218 / 453
がっこうにいこう!
187話「二人の障害」
しおりを挟む
「ファラオーム様。今のお嬢様のお力であれば、家督を継がれても安泰でありましょう。」
「あぁ・・・・・・そう、だな・・・・・・。」
火球が飛び去った彼方を見つめるファラオームは、先程までより老けた印象を受ける。
肩の荷が下りた、というか憑き物が落ちた感じだ。
彼は彼で大変だったのだろう。
だが俺が肩の荷を下ろすにはまだ早そうだ。
家督がどうとか言ってるし、後々ものすごく面倒な事になりそうな・・・・・・。
まぁ、俺の手で済むのならいくらでも貸そう。
「い、今のは何事ですか、ファム君!?」
いつの間にか集まっていた使用人たちを押しのけ、クルヴィナが姿を見せた。
あんなのが突然出てきたら、飛んで見に来るのも仕方ない。
「・・・・・・っ皆の前だぞ、ヴィーナ!」
「ご、ごめんなさい、あなた。」
・・・・・・てか、”ファム君”に”ヴィーナ”?
この夫婦、実は未だにラブラブ・・・・・・?
そんな二人のことは気にも留めず、老執事が答える。
「お嬢様が力をお示しになり”小さな太陽”を創り出されたのです。」
「では、先程のアレが・・・・・・。」
「おかあさま!」
クルヴィナの姿を見たフラムが、彼女の胸に飛び込んだ。
「あぁ・・・・・・フラムベーゼ!」
母娘でひしと抱き合う。
二人にとっては数年ぶりの再会。
ええ話や・・・・・・。
「それで、お嬢様。式はいつに致しましょう?」
「・・・・・・し、式?」
「はい、お嬢様とアリューシャ様の結婚式でございます。」
・・・・・・ん? んんんんん?
誰と誰の結婚だって!?
「あの・・・・・・ど、どういう事ですか?」
「ホッホッホ、何を仰います。アリューシャ様が仰っておられたではありませんか。”ヨメ”と。」
「いや、その、あれは~・・・・・・。」
「ウィロウ、一体何の話なのです?」
”結婚”という単語に眉をひそめ、老執事に説明を求めるクルヴィナ。
「はい、クルヴィナ様。実は――」
先程の戦いを余すところなく説明し始める老執事。
それを聞き入るクルヴィナと、耳をそばだてる野次馬使用人たち。
・・・・・・ちょっと話を盛り過ぎじゃないですかね。
「それは真ですか、ウィロウ?」
「はい、確かにこの耳で。このウィロウ、歳は取れども耄碌はしておらぬと自負しております。」
「そうですか・・・・・・。」
なんか雲行きが怪しくなってきたな。
そりゃあ学校を卒業したと思ったら、婚約者まで連れてきたなんて聞かされちゃあ――
「素敵ですわ!」
何でそうなる!?
貴族なんだから、そこはもっとこう・・・・・・そういや、ロミジュリ夫婦だったな・・・・・・。
「学院へ行かせたと聞いてからずっと不安でしたが、こうして婚約者まで見つけてくるなんて・・・・・・。アリューシャ様も黙っておられるなんて、お人が悪いですわ。」
「は、はぁ・・・・・・なんかスミマセン・・・・・・。」
「そんな事より、式の日取りですわね。ウィロウ、準備にはどれ程掛かりますか?」
「はい、三日ほど頂ければ。」
早くない!?
分家の人とか呼んだりしたらもっと掛かるだろ?
事後報告で済ませる気だろうか・・・・・・。
披露宴は別で、って手もあるだろうけど。
・・・・・・いやいや、何で結婚する流れになってんの!?
「え、ええっと・・・・・・そ、それは急ぎ過ぎな気が・・・・・・。」
「フラムべーぜももう成人したのですから、早過ぎるという事はありませんわ。ねぇ、あなた?」
「あぁ・・・・・・力を示して見せたのだから好きにしなさい、フラムベーゼ。」
俺はまだ成人してないんですが・・・・・・。
しかもファラオ―ムにまであっさりと認められてしまった。
まぁ、普通に考えれば玉の輿なんだから、俺に拒否する理由は無いんだろうけども。
・・・・・・そもそも庶民に拒否権なんて無いのかもしれないが。
「ゃ・・・・・・やめてっ!」
フラムのか細い叫びが響いた。
こんなに拒絶を露わにしたフラムは初めてじゃないだろうか。
あの老執事でさえも呆気にとられたように目を瞬かせている。
もちろん俺もであるが。
「い、嫌だよ・・・・・・ね、アリス。ご、ごめん、ね。気に・・・・・・しないで・・・・・・良い、からっ!」
そう言って無理に作られたフラムの笑顔から、涙が一粒零れ落ちた。
それは今までで見た一番ひどい笑顔で、泣き顔だった。
その顔を見ていると胸が締め付けられるように苦しくて、辛くて、だから、俺は――
「嫌なんかじゃないよ!」
自然と言葉が漏れ出し、その意味に後から気付く。
そうだ、嫌なんかじゃない。
フラムと結婚する。それはとても魅力的な提案だ。
けれど・・・・・・でも――
「で、でも・・・・・・私は女の子、だし。それに、この先フラムに好きな男の人が出来たら、私が――」
「アリス。」
俺の言葉が、それまで黙っていたリーフに遮られる。
「貴女はフラムをそんな子だと思っているの?」
「それは・・・・・・思ってない、けど・・・・・・。」
フラムに好きな人が出来たとして、俺を邪魔に思ったりすることはないだろう。
けれど、それが彼女の負担となることに変わりはない。
「そうね・・・・・・だったら、貴女はどうしたいの、アリス?」
「・・・・・・私?」
「成人しないうちに結婚するなんて貴族では珍しくないし、未来のことを気にしたって仕方ないわ。なら、貴女の気持ちは?」
リーフが諭すように言葉を紡ぐ。
優しげな口調だが、それは容赦なく俺の逃げ道を奪っていく。
そうだ、自分でもそれは分かっていた。
俺の言葉は、答えから目を背ける逃げ口上でしかないのだ。結局の所。
ちらりとフィーの方へ視線を向ける。
いつかのようにこの場をおさめてくれやしないかと、淡い期待を込めて。
「・・・・・・フラムがかわいそう。」
うぅ・・・・・・返す言葉もない。
「それにもし、貴女の言う通りフラムに好きな人が出来たとして・・・・・・その人と一緒になれない可能性だってあるのよ?」
リーフが俺にだけ聞こえるように言った。
フラムのことだ。例え両親が許したとしても、家の事情や相手を想って、今のように――
その時、彼女はどんな顔をするのだろう。
気付けば、決定的なまでに外堀が埋まっていた。
むしろ埋められすぎて壁にまでなっていそうなくらいだ。
それは、俺が今まで逃げ続けてきた結果なのだけれども。
もう、よくあるラブコメみたいにのらりくらりとは出来ない。フラムを傷つけてまで。
答えを・・・・・・出さなければならない。
俺は・・・・・・俺は・・・・・・――
「あぁ・・・・・・そう、だな・・・・・・。」
火球が飛び去った彼方を見つめるファラオームは、先程までより老けた印象を受ける。
肩の荷が下りた、というか憑き物が落ちた感じだ。
彼は彼で大変だったのだろう。
だが俺が肩の荷を下ろすにはまだ早そうだ。
家督がどうとか言ってるし、後々ものすごく面倒な事になりそうな・・・・・・。
まぁ、俺の手で済むのならいくらでも貸そう。
「い、今のは何事ですか、ファム君!?」
いつの間にか集まっていた使用人たちを押しのけ、クルヴィナが姿を見せた。
あんなのが突然出てきたら、飛んで見に来るのも仕方ない。
「・・・・・・っ皆の前だぞ、ヴィーナ!」
「ご、ごめんなさい、あなた。」
・・・・・・てか、”ファム君”に”ヴィーナ”?
この夫婦、実は未だにラブラブ・・・・・・?
そんな二人のことは気にも留めず、老執事が答える。
「お嬢様が力をお示しになり”小さな太陽”を創り出されたのです。」
「では、先程のアレが・・・・・・。」
「おかあさま!」
クルヴィナの姿を見たフラムが、彼女の胸に飛び込んだ。
「あぁ・・・・・・フラムベーゼ!」
母娘でひしと抱き合う。
二人にとっては数年ぶりの再会。
ええ話や・・・・・・。
「それで、お嬢様。式はいつに致しましょう?」
「・・・・・・し、式?」
「はい、お嬢様とアリューシャ様の結婚式でございます。」
・・・・・・ん? んんんんん?
誰と誰の結婚だって!?
「あの・・・・・・ど、どういう事ですか?」
「ホッホッホ、何を仰います。アリューシャ様が仰っておられたではありませんか。”ヨメ”と。」
「いや、その、あれは~・・・・・・。」
「ウィロウ、一体何の話なのです?」
”結婚”という単語に眉をひそめ、老執事に説明を求めるクルヴィナ。
「はい、クルヴィナ様。実は――」
先程の戦いを余すところなく説明し始める老執事。
それを聞き入るクルヴィナと、耳をそばだてる野次馬使用人たち。
・・・・・・ちょっと話を盛り過ぎじゃないですかね。
「それは真ですか、ウィロウ?」
「はい、確かにこの耳で。このウィロウ、歳は取れども耄碌はしておらぬと自負しております。」
「そうですか・・・・・・。」
なんか雲行きが怪しくなってきたな。
そりゃあ学校を卒業したと思ったら、婚約者まで連れてきたなんて聞かされちゃあ――
「素敵ですわ!」
何でそうなる!?
貴族なんだから、そこはもっとこう・・・・・・そういや、ロミジュリ夫婦だったな・・・・・・。
「学院へ行かせたと聞いてからずっと不安でしたが、こうして婚約者まで見つけてくるなんて・・・・・・。アリューシャ様も黙っておられるなんて、お人が悪いですわ。」
「は、はぁ・・・・・・なんかスミマセン・・・・・・。」
「そんな事より、式の日取りですわね。ウィロウ、準備にはどれ程掛かりますか?」
「はい、三日ほど頂ければ。」
早くない!?
分家の人とか呼んだりしたらもっと掛かるだろ?
事後報告で済ませる気だろうか・・・・・・。
披露宴は別で、って手もあるだろうけど。
・・・・・・いやいや、何で結婚する流れになってんの!?
「え、ええっと・・・・・・そ、それは急ぎ過ぎな気が・・・・・・。」
「フラムべーぜももう成人したのですから、早過ぎるという事はありませんわ。ねぇ、あなた?」
「あぁ・・・・・・力を示して見せたのだから好きにしなさい、フラムベーゼ。」
俺はまだ成人してないんですが・・・・・・。
しかもファラオ―ムにまであっさりと認められてしまった。
まぁ、普通に考えれば玉の輿なんだから、俺に拒否する理由は無いんだろうけども。
・・・・・・そもそも庶民に拒否権なんて無いのかもしれないが。
「ゃ・・・・・・やめてっ!」
フラムのか細い叫びが響いた。
こんなに拒絶を露わにしたフラムは初めてじゃないだろうか。
あの老執事でさえも呆気にとられたように目を瞬かせている。
もちろん俺もであるが。
「い、嫌だよ・・・・・・ね、アリス。ご、ごめん、ね。気に・・・・・・しないで・・・・・・良い、からっ!」
そう言って無理に作られたフラムの笑顔から、涙が一粒零れ落ちた。
それは今までで見た一番ひどい笑顔で、泣き顔だった。
その顔を見ていると胸が締め付けられるように苦しくて、辛くて、だから、俺は――
「嫌なんかじゃないよ!」
自然と言葉が漏れ出し、その意味に後から気付く。
そうだ、嫌なんかじゃない。
フラムと結婚する。それはとても魅力的な提案だ。
けれど・・・・・・でも――
「で、でも・・・・・・私は女の子、だし。それに、この先フラムに好きな男の人が出来たら、私が――」
「アリス。」
俺の言葉が、それまで黙っていたリーフに遮られる。
「貴女はフラムをそんな子だと思っているの?」
「それは・・・・・・思ってない、けど・・・・・・。」
フラムに好きな人が出来たとして、俺を邪魔に思ったりすることはないだろう。
けれど、それが彼女の負担となることに変わりはない。
「そうね・・・・・・だったら、貴女はどうしたいの、アリス?」
「・・・・・・私?」
「成人しないうちに結婚するなんて貴族では珍しくないし、未来のことを気にしたって仕方ないわ。なら、貴女の気持ちは?」
リーフが諭すように言葉を紡ぐ。
優しげな口調だが、それは容赦なく俺の逃げ道を奪っていく。
そうだ、自分でもそれは分かっていた。
俺の言葉は、答えから目を背ける逃げ口上でしかないのだ。結局の所。
ちらりとフィーの方へ視線を向ける。
いつかのようにこの場をおさめてくれやしないかと、淡い期待を込めて。
「・・・・・・フラムがかわいそう。」
うぅ・・・・・・返す言葉もない。
「それにもし、貴女の言う通りフラムに好きな人が出来たとして・・・・・・その人と一緒になれない可能性だってあるのよ?」
リーフが俺にだけ聞こえるように言った。
フラムのことだ。例え両親が許したとしても、家の事情や相手を想って、今のように――
その時、彼女はどんな顔をするのだろう。
気付けば、決定的なまでに外堀が埋まっていた。
むしろ埋められすぎて壁にまでなっていそうなくらいだ。
それは、俺が今まで逃げ続けてきた結果なのだけれども。
もう、よくあるラブコメみたいにのらりくらりとは出来ない。フラムを傷つけてまで。
答えを・・・・・・出さなければならない。
俺は・・・・・・俺は・・・・・・――
0
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】国外追放の王女様と辺境開拓。王女様は落ちぶれた国王様から国を買うそうです。異世界転移したらキモデブ!?激ヤセからハーレム生活!
花咲一樹
ファンタジー
【錬聖スキルで美少女達と辺境開拓国造り。地面を掘ったら凄い物が出てきたよ!国外追放された王女様は、落ちぶれた国王様゛から国を買うそうです】
《異世界転移.キモデブ.激ヤセ.モテモテハーレムからの辺境建国物語》
天野川冬馬は、階段から落ちて異世界の若者と魂の交換転移をしてしまった。冬馬が目覚めると、そこは異世界の学院。そしてキモデブの体になっていた。
キモデブことリオン(冬馬)は婚活の神様の天啓で三人の美少女が婚約者になった。
一方、キモデブの婚約者となった王女ルミアーナ。国王である兄から婚約破棄を言い渡されるが、それを断り国外追放となってしまう。
キモデブのリオン、国外追放王女のルミアーナ、義妹のシルフィ、無双少女のクスノハの四人に、神様から降ったクエストは辺境の森の開拓だった。
辺境の森でのんびりとスローライフと思いきや、ルミアーナには大きな野望があった。
辺境の森の小さな家から始まる秘密国家。
国王の悪政により借金まみれで、沈みかけている母国。
リオンとルミアーナは母国を救う事が出来るのか。
※激しいバトルは有りませんので、ご注意下さい
カクヨムにてフォローワー2500人越えの人気作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる