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条件7*規制緩和中は入室許可!
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心底良かった、とこれほどまでに思う事があっただろうか?
先日、万が一に備えて念入りに掃除しておいて良かった。
あれ程、部屋には上がらないと拒否された相良さんが今、正に私の部屋に居るのだから───……
「和奏、まだ?」
「今、行きます」
私はキープしてあるインスタントコーヒーをグラスに入れ、少しのお湯で溶かし、更に氷と牛乳を入れてアイスカフェオレを作っていた。
「どうぞ」
「ありがと…」
アイスカフェオレをテーブルに置くと、相良さんから少し離れて座った。
ワンルームしかない部屋には、テレビ、ベッドとテーブル、小さなクローゼットしか置いていない。
テーブルのすぐ後ろ側にあるベッドに寄りかかり、レンタルしてきたドラマを相良さんと一緒に見ている。
「…医療系、よく見るの?」
「医療系が放送されてるとつい見ちゃいます。あと刑事モノとか、コメディっぽいのも好きですが恋愛はあんまり見ないかな…」
「そう…。ドラマってあんまり見ないけど、このドラマは面白いかも…」
「相良さんってテレビ自体、見なそう…」
「御名答…、と言いたいところだけどドラマ以外は見るよ」
些細な質問から広がる、お互いが知らなかった事実。
昨日から一緒に居るから、自然と緊張も解けてきて徐々に打ち解けてきている。
「…ニュースとか?真面目なヤツ?」
「…普通にバラエティとか見るよ。まぁ、暇な時に物寂しくてかけてるだけだから見てるのとは違うのかもしれないけど…嫌いじゃないよ」
バラエティ番組を見る相良さんは想像が出来なくて、失礼かもしれないけれど…吹き出すように笑みがこぼれた。
そんな私を見て、少し離れた場所に座っていた私に手を伸ばして引き寄せて囲う。
肩を抱き寄せられて、身体が密着して顔も近い。
私の肩にかけられた腕で身動きが取れず、三角座りをして縮こまる。
ち、近すぎてドキドキ感が半端ない。
「和奏が思っている俺のイメージは"相良さん"なんだろうけど…、それは作られた幻想であって、本当の俺は…」
右手でゆっくりと頬を撫でて耳の後ろに手をかけられ、お互いの目線が合ってから目を閉じると優しく触れるだけのキスをした。
「タダの男だって事を忘れないで…」
唇が離れるとそう言い残し、再び唇が触れた時はフローリングの床に敷いてあるラグマットの上に押し倒されていた。
「…っふぁ、…」
少し長めのキスから開放されて唇が離れると、息が上がっていて吐息を漏らした。
私の身体を両足で跨いで上から見下ろされる。
「和奏はどっちがいい?」
「……え?」
長めのキスだけで骨抜きにされた私の頭は、ぼんやりとしたまま、相良さんの顔を見つめる。
「和奏が思う幻想の相良さんと俺と…どっちに抱かれたい?」
…………絶句。
目の覚める様に質問に対して、返答に困る。
どっちに抱かれたいって何だろう?
抱かれる…?
「…ど、どっちも、…や、です。……心の準備も出来てないし、暑いから汗かいてるし…」
部屋に招いたのは、そーゆー事に充分になり得る事だけれど…、汗もかいててシャワーも浴びたいし…、本当は心の準備も出来てなくて…
それより、何より…。
「…す、好きって言われてません。…相良さんから言われてない…か、ら…」
ずっとずっと気になっていた事を言葉にしてしまった。
私の気持ちばかりが膨らんで、相良さんの気持がここにあるのか、ないのか、よく分からない。
デートしたり、優しくしてくれたり、行動では充分に愛情を感じているけれど言葉で言われないのは寂しい。
言葉は絶対的な支配力で、一度聞いたら、その時の表情、光景、声が脳裏に焼き尽くされて、忘れる事が出来なくなる。
支配力と共に安心感がある。
『好き』って言われたら、私だけが空回りしてない事も証明出来る。
魔法の言葉。
「うん…そうだね、言ってない…」
「さ、相良さんが私の事をほ、本当に…す、好きって思ってくれるまで…し、したくありませんっ!」
相良さんは冷静に対処するかの様に『言ってない』とサラリと言い除けて、私の返答を聞いた後にクスリと笑った。
思い切って心の内を打ち明けたのに、何だか空回りしている気がした。
「…ちょっとからかっただけだから。本気で"する"気はなかったから…ごめん…」
な、な、何ですと!?
からかった?
本気で"する"気はなかった?
私はこんなにもドキドキして、頭の中は相良さんに支配されているっていうのに、この後に及んで、この男は───……
「……い、って…」
バチンッ。
頬を叩いた鈍い音が部屋に響く。
頬を叩かれた相良さんは起き上がり、「…悪かった」と謝ってきたけれど、私の腹の虫は治まらず、膨れっ面のまま、再生したままで進んでしまったドラマを見てない部分まで戻す。
好きっても言ってくれないし、からかっただけって言ったし、相良さんは何を考えてるのか分からない。
私、まるで、相良さんの暇潰しの玩具みたいじゃない。
「…和奏、本当にごめんって」
「もう、いいです、別に。気にしてませんからっ」
氷が溶けきってしまい、周りに水滴のついたグラスを手に持ち、アイスカフェオレを飲み干す。
一度見たドラマなので頭の中に内容はほぼ入っているけれど…相良さんの顔を見たくはないので、食い入る様に見てしまう。
私が機嫌が悪いからか、相良さんも何にも言わずにドラマを見ている。
一定の距離間を保ち、ベッドに寄りかかって座り、黙ったままでドラマが第2巻へと移り変わる。
第2巻まで借りて来たので、見終われば相良さんとは今日はお別れなのに…不穏な雰囲気のままで過ごしたくないのは山々なんだけれども…
啖呵を切ってしまったので、引くに引けない。
どうしたら良いのだろう?
思わず小さな溜息を漏らしてしまった事に気付かれてしまい、横目で見られた。
「……見終わったら帰るから」
「はい、分かりました…」
溜息に気付かれてしまい、相良さんを嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない。
"帰れ"って言うアピールじゃないの、逆なの。
本当はもっと一緒に居たいの。
帰ってしまうのが寂しくて、引き止め方も分からなくて…溜息をついてしまっただけなの。
勘違いして欲しくない、だから…。
「…あの、」
もういいや、からかわれていても、玩具でも。
私が相良さんと一緒に居たいのは事実なんだから…。
「ご、ご飯食べて行きませんか?…良かったらですけど…。美味しく出来るかは補償出来ませんが…」
他に繋ぎ止める術が分からず、ふと思いついた事を言葉にした。
少し間が合った様に思えたけれど、相良さんはドラマから目を反らさずに見たままで「お言葉に甘えて…」と返してきたので一緒に夕飯を食べようと言う事だろう。
確認はまだしていないが、冷凍庫の中には買い貯めしておいたお肉やカットされたシーフードなどがあったはずだ。
野菜も少しあるし、何とかなりそうかな?
「私、作って来ますね。相良さんはドラマを見てて下さい」
「…手伝うよ」
ドラマの途中で立とうとした時、相良さんに腕を掴まれて隣に座らされた私。
隣に座ると、微笑を浮かべた相良さんは優しく手と手を重ねる。
今の優しい微笑みが鼓動を加速させる。
垣間見る優しさと会社での扱いの差に踊らされて、日に日に好きになっていく感情が止められない。
「この1話を見終わったら作ろう…」
「…はい」
隣に居るだけで良いなんて、嘘だ。
本当はもっと独占したいし、相良さんの事を知りたい。
見てるだけなら、こんなにも好きになる事はなかったのかなぁ?
先日、万が一に備えて念入りに掃除しておいて良かった。
あれ程、部屋には上がらないと拒否された相良さんが今、正に私の部屋に居るのだから───……
「和奏、まだ?」
「今、行きます」
私はキープしてあるインスタントコーヒーをグラスに入れ、少しのお湯で溶かし、更に氷と牛乳を入れてアイスカフェオレを作っていた。
「どうぞ」
「ありがと…」
アイスカフェオレをテーブルに置くと、相良さんから少し離れて座った。
ワンルームしかない部屋には、テレビ、ベッドとテーブル、小さなクローゼットしか置いていない。
テーブルのすぐ後ろ側にあるベッドに寄りかかり、レンタルしてきたドラマを相良さんと一緒に見ている。
「…医療系、よく見るの?」
「医療系が放送されてるとつい見ちゃいます。あと刑事モノとか、コメディっぽいのも好きですが恋愛はあんまり見ないかな…」
「そう…。ドラマってあんまり見ないけど、このドラマは面白いかも…」
「相良さんってテレビ自体、見なそう…」
「御名答…、と言いたいところだけどドラマ以外は見るよ」
些細な質問から広がる、お互いが知らなかった事実。
昨日から一緒に居るから、自然と緊張も解けてきて徐々に打ち解けてきている。
「…ニュースとか?真面目なヤツ?」
「…普通にバラエティとか見るよ。まぁ、暇な時に物寂しくてかけてるだけだから見てるのとは違うのかもしれないけど…嫌いじゃないよ」
バラエティ番組を見る相良さんは想像が出来なくて、失礼かもしれないけれど…吹き出すように笑みがこぼれた。
そんな私を見て、少し離れた場所に座っていた私に手を伸ばして引き寄せて囲う。
肩を抱き寄せられて、身体が密着して顔も近い。
私の肩にかけられた腕で身動きが取れず、三角座りをして縮こまる。
ち、近すぎてドキドキ感が半端ない。
「和奏が思っている俺のイメージは"相良さん"なんだろうけど…、それは作られた幻想であって、本当の俺は…」
右手でゆっくりと頬を撫でて耳の後ろに手をかけられ、お互いの目線が合ってから目を閉じると優しく触れるだけのキスをした。
「タダの男だって事を忘れないで…」
唇が離れるとそう言い残し、再び唇が触れた時はフローリングの床に敷いてあるラグマットの上に押し倒されていた。
「…っふぁ、…」
少し長めのキスから開放されて唇が離れると、息が上がっていて吐息を漏らした。
私の身体を両足で跨いで上から見下ろされる。
「和奏はどっちがいい?」
「……え?」
長めのキスだけで骨抜きにされた私の頭は、ぼんやりとしたまま、相良さんの顔を見つめる。
「和奏が思う幻想の相良さんと俺と…どっちに抱かれたい?」
…………絶句。
目の覚める様に質問に対して、返答に困る。
どっちに抱かれたいって何だろう?
抱かれる…?
「…ど、どっちも、…や、です。……心の準備も出来てないし、暑いから汗かいてるし…」
部屋に招いたのは、そーゆー事に充分になり得る事だけれど…、汗もかいててシャワーも浴びたいし…、本当は心の準備も出来てなくて…
それより、何より…。
「…す、好きって言われてません。…相良さんから言われてない…か、ら…」
ずっとずっと気になっていた事を言葉にしてしまった。
私の気持ちばかりが膨らんで、相良さんの気持がここにあるのか、ないのか、よく分からない。
デートしたり、優しくしてくれたり、行動では充分に愛情を感じているけれど言葉で言われないのは寂しい。
言葉は絶対的な支配力で、一度聞いたら、その時の表情、光景、声が脳裏に焼き尽くされて、忘れる事が出来なくなる。
支配力と共に安心感がある。
『好き』って言われたら、私だけが空回りしてない事も証明出来る。
魔法の言葉。
「うん…そうだね、言ってない…」
「さ、相良さんが私の事をほ、本当に…す、好きって思ってくれるまで…し、したくありませんっ!」
相良さんは冷静に対処するかの様に『言ってない』とサラリと言い除けて、私の返答を聞いた後にクスリと笑った。
思い切って心の内を打ち明けたのに、何だか空回りしている気がした。
「…ちょっとからかっただけだから。本気で"する"気はなかったから…ごめん…」
な、な、何ですと!?
からかった?
本気で"する"気はなかった?
私はこんなにもドキドキして、頭の中は相良さんに支配されているっていうのに、この後に及んで、この男は───……
「……い、って…」
バチンッ。
頬を叩いた鈍い音が部屋に響く。
頬を叩かれた相良さんは起き上がり、「…悪かった」と謝ってきたけれど、私の腹の虫は治まらず、膨れっ面のまま、再生したままで進んでしまったドラマを見てない部分まで戻す。
好きっても言ってくれないし、からかっただけって言ったし、相良さんは何を考えてるのか分からない。
私、まるで、相良さんの暇潰しの玩具みたいじゃない。
「…和奏、本当にごめんって」
「もう、いいです、別に。気にしてませんからっ」
氷が溶けきってしまい、周りに水滴のついたグラスを手に持ち、アイスカフェオレを飲み干す。
一度見たドラマなので頭の中に内容はほぼ入っているけれど…相良さんの顔を見たくはないので、食い入る様に見てしまう。
私が機嫌が悪いからか、相良さんも何にも言わずにドラマを見ている。
一定の距離間を保ち、ベッドに寄りかかって座り、黙ったままでドラマが第2巻へと移り変わる。
第2巻まで借りて来たので、見終われば相良さんとは今日はお別れなのに…不穏な雰囲気のままで過ごしたくないのは山々なんだけれども…
啖呵を切ってしまったので、引くに引けない。
どうしたら良いのだろう?
思わず小さな溜息を漏らしてしまった事に気付かれてしまい、横目で見られた。
「……見終わったら帰るから」
「はい、分かりました…」
溜息に気付かれてしまい、相良さんを嫌な気持ちにさせてしまったかもしれない。
"帰れ"って言うアピールじゃないの、逆なの。
本当はもっと一緒に居たいの。
帰ってしまうのが寂しくて、引き止め方も分からなくて…溜息をついてしまっただけなの。
勘違いして欲しくない、だから…。
「…あの、」
もういいや、からかわれていても、玩具でも。
私が相良さんと一緒に居たいのは事実なんだから…。
「ご、ご飯食べて行きませんか?…良かったらですけど…。美味しく出来るかは補償出来ませんが…」
他に繋ぎ止める術が分からず、ふと思いついた事を言葉にした。
少し間が合った様に思えたけれど、相良さんはドラマから目を反らさずに見たままで「お言葉に甘えて…」と返してきたので一緒に夕飯を食べようと言う事だろう。
確認はまだしていないが、冷凍庫の中には買い貯めしておいたお肉やカットされたシーフードなどがあったはずだ。
野菜も少しあるし、何とかなりそうかな?
「私、作って来ますね。相良さんはドラマを見てて下さい」
「…手伝うよ」
ドラマの途中で立とうとした時、相良さんに腕を掴まれて隣に座らされた私。
隣に座ると、微笑を浮かべた相良さんは優しく手と手を重ねる。
今の優しい微笑みが鼓動を加速させる。
垣間見る優しさと会社での扱いの差に踊らされて、日に日に好きになっていく感情が止められない。
「この1話を見終わったら作ろう…」
「…はい」
隣に居るだけで良いなんて、嘘だ。
本当はもっと独占したいし、相良さんの事を知りたい。
見てるだけなら、こんなにも好きになる事はなかったのかなぁ?
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