初に想定していたよりも状況としてはずっと良い。
とはいえ――
「・・・・・・あんなの、本当に倒せるの?」
あの邪竜は俺が今まで見た中で断トツに強い魔物だ。六本脚でさえ赤子どころか蟻んこ同然だろう。
それを巫女たちの支援があるとはいえ、俺一人と剣一本でどうにか出来るのか。
<さてな。言うたかもしれんけど、ここまで全部ぶっつけ本番なんや。それでもウチはウチに作れる最高の武器を作ったつもりや。>
確かに使い勝手はどうあれ、これだけの威力を発揮する武器は魔女の武器庫をひっくり返しても拝めないだろう。
<せやけど・・・・・・これでもちと足りひんか? なんちゅーバケモンや。>
そう、これでは威力が足りない。アイツにとってはいいとこ爪楊枝くらいにしかならなさそうだ。
・・・・・・ちょっと足りない、どころじゃ無いな。
「ならどうするの? 逃げるなら今だよ?」
<アホ言いな! やり直しはもう利かんのや!>
「分かってるよ、言ってみただけ。で・・・・・・何か案は無いの、賢者さん?」
<ちょい待ち・・・・・・考える!>
「なるべく早くお願いね・・・・・・こっちは暴れる光の剣を押さえこむだけで精いっぱいだから!」
会話している間にも巫女たちから送られる魔力を喰らい、刃を伸ばしていく光の剣。
しかしこのままでは光の刃が邪竜へ届く前にアイツが動き出してしまいそうだ。
<それや! 暴れさすんや!>
「そんなことしたら余計に手が付けられなくなるよ!?」
<構へん! 光の剣は魔力を注ぎ込めば注ぎ込むほど威力が上がり続けるんや・・・・・・理論上はな!>
「それはそうなんだろうけど・・・・・・。」
暴れる光の刃は今以上に純魔晶を砕き、更に魔力を溢れさせるだろう。
そしてその魔力を吸い、光の剣は威力を増す。ただし、制御も困難になっていくのだ。
今でも触手を複数本使って光の剣と自分の身体をぐるぐる巻きにし、触手の先端を地面に深く突き刺して固定している状態だというのに、これ以上暴れられたら吹き飛ばされる可能性もある。
「私が制御できる保証は無いよ?」
<そこは根性でなんとかせえ! アイツに剣を振り下ろす一瞬だけ制御出来たらそれでええんや! アイツが動き出したらそれこそもう手ぇ付けられへんで?>
今でも触手をフルに使っていっぱいいっぱいの状況だってのに無茶を言ってくれる。
けれどもその無茶を通さなければならない状況でもあるのは間違いない。
空を飛ばれでもしたら邪竜を倒す可能性はグンと下がってしまうだろう。
覚悟を決めるしかないのだ。
「・・・・・・分かったよ。クアナたちは大丈夫?」
(っ・・・・・・はい! 任せて下さい、御使い様!)
苦しそうなクアナの声が頭の中に響く。彼女たちも限界が近いのかもしれない。
<ハハハッ、どっかの御使い様とは根性の入り方がちゃうな!>
「うるさいよ! それじゃあいくよ、皆!」
邪竜に真っすぐ向けていた刃先を切り上げるように動かした。
光の刃と純魔晶が触れ、ギギィと悲鳴を上げる。純魔晶が砕け、溢れた魔力が光の剣へと吸収されて光の刃の威力が増す。
そして制御の利かなくなってきた光の刃が右へ左へ、上へ下へと暴れて更に純魔晶を砕き、加速度的に魔力が増えていく。
「うわぁ・・・・・・っ! これ・・・・・・止まらないっ!」
触手だけで支えるのはもう無理だ!
もっと物理的な何かで・・・・・・!
「そうだ!」
地面に突き刺した触手から、触手の中に土を取り込み固めていく。
あっという間に俺の身体を覆う土の触手が出来上がった。
魔力で強度を上げた土の触手がギリギリと締め上げ、俺の身体と光の剣を支える。
<よっしゃ! これならいけるで!>
光の刃が鞭のようにうねり、純魔晶を破壊していく。
数十倍に膨れ上がった魔力はもう殆ど制御出来ていない。
暴走に近い状態で光の刃は膨張を続け、遂に邪竜の喉元に届くまで成長した。
<今や! 振り下ろすんや!>
「言われなくても・・・・・・っ! ハァァァッ!!!」
ガチガチに固めた土の触手を操作し、振り下ろす。
しかし無理矢理動かしたせいで触手を巻き付けていた腕からボキリという嫌な感触と、激痛が襲ってきた。
「ぐぁ・・・・・・っ!!」
反射的に刃先がズレ、僅かに狙いが逸れる。
振り下ろされた光の刃は、邪竜の片腕をバターのように切り飛ばした。
痛みを感じたのか、邪竜が一際大きな咆哮を上げる。
「グギャアァァァァァァッ!!!」
<アカンもう一回・・・・・・なんや!?>
邪竜が翼を大きく広げて羽ばたかせると、ヤツを覆っていた純魔晶の壁が弾け飛んだ。
今の痛みで邪竜が完全に覚醒してしまったようだ。
純魔晶の檻から解き放たれた邪竜はゆっくりと空へ浮かび上がっていく。
ギョロリと濁った眼球が動き、俺の姿を捉えた。
「グルァァァァァァァァァオ!!!!!!」
「えー、おはようございます・・・・・・じゃないよね?」
寝起きにぶん殴られて怒り心頭・・・・・・といったところか。
0
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
【完結】捨てられ令嬢は王子のお気に入り
怜來
ファンタジー
「魔力が使えないお前なんてここには必要ない」
そう言われ家を追い出されたリリーアネ。しかし、リリーアネは実は魔力が使えた。それは、強力な魔力だったため誰にも言わなかった。そんなある日王国の危機を救って…
リリーアネの正体とは
過去に何があったのか
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる