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仕事の評価は上の下でも、恋愛はハナマル評価です。
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初めてのお泊まり旅行は御料理も美味しかったし、客室も豪華な特別室でバーも素敵だった。まさか一颯さんと一緒にチョコパフェを食べるなんて、想像も出来なかった。いつの間にか酔いは覚めていたみたいだけれど、酔っていた一颯さんは可愛くてツボに入った。仕事中も思い出してはニヤニヤしそうになっている。
旅行から帰って来た日、一颯さんは寝不足を我慢していてベッドに横になると直ぐに寝息が聞こえてきた。仕事で疲れていたのに私に付き合ってくれて、五時間もない位の睡眠しか取れてなかったはずだ。次回は一颯さんの負担にならないようにしたい。
「一颯さんが寝不足気味だから当分の間はマンションに来ません!」
「何で?」
「何でって旅行から帰って来ても、ロクに睡眠取ってないじゃないですか!」
「五時間寝れば良くない?」
「ダメなんです!もっと寝て下さい!」
「恵里奈が来てくれないと眠れない…」
「私が行ったら夜更かしするからダメなんです!」
最近の一颯さんは仕事が忙しく、朝早く出ても夜が遅い。帰りは22時過ぎなんて当たり前だし、私が先に上がってマンションで待って居ても……一颯さんが私を構ってイチャイチャモードになってしまうからダメなんです!
夜更かしの原因は私にもあるから。
私も一颯さんに会いたいからと言って、連日お泊まりしてしまっていたが、一颯さんの体調を考えたら自粛しなくてはいけない。
「……一颯さんがお休みの前の日は今まで通りに泊まりに行きます。お休みが一緒になる日がまたあると良いですね」
「永久に休みたい…」
「それ、どんな我儘ですか!」
明日は一颯さんがお休みで、私も遅番だからマンションにお邪魔しているけれど時刻は既に午前0時を過ぎているのだ。
ソファーに座って団欒している場合ではなく、そろそろ寝なくてはならない。
「一颯さん、もう寝ましょ?」
「俺は明日が休みだからまだ寝ないけど、恵里奈を寝かしつけなきゃね」
「…きゃっ、い、一颯さん!?」
お姫様抱っこをして、ベッドに連れて行かれた。ふんわりと優しく降ろされる。
掛け布団をめくりあげ、私を横たわらせた。
まとめていないサラサラの前髪をかきあげ、「恵里奈が寝るまで添い寝する」と言って私の真横にゴロンと寝転がる。腕枕をされて、軽く抱きしめられると一颯さんの心臓の音が聞こえてきた。
「……やっぱり、仕事は明日にしてこのまま寝ちゃおうかな?」
一颯さんはまとめる書類があるらしく、仕事をお持ち帰りしていた。
「……っん、」
私の髪の毛を撫で、頬にキスをした後に一颯さんは唇にキスをした。何も言わずにブラのホックを外し、舌を絡め合うキスをしたままで敏感な部分に触れて刺激を与えられる。
「…っふぁ、…きょ、今日はしませ、んって…!」
一颯さんを突き放そうとしたが、突起を舌でなぞられながら、ショーツの隙間から指を入れられた。私の身体は直ぐに反応して、潤いを持ち始める。一颯さんの指が出し入れされる度に卑猥な音が鳴り響く。
「一颯さん、もう…や、」
「嫌なら……止めようか?」
一颯さんは意地悪な顔をして、指を引き抜く。もう少しで与えられた快楽が弾けそうだったのに引き抜かれてしまい、思わず「やめ、ないで…」と言ってしまった。
「恵里奈、可愛い顔もっと見せて」
一颯さんは上半身を起こし、私の両足を広げると一気に奥深くまで、硬くなった一颯さん自身を貫いた。
「あっ、奥まで…入っ、てる…」
「気持ちい?」
「……う、ん…」
こじ開けるように私の中に入れられている一颯さん自身に徐々に反応するように、動かされる度に蜜が溢れ出し始めている。
「恵里奈、どの体制が好き?」
「わ、分かん、なっ…い」
「そう?」
一颯さん自身を一旦抜かれて、お尻を突き出すように体勢を変えられた。私は枕に顔を埋めて端っこを握りしめる。先程よりも奥深く入れられ、卑猥な音が部屋中に鳴り響く。
「……んぁ、」
初めての体勢に抗う事が出来ずに甘い声も大きくなりがちだった。そんな私に一颯さんは声を控える為か、二本の指を口内に入れて私に舐めさせた。クチュクチュと言う音と粘膜が擦れあっている音がいやらしく、私の身体の火照りは最高潮になっていた。
「い、ぶき…さん、終わる時は…キスしながらがいぃ…」
後ろからの快楽を解放された後、再び前を向かされたので、一颯さんの首の後ろに両手をかけてキスをせがんだ。
「そんなに煽るな。余裕が無くなる」
ゆっくりと一颯さん自身を私の中に戻した。先程とは違い、ゆっくりとしか動かして貰えずに歯痒く思った。
「………物足りなそうだな?」
「意地悪言わないで」
「じゃあ、このままでいい?それとも、こっち?」
急にズブッと奥深くまで動かされて、私の身体は仰け反った。答える間もなく、舌が絡み合うキスをされて激しく動かされた。
「っあ、ん。一颯さん、もう…!」
「……っ、」
一颯さんが果てたのと同時くらいに私の中が痙攣を起こし、キュウッとしている。
「……相変わらず、一颯さんはSですね」
行為が終わり、眠りに着く前にボソリと呟いた。
「そぉ?恵里奈ちゃんにはだいぶ優しくしてると思ってたけど?」
「じ、自覚がないって恐ろしい…」
総合的には優しい一颯さんだけれども、時として優しさの裏返しが現れる時があって、ベッドの中ではSっ気があり意地悪だ。
旅行から帰って来た日、一颯さんは寝不足を我慢していてベッドに横になると直ぐに寝息が聞こえてきた。仕事で疲れていたのに私に付き合ってくれて、五時間もない位の睡眠しか取れてなかったはずだ。次回は一颯さんの負担にならないようにしたい。
「一颯さんが寝不足気味だから当分の間はマンションに来ません!」
「何で?」
「何でって旅行から帰って来ても、ロクに睡眠取ってないじゃないですか!」
「五時間寝れば良くない?」
「ダメなんです!もっと寝て下さい!」
「恵里奈が来てくれないと眠れない…」
「私が行ったら夜更かしするからダメなんです!」
最近の一颯さんは仕事が忙しく、朝早く出ても夜が遅い。帰りは22時過ぎなんて当たり前だし、私が先に上がってマンションで待って居ても……一颯さんが私を構ってイチャイチャモードになってしまうからダメなんです!
夜更かしの原因は私にもあるから。
私も一颯さんに会いたいからと言って、連日お泊まりしてしまっていたが、一颯さんの体調を考えたら自粛しなくてはいけない。
「……一颯さんがお休みの前の日は今まで通りに泊まりに行きます。お休みが一緒になる日がまたあると良いですね」
「永久に休みたい…」
「それ、どんな我儘ですか!」
明日は一颯さんがお休みで、私も遅番だからマンションにお邪魔しているけれど時刻は既に午前0時を過ぎているのだ。
ソファーに座って団欒している場合ではなく、そろそろ寝なくてはならない。
「一颯さん、もう寝ましょ?」
「俺は明日が休みだからまだ寝ないけど、恵里奈を寝かしつけなきゃね」
「…きゃっ、い、一颯さん!?」
お姫様抱っこをして、ベッドに連れて行かれた。ふんわりと優しく降ろされる。
掛け布団をめくりあげ、私を横たわらせた。
まとめていないサラサラの前髪をかきあげ、「恵里奈が寝るまで添い寝する」と言って私の真横にゴロンと寝転がる。腕枕をされて、軽く抱きしめられると一颯さんの心臓の音が聞こえてきた。
「……やっぱり、仕事は明日にしてこのまま寝ちゃおうかな?」
一颯さんはまとめる書類があるらしく、仕事をお持ち帰りしていた。
「……っん、」
私の髪の毛を撫で、頬にキスをした後に一颯さんは唇にキスをした。何も言わずにブラのホックを外し、舌を絡め合うキスをしたままで敏感な部分に触れて刺激を与えられる。
「…っふぁ、…きょ、今日はしませ、んって…!」
一颯さんを突き放そうとしたが、突起を舌でなぞられながら、ショーツの隙間から指を入れられた。私の身体は直ぐに反応して、潤いを持ち始める。一颯さんの指が出し入れされる度に卑猥な音が鳴り響く。
「一颯さん、もう…や、」
「嫌なら……止めようか?」
一颯さんは意地悪な顔をして、指を引き抜く。もう少しで与えられた快楽が弾けそうだったのに引き抜かれてしまい、思わず「やめ、ないで…」と言ってしまった。
「恵里奈、可愛い顔もっと見せて」
一颯さんは上半身を起こし、私の両足を広げると一気に奥深くまで、硬くなった一颯さん自身を貫いた。
「あっ、奥まで…入っ、てる…」
「気持ちい?」
「……う、ん…」
こじ開けるように私の中に入れられている一颯さん自身に徐々に反応するように、動かされる度に蜜が溢れ出し始めている。
「恵里奈、どの体制が好き?」
「わ、分かん、なっ…い」
「そう?」
一颯さん自身を一旦抜かれて、お尻を突き出すように体勢を変えられた。私は枕に顔を埋めて端っこを握りしめる。先程よりも奥深く入れられ、卑猥な音が部屋中に鳴り響く。
「……んぁ、」
初めての体勢に抗う事が出来ずに甘い声も大きくなりがちだった。そんな私に一颯さんは声を控える為か、二本の指を口内に入れて私に舐めさせた。クチュクチュと言う音と粘膜が擦れあっている音がいやらしく、私の身体の火照りは最高潮になっていた。
「い、ぶき…さん、終わる時は…キスしながらがいぃ…」
後ろからの快楽を解放された後、再び前を向かされたので、一颯さんの首の後ろに両手をかけてキスをせがんだ。
「そんなに煽るな。余裕が無くなる」
ゆっくりと一颯さん自身を私の中に戻した。先程とは違い、ゆっくりとしか動かして貰えずに歯痒く思った。
「………物足りなそうだな?」
「意地悪言わないで」
「じゃあ、このままでいい?それとも、こっち?」
急にズブッと奥深くまで動かされて、私の身体は仰け反った。答える間もなく、舌が絡み合うキスをされて激しく動かされた。
「っあ、ん。一颯さん、もう…!」
「……っ、」
一颯さんが果てたのと同時くらいに私の中が痙攣を起こし、キュウッとしている。
「……相変わらず、一颯さんはSですね」
行為が終わり、眠りに着く前にボソリと呟いた。
「そぉ?恵里奈ちゃんにはだいぶ優しくしてると思ってたけど?」
「じ、自覚がないって恐ろしい…」
総合的には優しい一颯さんだけれども、時として優しさの裏返しが現れる時があって、ベッドの中ではSっ気があり意地悪だ。
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