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結婚前提のお付き合いを認めて貰えました!
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仕事上では厳しい二人だが、プライベートの時は恋人を甘やかしてくれる、そんな所も似ている。副支配人と黒沢さんを見ていたら、お互いに大好きなんだな~と思うし、仕事上では見られない恋する乙女の顔をしているもの。
「そうだ、副支配人が恵里奈の誕生日は休んで良いって言ってくれた。幸い会議等も今の所はないし、高見沢にも頼んで見るから何処かに行かないか?…と言っても段々と繁忙期になって来るから連休は無理だけどな」
「嬉しいですけど…職権乱用じゃないですか?」
「こんな時に職権乱用しなくて、いつするんだ?ってゆーのは冗談としても、高見沢は高見沢で自分がシフト作ってるから、吉沢と合わせ易い。自分がそうしている分、恵里奈のもきちんと考えてくれてるんだ。勿論、他の社員のシフトも考慮してるし高見沢に任せて正解なんだけどな」
高見沢さんは自分だけが幸せになるのが嫌いなタイプだから、他の社員の要望も聞きながらシフトを作っている。2月は一颯さんと連休にしてくれたし、3月は単体で2回も休みが一緒になっている。2回も一緒に居られるなんて、本当に幸せ。
私の誕生日は4月7日、一颯さんは4月27日。同じ4月の誕生日だから記念日になると良いな。
「じゃあ、高見沢さんに甘えちゃって一緒に休みます。初めての一颯さんと過ごす誕生日ですし、誕生日も同じ月だから、記念日になるように考えときますね。ちなみに一颯さんって、遊園地は子供っぽいと思います?」
「遊園地?……あー、俺、絶叫系とか苦手なんだ、実は…。小学生の頃、あの性悪女の姉に無理矢理に乗せられてからトラウマになっているし…。恵里奈が遊園地が良いなら遊園地でも良いけど、絶叫系は一緒には乗れない…、ごめん…」
素直に謝ってきて、少しだけシュンとしている一颯さんが愛おしい。お姉さんに無理矢理に絶叫系を乗せられてしまう小学生の一颯さんも想像するだけで可愛らしく、悶絶する。お姉さんは行動派に見えるから、引っ張られて列に並べられ、一緒に乗ったと伺える。一颯さんはお姉さんには太刀打ち出来なそうだ。
「あっ、恵里奈、笑っただろ、今!」
「だって、お姉さんに無理矢理に連れて行かれる一颯さんを想像したら可愛すぎます!」
一颯さんはハニカミながらワインを飲んでいる。食事を済ませ、食器を片付けていると一颯さんが後ろから両手を回して抱きしめてきた。
「3月中の休みに御両親にご挨拶に行きたいんだけど、どう?」
「昼間は両親共に仕事なので、夜なら大丈夫だと思います。わ、私もっ、一颯さん宅に御挨拶に伺っても良いですか?」
「うん、是非ともお願いします。咲希も呼ぶから」
咲希(さき)さんとは一颯さんのお姉さんの事。一颯さんの実家にお邪魔するのはドキドキするけれど、結婚までの第一歩。
「……っとゆー訳で、お風呂入ろ」
後ろから首筋にチュッとキスを落とされたから、ビクッとして拭いていた食器を落としかけた。「片付け終わってないの!」と反論したら、「片付け終わったら良いの?」と言って皿をしまい始めた。「最初から片付けを手伝ってくれたら良かったでしょ!」と返したら、「そんなに早く入りたかったんだ?」と言ってニヤリと笑った。
一颯さんのバカッ!
その後は結局、一緒にお風呂に入る事になり、イチャイチャしてたら少しのぼせてしまった。お風呂から上がってミネラルウォーターを飲む。火照った身体に心地好くミネラルウォーターが浸透していく。
「恵里奈、髪を乾かしたらソファーに座ってて」と言われ、乾かした後に座った。ドサッと厚みのある雑誌が二冊、テーブルに置かれた。良くよく見たら、ブライダル情報誌だった。
「コレ、一颯さんが買って来てくれたの?」
「……ノーコメント」
「やっぱり一颯さんが買って来てくれたんですね!」
「他にも買う本があったから"ついで"だ。多少、恥ずかしかったけど…。まだ先になると思うけど、少しずつ準備していこう」
照れている一颯さんが何とも言えずに可愛い。私の為にブライダル情報誌まで買って来てくれるとは……。私がどれだけ甘やかされているのかが再確認出来る。
「一颯さん、大好きっ」
ぎゅうっとくっついて抱きしめる。大好きが溢れ出してしまって、自分でもセーブ出来ない。一颯さんにベタベタとくっつきながら、ブライダル情報誌を一緒に見る。式場だけではなく、御両親への挨拶など色々と掲載されている。
「コレ、可愛い!ピンクのダイヤもあるんですね」
「俺も初めて見た。ダイヤは透明なイメージがあったから」
婚約指輪や結婚指輪の広告があり、全てがキラキラしている。ブライダル情報誌を見ていると一颯さんとの結婚が身近になってきたようで嬉しい。
人生の転換期と言える今、幸せを噛み締めながら、日々を過ごして行く。
「そうだ、副支配人が恵里奈の誕生日は休んで良いって言ってくれた。幸い会議等も今の所はないし、高見沢にも頼んで見るから何処かに行かないか?…と言っても段々と繁忙期になって来るから連休は無理だけどな」
「嬉しいですけど…職権乱用じゃないですか?」
「こんな時に職権乱用しなくて、いつするんだ?ってゆーのは冗談としても、高見沢は高見沢で自分がシフト作ってるから、吉沢と合わせ易い。自分がそうしている分、恵里奈のもきちんと考えてくれてるんだ。勿論、他の社員のシフトも考慮してるし高見沢に任せて正解なんだけどな」
高見沢さんは自分だけが幸せになるのが嫌いなタイプだから、他の社員の要望も聞きながらシフトを作っている。2月は一颯さんと連休にしてくれたし、3月は単体で2回も休みが一緒になっている。2回も一緒に居られるなんて、本当に幸せ。
私の誕生日は4月7日、一颯さんは4月27日。同じ4月の誕生日だから記念日になると良いな。
「じゃあ、高見沢さんに甘えちゃって一緒に休みます。初めての一颯さんと過ごす誕生日ですし、誕生日も同じ月だから、記念日になるように考えときますね。ちなみに一颯さんって、遊園地は子供っぽいと思います?」
「遊園地?……あー、俺、絶叫系とか苦手なんだ、実は…。小学生の頃、あの性悪女の姉に無理矢理に乗せられてからトラウマになっているし…。恵里奈が遊園地が良いなら遊園地でも良いけど、絶叫系は一緒には乗れない…、ごめん…」
素直に謝ってきて、少しだけシュンとしている一颯さんが愛おしい。お姉さんに無理矢理に絶叫系を乗せられてしまう小学生の一颯さんも想像するだけで可愛らしく、悶絶する。お姉さんは行動派に見えるから、引っ張られて列に並べられ、一緒に乗ったと伺える。一颯さんはお姉さんには太刀打ち出来なそうだ。
「あっ、恵里奈、笑っただろ、今!」
「だって、お姉さんに無理矢理に連れて行かれる一颯さんを想像したら可愛すぎます!」
一颯さんはハニカミながらワインを飲んでいる。食事を済ませ、食器を片付けていると一颯さんが後ろから両手を回して抱きしめてきた。
「3月中の休みに御両親にご挨拶に行きたいんだけど、どう?」
「昼間は両親共に仕事なので、夜なら大丈夫だと思います。わ、私もっ、一颯さん宅に御挨拶に伺っても良いですか?」
「うん、是非ともお願いします。咲希も呼ぶから」
咲希(さき)さんとは一颯さんのお姉さんの事。一颯さんの実家にお邪魔するのはドキドキするけれど、結婚までの第一歩。
「……っとゆー訳で、お風呂入ろ」
後ろから首筋にチュッとキスを落とされたから、ビクッとして拭いていた食器を落としかけた。「片付け終わってないの!」と反論したら、「片付け終わったら良いの?」と言って皿をしまい始めた。「最初から片付けを手伝ってくれたら良かったでしょ!」と返したら、「そんなに早く入りたかったんだ?」と言ってニヤリと笑った。
一颯さんのバカッ!
その後は結局、一緒にお風呂に入る事になり、イチャイチャしてたら少しのぼせてしまった。お風呂から上がってミネラルウォーターを飲む。火照った身体に心地好くミネラルウォーターが浸透していく。
「恵里奈、髪を乾かしたらソファーに座ってて」と言われ、乾かした後に座った。ドサッと厚みのある雑誌が二冊、テーブルに置かれた。良くよく見たら、ブライダル情報誌だった。
「コレ、一颯さんが買って来てくれたの?」
「……ノーコメント」
「やっぱり一颯さんが買って来てくれたんですね!」
「他にも買う本があったから"ついで"だ。多少、恥ずかしかったけど…。まだ先になると思うけど、少しずつ準備していこう」
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「一颯さん、大好きっ」
ぎゅうっとくっついて抱きしめる。大好きが溢れ出してしまって、自分でもセーブ出来ない。一颯さんにベタベタとくっつきながら、ブライダル情報誌を一緒に見る。式場だけではなく、御両親への挨拶など色々と掲載されている。
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